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公開番号2024173275
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091596
出願日2023-06-02
発明の名称反射材付きボラード及び反射板
出願人日鉄神鋼建材株式会社
代理人個人
主分類E01F 13/02 20060101AFI20241205BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】歩行者が休息のためにつかまることが安全かつ容易な反射材付きボラード及び反射板を提供する。
【解決手段】車両の歩道への侵入を阻止する反射材付きボラード1において、支柱2を備え、支柱2の頂部に、直線状の直線部21bを設け、前記直線部21bに樹脂製の反射板3を取り付け、反射板3は、直線部21bに掛け止められる所定径の円柱状の把持部32と、この把持部32から垂下する垂下部33を有し、少なくとも垂下部33の一面に、反射材31を取り付ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の歩道への侵入を阻止する反射材付きボラードであって、
支柱を備え、前記支柱の頂部には、直線状の直線部が設けられ、前記直線部に樹脂製の反射板が取り付けられており、
前記反射板は、前記直線部に掛け止められる所定径の円柱状の把持部と、前記把持部から垂下する垂下部を有し、少なくとも前記垂下部の一面には、反射材が取り付けられ又は形成されていること
を特徴とする反射材付きボラード。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記支柱の頂部は、前記歩道側に水平面に対して傾斜する傾斜面が形成され、前記傾斜面の上端が直線状の前記直線部となっていること
を特徴とする請求項1に記載の反射材付きボラード。
【請求項3】
前記反射板は、前記把持部の一面にも反射材が取り付けられ又は形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の反射材付きボラード。
【請求項4】
樹脂製の反射板であって、
所定径の円柱状の把持部と、前記把持部から垂下する垂下部と、を備え、
少なくとも前記垂下部の一面には、反射材が取り付けられ又は形成されていること
を特徴とする反射板。
【請求項5】
前記把持部の一面にも反射材が取り付けられ又は形成されていること
を特徴とする請求項4に記載の反射板。
【請求項6】
背面に前記ボラードの支柱に嵌め込むための嵌合部が形成されていること
を特徴とする請求項4又は5に記載の反射板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の歩道への侵入を阻止するボラードに関し、詳しくは、車両のヘッドライトの光を反射して夜間における運転者からの視認性を向上させた反射材付きボラードに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
このような反射板付きボラードとしては、例えば、特許文献1には、反射材11が取り付けられた樹脂製のカバー材1で被覆された金属製の芯柱2が開示されている(特許文献1の請求項1、明細書の段落[0019]~[0026]、図面の図1~図3等参照)。
【0003】
このようなボラードは、車両の走行速度が低い道路脇に設置され、車両の衝突に対して抵抗しない設計であるN型ボラードと、車両の走行速度が比較的高い道路や交差点での多くの待機歩行者が予想される道路脇に設置され、車両の衝突に対して抵抗する設計であるH型ボラード(耐衝撃性ボラード)に大別される。さらに、H型ボラード(耐衝撃性ボラード)は、想定される衝突エネルギーに応じてH
C
種(衝突エネルギー85kJ以上)とH
B
種(衝突エネルギー140kJ以上)に分けられる。
【0004】
近年、交差点での右折車と直進車の事故に巻き込まれて多くの保育園児らが死傷した大津市の事故を一つの契機に、交差点の歩道で待機する歩行者等の保護対策に対するニーズも高まりつつあり、H型ボラード(耐衝撃性ボラード)への注目も集まっている。
【0005】
しかし、横断歩道等に面した交差点開口部等に設置されるH型ボラード(耐衝撃性ボラード)は、ガードパイプ等の車両用防護柵と比べてもレールで連結されていない分、強度的に不利であり、必然的に鋼管の厚さが増大するとともに、大径化し、圧迫感があるものとなる。
【0006】
また、H型ボラード(耐衝撃性ボラード)の高さは、バンパーとの兼合いから0.7m以上0.85m以下の所定の高さに定められており、65歳以上の高齢者の割合が増加してきている現状や歩行困難者が一定数いることを鑑みると、交差点で信号待ちの間に休憩等のため、歩行者がボラードの頂部につかまって休憩することも想定する必要がある。しかし、ボラードは、耐衝撃性や費用の面から鋼製とされることが殆どで、夏季には太陽の輻射熱で熱せられて熱くつかまることが困難で、火傷を起こすおそれもある。
【0007】
例えば、特許文献2には、地上に立設された支柱から横方向に水平部材が設けられ、この水平部材の表層にオレフィン系、スチレン系、又はゴム系の合成樹脂層で被覆された休憩用ポールが開示されている(特許文献2の請求項1、図面の図1等参照)。
【0008】
しかし、H型ボラード(耐衝撃性ボラード)は、歩道付近の交差点開口部等に設けられる関係上、水平部材を設けると通行の邪魔となる上、径が大きすぎると手で把持できず、つかまりにくいという問題もある。また、前述の特許文献1に記載のカバー材のように、支柱全体に被せることも考えられるが、ボラードの幅が増加し、さらに圧迫感が増すだけでなく、通行の邪魔でもある。
【0009】
さらに、つかまる部分を樹脂製にすると熱伝導率が低く熱く感じずつかまり易いとともに、火傷するおそれが低下するものの、紫外線による劣化が懸念され、一定期間経過後に交換することも考慮する必要があるが、特許文献1に記載の樹脂製のカバー材や特許文献2に記載の休憩用ポールは、交換することがあまり考慮されておらず、しかも交換する必要のある部分の面積が多く、交換コストが嵩むという問題もある。
【0010】
一方、特許文献3には、頂部に斜めに切り取られたような傾斜面が形成され、透明なカバーで覆われた車止めが開示されている(特許文献3の請求項1、明細書の段落[0031]~[0046]、図面の図1~図5等参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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