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公開番号
2024177667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-20
出願番号
2023095923
出願日
2023-06-10
発明の名称
ロードコーンおよびロードコーン・コーンバー連結構造
出願人
株式会社トップ
代理人
個人
主分類
E01F
13/02 20060101AFI20241213BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 ロードコーンからコーンバーの外れを防止する一方で、コーンバーをロードコーンに簡単に取り付けられること、必要に応じてロードコーンからコーンバーを容易に外すことも可能にするロードコーンやロードコーン・コーンバー連結構造を提供することにある。
【解決手段】 ロードコーン10には、コーン本体11の先端部側に斜め下方に延伸して係止部を構成する係止片20を備える。係止片20は、根元(コーン本体11との境目)あたりで折れ曲がり、コーン本体11の外周面へ当接可能に弾性変形する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円錐形保安器具であるロードコーンの先端部側にあって水平又は斜め下方に延伸しつつもロードコーンの外周面へ当接可能に弾性変形する係止部を備え、当該係止部は、隣り合うロードコーンどうしに架設するコーンバーのバー本体の両端に備えた環状の嵌込部を、ロードコーンの先端部に嵌め込んだ状態から外れないように係止することを特徴としたロードコーン。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
係止部は、帯状の係止片をロードコーンの先端部側の外周に1又は2以上備えることを特徴とした請求項1記載のロードコーン。
【請求項3】
開口されたロードコーンの頂部に差し込む内筒体に係止片を備え、ロードコーンの先端部側に当該係止片をロードコーン外へ突出する係止片用孔を設けることを特徴とした請求項2記載のロードコーン。
【請求項4】
ロードコーンの先端部側を被嵌し、係止部をロードコーンの外周面に当接させる被嵌体を備えることを特徴とした請求項1又は2記載のロードコーン。
【請求項5】
円錐形保安器具であるロードコーンの先端部側にあって水平又は斜め下方に延伸しつつもロードコーンの外周面へ当接可能に弾性変形する係止部と、隣り合うロードコーンどうしに架設するコーンバーのバー本体の両端に備えた環状の嵌込部と、を備え、ロードコーンの先端部に当該嵌合部を嵌め込んだ状態から、当該係止部が当該嵌合部を外れないように係止することを特徴としたロードコーン・コーンバー連結構造。
【請求項6】
係止部は、帯状の係止片をロードコーンの先端部側の外周に1又は2以上備えることを特徴とした請求項5記載のロードコーン・コーンバー連結構造。
【請求項7】
コーンバーの嵌込部が、その先端を分離可能な開閉構造にすることを特徴とした請求項5又は6記載のロードコーン・コーンバー連結構造。
【請求項8】
開口されたロードコーンの頂部に差し込む内筒体に係止片を備え、ロードコーンの先端部側に当該係止片をロードコーン外へ突出する係止片用孔を設けることを特徴とした請求項6記載のロードコーン・コーンバー連結構造。
【請求項9】
ロードコーンの先端部側を被嵌し、係止部をロードコーンの外周面に当接させる被嵌体を備えることを特徴とした請求項5又は6記載のロードコーン・コーンバー連結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、円錐形保安器具であるロードコーン(いわゆるカラーコーン:登録商標)と、隣り合うロードコーンどうしに架設するコーンバーに関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ロードコーンとコーンバーは、事故や工事などである特定の区域への立ち入りや侵入を防止・規制するための用具として用いられている。
従来、一般的なロードコーンとコーンバーは、円錐形のロードコーンの先端部側に、コーンバーの両端に設けられた環状の嵌込部を嵌め込むことで連結されている。
【0003】
しかし、円錐形の先端部側に環状の嵌込部を嵌め込むだけなので、ロードコーンからコーンバーが外れ易いという課題を有していた。
このため、この課題を解決するために特許文献1~3のような発明・考案が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6656737号公報
実用新案登録第3048692号公報
