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公開番号2024136381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047478
出願日2023-03-24
発明の名称キャリアテープの巻取り方法
出願人信越ポリマー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 85/86 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 巻き緩みと反りの発生を抑制することのできるキャリアテープの巻取り方法を提供する。
【解決手段】 巻取リール1に長い帯形のキャリアテープ10を巻き取るキャリアテープの巻取り方法であり、キャリアテープ10よりも幅広の層間テープ20をキャリアテープ10と共に多層のトラバース巻きに巻き取り、層間テープ20を樹脂フィルム21としてそのキャリアテープ10から食み出た側部22を隣接するキャリアテープ10の側部に接触させて重ねる。樹脂フィルム21の側部22がキャリアテープ10の側部から食み出し、隣接するキャリアテープ10の側部に重なってキャリアテープ10の重ね巻きと同等の干渉連結効果を発揮するので、キャリアテープ10の姿勢の安定化が期待できる。したがって、キャリアテープ10の巻き緩みの発生を防ぐことができる他、キャリアテープ10に大きな反りの発生するおそれを有効に払拭することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
巻取リールにキャリアテープを巻き取るキャリアテープの巻取り方法であって、キャリアテープよりも幅広の層間テープをキャリアテープと共にトラバース巻きに巻き取り、層間テープのキャリアテープから食み出た側部を隣接するキャリアテープの側部に重ねることを特徴とするキャリアテープの巻取り方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
層間テープを、キャリアテープの表面に積層される樹脂フィルムとしてその厚さを20μm以上50μm以下とし、この樹脂フィルムの幅を、キャリアテープの幅の1.5倍以上3倍未満とする請求項1記載のキャリアテープの巻取り方法。
【請求項3】
樹脂フィルムの静摩擦係数を、JIS K7125:1999の摩擦係数試験方法に準拠して測定した場合に0.2以上とする請求項2記載のキャリアテープの巻取り方法。
【請求項4】
樹脂フィルムの表面粗さ(Ra)を、JIS B0601:2013に準拠して測定した場合に0.2μm以上とする請求項2又は3記載のキャリアテープの巻取り方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体や電子部品の収納、保管、搬送、輸送等に用いられるキャリアテープの巻取り方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電子部品を個々に収納し、保管、搬送、輸送等する場合には、ハンドリングしにくい小型の電子部品を効率的に取り扱ったり、電子部品の破損を未然に防いだり、あるいはできるだけ多くの電子部品を収納する観点から、キャリアテープが使用されている。
【0003】
この種のキャリアテープ10は、図3に示すように、巻取リール1にトラバース巻き(スパイラル巻き)される樹脂シート11と、この樹脂シート11の長手方向に連続して配列形成される複数のポケット13とを備え、樹脂シート11の側部長手方向に複数のスプロケット孔12が連続して配列形成されており、製造された後、巻取リール1にトラバース巻きに巻き取られて保管、搬送、輸送される(特許文献1、2参照)。
【0004】
キャリアテープ10を巻取リール1にトラバース巻きに巻き取る場合には、巻取リール1の巻芯4にキャリアテープ10をテープ幅程度分だけずらしながら張力を加えて多層の普通巻きUWに巻き取るが、テープ幅の狭いキャリアテープ10を巻取リール1にトラバース巻きに巻き取る場合には、長いキャリアテープ10を崩れにくく巻き取る観点から、普通巻きUWと重ね巻きOWとを交互に繰り返すことが少なくない。
【0005】
キャリアテープ10を、普通巻きUWと重ね巻きOWとを交互に繰り返してトラバース巻きする場合には、先ず、巻取リール1の巻芯4の一側板2寄りから他側板3方向に1層目のキャリアテープ10をテープ幅程度分だけずらしながら張力を加えて巻き取り、キャリアテープ10の一側部と他側部とを重ねることなく普通巻きする(図3参照)。こうして巻取リール1の他側板3付近まで1層目のキャリアテープ10を普通巻きしたら、キャリアテープ10の移動方向を反転させ、2層目のキャリアテープ10を横方向にずらしながら張力を加えて巻き取るが、この際、キャリアテープ10の他側部と一側部とを重ねて重ね巻きする(図4参照)。
【0006】
巻取リール1の一側板2付近まで2層目のキャリアテープ10を重ね巻きしたら、キャリアテープ10の移動方向を再度反転させ、3層目のキャリアテープ10をテープ幅程度分だけずらしながら張力を加えて巻き取るが、この際、1層目同様、キャリアテープ10を普通巻きUWに巻き取る。以下、これらの普通巻きUWと重ね巻きOWの巻き工程が交互に繰り返される(図5参照)ことにより、キャリアテープ10が多層のトラバース巻きに巻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2001‐247158号公報
特開平10‐059471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来におけるキャリアテープ10は、以上のようにトラバース巻きに巻き取られるが、輸送時の振動等により巻き緩みが発生することがある。この弊害を解消する手段としては、(1)キャリアテープ10に強い張力を加えて巻き取る方法、(2)キャリアテープ10をテープ幅以下でずらしながら図4に示す重ね巻きする方法があげられる。
【0009】
しかしながら、(1)の方法の場合には、巻き緩みの発生を防止することができるものの、キャリアテープ10に過度の張力が作用するので、キャリアテープ10に大きな反りが発生することがある。また、(2)の方法の場合には、隣接するキャリアテープ10の側部同士が重なって干渉するので、巻き緩みの発生を防ぐことができるが、キャリアテープ10に大きな反りの発生するおそれが少なくない。
【0010】
本発明は上記に鑑みなされたもので、巻き緩みと反りの発生を抑制することのできるキャリアテープの巻取り方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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