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公開番号2024139360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050254
出願日2023-03-27
発明の名称投射材の製造方法及び表面処理方法
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C23C 26/00 20060101AFI20241002BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】投射材に含まれる対象粒子に関する機能を母材の表層に適切に付与できる投射材の製造方法及び表面処理方法を提供する。
【解決手段】投射材の製造方法は、コア粒子及び対象粒子を準備する工程と、コア粒子に対象粒子を静電気力により付着させて投射材を形成する工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コア粒子及び対象粒子を準備する工程と、
前記コア粒子に前記対象粒子を静電気力により付着させて投射材を形成する工程と、
を含む、投射材の製造方法。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記形成する工程は、
前記コア粒子と前記対象粒子とを回転容器内に収容する工程と、
前記回転容器を回転させ、前記コア粒子と前記対象粒子とを撹拌させる工程と、
を含む、請求項1に記載の投射材の製造方法。
【請求項3】
前記コア粒子と前記対象粒子とは、互いに異なる帯電特性を有する、請求項1又は2に記載の投射材の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の投射材の製造方法で製造された前記投射材を母材の表面に衝突させる工程を更に含む、表面処理方法。
【請求項5】
前記衝突させる工程は、前記投射材を前記母材に噴射する工程を含む、請求項4に記載の表面処理方法。
【請求項6】
前記噴射する工程において、0.01MPa以上0.3MPa以下の圧力で前記投射材を前記母材に噴射する、請求項5に記載の表面処理方法。
【請求項7】
前記噴射する工程において、エアブラスト装置により前記投射材を前記母材に噴射し、
前記コア粒子の平均粒子径は、5μm以上であり、
前記対象粒子の平均粒子径は、前記コア粒子の平均粒子径より小さい、請求項5に記載の表面処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、投射材の製造方法及び表面処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、メカニカルプレーティング用投射材を開示する。この投射材は、核となる鋼粒子を被着物質に相当する組成の亜鉛合金溶湯に投入して撹拌し、溶湯温度の降下に伴って半凝固状態となった時点でこれを取り出し、粉砕及び篩分けを行うことで製造される。当該製造方法により、鋼粒子の外周が亜鉛合金で被覆され、両者の界面付近にはFe-Zn合金層が形成された投射材が製造される。当該投射材を金属材料からなる被処理物の表面に衝突させることにより、被処理物の表面に亜鉛合金の耐食性皮膜を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-082322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の投射材にあっては、投射材を構成する各粒子の含有量に制約があるため、被処理物(母材)に付与する機能に応じた投射材の材料を選定できない場合がある。また、各粒子の材料によっては、投射材が形成された場合であっても、母材の表層に対して投射材が適切に埋め込まれない又は付着しない場合がある。よって、投射材に含まれる対象粒子に関する機能を母材の表層に適切に付与できる投射材の製造方法及び表面処理方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る投射材の製造方法は、コア粒子及び対象粒子を準備する工程と、コア粒子に対象粒子を静電気力により付着させて投射材を形成する工程と、を含む。
【0006】
本開示の他の側面に係る表面処理方法は、上述の投射材の製造方法で製造された投射材を母材の表面に衝突させる工程を更に含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、投射材に含まれる対象粒子に関する機能を母材の表層に適切に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る投射材の製造方法を含む表面処理方法のフローチャートである。
投射材の製造装置の正面側の一例を示す部分断面図である。
投射材の製造装置の側面側の一例を示す部分断面図である。
投射材を噴射するブラスト加工装置の一例を示す概要図である。
実施形態に係る投射材の製造方法及び表面処理方法に含まれる形成する工程のフローチャートである。
実施例に係る表面処理方法を実行した母材の断面の二次電子像の模式図である。
実施例に係る表面処理方法を実行した母材の表層の各測定点における元素分析結果である。
実施例に係る表面処理方法を実行した母材の温度特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の概要]
最初に、本開示の実施形態の概要を説明する。
【0010】
(条項1) 本開示の一側面に係る投射材の製造方法は、準備する工程と、形成する工程とを含む。準備する工程では、コア粒子及び対象粒子を準備する。形成する工程では、コア粒子に対象粒子を静電気力により付着させて投射材を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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