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公開番号2024135588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046360
出願日2023-03-23
発明の名称視力検査装置
出願人株式会社QDレーザ,国立大学法人山梨大学
代理人個人,個人
主分類A61B 3/024 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】周辺視力を容易に検査可能な視力検査装置を提供する。
【解決手段】視力検査装置は、被験者の周辺視力を検査する視力検査装置であって、レーザ光を生成する光源と、前記レーザ光を走査する走査ミラーとを有するレーザ照射部と、被験者の網膜に前記レーザ光によって投影する投影画像を前記レーザ照射部に生成させるとともに、前記投影画像上の所定の位置に前記レーザ照射部に検査用画像を生成させることによって、被検者の網膜の所定の位置に前記検査用画像を投影する制御を行う投影制御部とを含み、前記投影制御部は、前記被験者の視野の中心に相当する所定位置から外側にずれた所定の投影位置に前記レーザ照射部に前記検査用画像を投影させてから所定時間が経過する前に、前記レーザ照射部に前記検査用画像の投影を停止させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の周辺視力を検査する視力検査装置であって、
レーザ光を生成する光源と、前記レーザ光を走査する走査ミラーとを有するレーザ照射部と、
被験者の網膜に前記レーザ光によって投影する投影画像を前記レーザ照射部に生成させるとともに、前記投影画像上の所定の位置に前記レーザ照射部に検査用画像を生成させることによって、被検者の網膜の所定の位置に前記検査用画像を投影する制御を行う投影制御部と
を含み、
前記投影制御部は、前記被験者の視野の中心に相当する所定位置から外側にずれた所定の投影位置に前記レーザ照射部に前記検査用画像を投影させてから所定時間が経過する前に、前記レーザ照射部に前記検査用画像の投影を停止させる、視力検査装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記被験者が操作する操作入力部を有し、
前記操作入力部から入力された情報及び前記検査用画像の投影状態から、被験者の周辺視力を検査する、請求項1に記載の視力検査装置。
【請求項3】
前記視野の中心に対する前記所定の投影位置の画角を調整することで、前記被験者の視野の中心に相当する前記所定位置に対する前記所定の投影位置のずれを調整可能である、請求項1又は2に記載の視力検査装置。
【請求項4】
前記所定時間は、300ミリ秒未満である、請求項1又は2に記載の視力検査装置。
【請求項5】
前記所定時間は、250ミリ秒以上かつ400ミリ秒未満である、請求項1又は2に記載の視力検査装置。
【請求項6】
前記被検者の眼球を撮影する撮像部と、前記撮像部からの撮像データにより被験者の瞳孔の向きを検出する視線方向検出部とを備え、
前記視線方向検出部が、被験者の視線方向が被検者の視野の中心部から外れたことを検出したとき、再測定を行う、請求項1又は2に記載の視力検査装置。
【請求項7】
前記被検者の眼球を撮影する撮像部と、前記撮像部からの撮像データにより被験者の瞳孔の向きを検出する視線方向検出部とを備え、
前記視線方向検出部が、被験者の視線方向が被検者の視野の中心部内にあることを検出したときの検査結果に基づいて視力検査を行う、請求項1又は2に記載の視力検査装置。
【請求項8】
被験者の周辺視力を検査する視力検査方法であって、
光源がレーザ光を生成し、
走査ミラーを有するレーザ照射部が前記レーザ光を走査し、
投影制御部が被験者の網膜に前記レーザ光によって投影する投影画像を前記レーザ照射部に生成させるとともに、前記投影画像上の所定の位置に前記レーザ照射部に検査用画像を生成させることによって、被検者の網膜の所定の位置に前記検査用画像を投影する制御を行ない、
前記被験者の視野の中心に相当する所定位置から外側にずれた所定の投影位置に前記レーザ照射部に前記検査用画像を投影させてから所定時間が経過する前に、前記レーザ照射部に前記検査用画像の投影を停止させる、視力検査方法。
【請求項9】
操作入力部から入力された情報及び前記検査用画像の投影状態から、被験者の周辺視力を検査する、請求項8記載の視力検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、視力検査装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、視野検査のための指標が表示される画面と、被験者の視線方向を検出するカメラを有する視野測定システムがある。視野検査を行うためにカメラによって視線方向を検出することで、周辺視力を検査している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-502962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている従来の視野測定システム(視力検査装置)は、被験者の視線方向が正面を向いていることをカメラで検出できた状態で周辺視力を検出する。このため、被験者の視線方向が正面を向いていることを検出することが前提であり、周辺視力を容易に検出することは困難であった。
【0005】
そこで、周辺視力を容易に検査可能な視力検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施の形態の視力検査装置は、被験者の周辺視力を検査する視力検査装置であって、レーザ光を生成する光源と、前記レーザ光を走査する走査ミラーとを有するレーザ照射部と、被験者の網膜に前記レーザ光によって投影する投影画像を前記レーザ照射部に生成させるとともに、前記投影画像上の所定の位置に前記レーザ照射部に検査用画像を生成させることによって、被検者の網膜の所定の位置に前記検査用画像を投影する制御を行う投影制御部とを含み、前記投影制御部は、前記被験者の視野の中心に相当する所定位置から外側にずれた所定の投影位置に前記レーザ照射部に前記検査用画像を投影させてから所定時間が経過する前に、前記レーザ照射部に前記検査用画像の投影を停止させる。
【発明の効果】
【0007】
周辺視力を容易に検査可能な視力検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態の視力検査装置100の構成の一例を示す図である。
視力検査装置100の構成の一例を示すブロック図である。
制御部130の構成の一例を示す図である。
周辺視力の検査方法の一例を説明する図である。
視力検査装置100での周辺視力の検査結果の一例を示す図である。
視力検査装置100での周辺視力の検査結果の一例を示す図である。
視力検査装置100での周辺視力の検査結果の一例を示す図である。
比較用に視野の中心に検査用画像を表示して測定した視力の検査結果の一例を示す図である。
実施形態の変形例の視力検査装置200の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の視力検査装置を適用した実施の形態について説明する。
【0010】
<実施の形態>
視力は、黄斑部の視細胞の一種である錐体細胞による空間分解能を示しているが、黄斑周囲の網膜にも錐体細胞があり一定の視力(周辺視力)を有しているが、その正確な評価は困難であった。本実施形態の視力検査装置は、新しい測定アルゴリズムを用い眼鏡やコンタクトレンズなしでも、精度高く周辺視力を評価することができる新しい検査装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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