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公開番号
2024135497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023046210
出願日
2023-03-23
発明の名称
チェーンポール
出願人
株式会社ミツギロン
代理人
個人
,
個人
主分類
E01F
13/02 20060101AFI20240927BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】チェーン挿通孔に沿って、チェーンが摺動しないようにする。
【解決手段】本発明のチェーンポール100は、侵入防止用のチェーンAを掛け渡すために用いられ、鉛直方向に棒状に延びる支柱部1と、支柱部1の下端に連続し、支柱部を支持する基台部5とを備えている。支柱部1は、上端部に水平方向に貫通するチェーン挿通孔2を有し、チェーン挿通孔2は、貫通方向の中間部に底2a側から垂設される直棒状の係止棒3を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
侵入防止用のチェーンを掛け渡すためのチェーンポールであって、
鉛直方向に棒状に延びる支柱部と、
前記支柱部の下端に連続し、前記支柱部を支持する基台部と
を備え、
前記支柱部は、上端部に水平方向に貫通するチェーン挿通孔を有し、
前記チェーン挿通孔は、貫通方向の中間部に底側から垂設される直棒状の係止棒を有することを特徴とするチェーンポール。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記支柱部は、水平方向に対向する一対の凹部を有し、
前記チェーン挿通孔は、前記一対の凹部を連結するように設けられており、
前記凹部は、前記チェーン挿通孔の両端開口部の全高を含む高さを有し、前記チェーン挿通孔に垂直にかつ水平に延びるとともに両端が前記支柱部の側方に開放されている請求項1に記載のチェーンポール。
【請求項3】
前記支柱部、及び前記基台部は、樹脂により中空に設けられ
前記支柱部は、下端に設けられる中空筒状の雌ねじ部、又は雄ねじ部の一方を、前記基台部上端に垂設される中空筒状の雌ねじ部、又は雄ねじ部の他方に螺合して前記基台部に連結するよう構成されており、前記雌ねじ部は、径方向の内方へ突出する雌ねじの山部の終端に間隙をおいて内方へ突出する雌ねじ側ロック部を有し、
前記雄ねじ部は、前記間隙に収容されて前記雄ねじ部の前記雌ねじ部に対する回動を防止すべく径方向の外方へ突出する雄ねじ側ロック部を備えている請求項1に記載のチェーンポール。
【請求項4】
前記基台部の上端開口を塞ぐ中栓を有し、前記中栓は、周縁から外方へ延出する鍔部を含み、
前記支柱部は、内面から径方向の内方へ突出する鍔抑え用凸部を有し、
前記鍔部は、前記基台部上端と、前記鍔押さえ用凸部により挟持される請求項1に記載のチェーンポール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、人や車の侵入防止用チェーンをかけ渡すチェーンポールに関し、特に水平方向に貫通する貫通孔内にフックを有するチェーンポールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、進入禁止区域の周囲や通行禁止通路の入り口には、人や車の侵入を防止するためにチェーンをかけ渡すことが広く行われている(特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
例えば、特許文献1では、支柱本体上部に設けたT字状の庇の下に1対のフック(チェーン引掛用小柱部)を備えたチェーンポール(チェーンスタンド)が開示されている。特許文献1のようなチェーンポールは、フックの上方が開放されているため、チェーンがかけやすい一方で、チェーンポールが倒れた際などに、チェーンが外れやすいという問題がある。
【0004】
これに対し、特許文献2では、チェーンポール(車止め支柱)の水平方向に貫通する貫通孔(連結孔)に、チェーンを通すようにしたチェーンポールが開示されている。特許文献2のチェーンポールでは、貫通孔(連結孔)にチェーンを通すため、チェーンが外れないという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
登録実用新案第03190591号公報
特開2003-34914号公開公報
特許第3936948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2のチェーンポールでは、貫通孔内をチェーンが摺動するため、チェーンポールの一方側にチェーンを引っ張れば、チェーンが垂れ下がって通行禁止の用を足さなくなるという問題がある。
そこで本発明者らは、貫通孔内をチェーンが摺動することを防止すべく、貫通孔の内部にチェーンをかけるフックを設けることに想到する。
このように水平方向の貫通孔内にフックを備えるチェーンポールを開示したものとして特許文献3がある。特許文献3のチェーンポール(車止め支柱)は、水平な貫通孔内の両端近傍に貫通孔の天井に設けられる一対の鉤状のフック(係合杆)を備えている。特許文献3のチェーンポールは、貫通孔にチェーンを通して使用することを想定したものではないが、仮にチェーンを貫通孔に通そうとしても曲がり方向の異なる2つのフックにチェーンを係止することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、貫通孔内に設けたフックにチェーンが取り付けやすく、かつチェーンポールに対してチェーンが摺動しないチェーンポールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた発明は、侵入防止用のチェーンを掛け渡すためのチェーンポールであって、鉛直方向に棒状に延びる支柱部と、前記支柱部の下端に連続し、前記支柱部を支持する基台部とを備え、前記支柱部は、上端部に水平方向に貫通するチェーン挿通孔を有し、前記チェーン挿通孔は、貫通方向の中間部に底側から垂設される直棒状の係止棒を有することを特徴とする。
【0008】
このように、本発明のチェーンポールでは、チェーン挿通孔に鎖環を係止する係止棒を設けたので、チェーン挿通孔に通したチェーンがチェーン挿通孔の貫通方向に摺動することを防止できる。また係止棒をチェーン挿通孔の底側から上方へ突出するよう設けたので、上側から垂下するフックに係止する場合に比べ、係止棒からチェーンが外れにくい。さらに、係止棒を直棒状とし、これを垂設したので、チェーンが掛けやすく、またチェーン挿通孔の延びる方向のいずれの方向に摺動しようとしても、チェーンの鎖環が係止棒から外れにくい。また、係止棒からチェーンが外れてもチェーン挿通孔にチェーンが挿通されているので、チェーンがチェーンポールから外れることを防止できる。
【0009】
前記支柱部は、水平方向に対向する一対の凹部を有し、前記チェーン挿通孔は、前記一対の凹部を連結するように設けられており、前記凹部は、前記チェーン挿通孔の両端開口部の全高を含む高さを有し、前記チェーン挿通孔に垂直にかつ水平に延びるとともに両端が前記支柱部の側方に開放されていることが好ましい。こうすることで、チェーン挿通孔の貫通方向に対し左右に角度のある方向にチェーンを架け渡すことができる。
【0010】
前記支柱部、及び前記基台部は、樹脂により中空に設けられ、前記支柱部は、下端に設けられる中空筒状の雌ねじ部、又は雄ねじ部の一方を、前記基台部上端に垂設される中空筒状の雌ねじ部、又は雄ねじ部の他方に螺合して前記基台部に連結するよう構成されており、前記雌ねじ部は、径方向の内方へ突出する雌ねじの山部の終端に間隙をおいて内方へ突出する雌ねじ側ロック部を有し、前記雄ねじ部は、前記間隙に収容されて前記雄ねじ部の前記雌ねじ部に対する回動を防止すべく径方向の外方へ突出する雄ねじ側ロック部を備えていることが好ましい。
このように、支柱部と基台部とをねじにより結合することで、不使用時には支柱部と基台部を外して保管することができる。また、雄ねじ側ロック部を、雌ねじ部の山部の終端と雌螺子側ロック部の間隙に収容することで、支柱部の基台部に対する回動をロックできる。
(【0011】以降は省略されています)
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