実用新案登録第3078897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
確かに、特許文献1~3のような発明・考案であれば、ロードコーンからのコーンバーの外れという課題は解決できるかもしれない。
しかしながら、特許文献1~3の発明・考案は、ロードコーンにコーンバーを取り付けた後にコーンバーを外れにくくするために、次のような欠点を有している。
(1)コーンバーをロードコーンへ取り付ける際にコーンバーを簡単には取り付けられない。詳しくは、特許文献1では、コーンバーを嵌め込むためにロードコーンを軸にしてコーンバーを回転させる必要がある。また、特許文献2及び3では、コーンバーを嵌め込むために溝部や隆起部を設けたロードコーンに力ずくでコーンバーを押し込む必要がある。
(2)コーンバーをロードコーンから取り外す際にコーンバーを簡単には外せない。詳しくは、上記(1)と同様に、特許文献1では、コーンバーを外すためにロードコーンを軸にしてコーンバーを回転させる必要がある。また、特許文献2及び3では、コーンバーを外すために溝部や隆起部を設けたロードコーンから力ずくでコーンバーを取り外す必要がある。
【0006】
これに対して、本願発明者は、ロードコーンからコーンバーの外れを防止する一方で、コーンバーをロードコーンに簡単に取り付けられること、必要に応じてロードコーンからコーンバーを容易に外すことも可能にするロードコーンやロードコーン・コーンバー連結構造の提供を目的として、本願発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の第1の発明は、円錐形保安器具であるロードコーンの先端部側にあって水平又は斜め下方に延伸しつつもロードコーンの外周面へ当接可能に弾性変形する係止部を備え、当該係止部は、隣り合うロードコーンどうしに架設するコーンバーのバー本体の両端に備えた環状の嵌込部を、ロードコーンの先端部に嵌め込んだ状態から外れないように係止することを特徴としたロードコーンである。
本願発明の第2の発明は、係止部が、帯状の係止片をロードコーンの先端部側の外周に1又は2以上備えることを特徴とした同ロードコーンである。
本願発明の第3の発明は、開口されたロードコーンの頂部に差し込む内筒体に係止片を備え、ロードコーンの先端部側に当該係止片をロードコーン外へ突出する係止片用孔を設けることを特徴とした同ロードコーンである。
本願発明の第4の発明は、ロードコーンの先端部側を被嵌し、係止部をロードコーンの外周面に当接させる被嵌体を備えることを特徴とした同ロードコーンである。
本願発明の第5の発明は、円錐形保安器具であるロードコーンの先端部側にあって水平又は斜め下方に延伸しつつもロードコーンの外周面へ当接可能に弾性変形する係止部と、隣り合うロードコーンどうしに架設するコーンバーのバー本体の両端に備えた環状の嵌込部と、を備え、ロードコーンの先端部に当該嵌合部を嵌め込んだ状態から、当該係止部が当該嵌合部を外れないように係止することを特徴としたロードコーン・コーンバー連結構造である。
本願発明の第6の発明は、係止部が、帯状の係止片をロードコーンの先端部側の外周に1又は2以上備えることを特徴とした同ロードコーン・コーンバー連結構造である。
本願発明の第7の発明は、コーンバーの嵌込部が、その先端を分離可能な開閉構造にすることを特徴とした同ロードコーン・コーンバー連結構造である。
本願発明の第8の発明は、開口されたロードコーンの頂部に差し込む内筒体に係止片を備え、ロードコーンの先端部側に当該係止片をロードコーン外へ突出する係止片用孔を設けることを特徴とした同ロードコーン・コーンバー連結構造である。
本願発明の第9の発明は、ロードコーンの先端部側を被嵌し、係止部をロードコーンの外周面に当接させる被嵌体を備えることを特徴とした同ロードコーン・コーンバー連結構造である。
【発明の効果】
【0008】
本願発明によれば、以下の効果を有する。
(1)ロードコーンに備えた係止部が、ロードコーンの先端部側にあって水平又は斜め下方に延伸しつつもロードコーンの外周面へ当接可能に弾性変形することによって、コーンバーの嵌込部をロードコーンの先端部に嵌め込む時には、嵌込部の動きに従って係止部がロードコーンの外周面へ当接するように折れ曲がる(弾性変形する)ので嵌込部の障害にならず、コーンバーをロードコーンに簡単に取り付けられる。また、嵌込部がロードコーンの先端部に嵌め込まれると、係止部はロードコーンの外周面から水平又は斜め下方に延伸する元の状態に戻り、嵌込部がロードコーンから外れようとする場合の障害になってコーンバーがロードコーンから外れなくなる。
(2)その一方で、コーンバーの嵌込部が、その先端を分離可能な開閉構造にすることで、嵌込部が環状の先端を分離して開放すれば、係止部が障害にならず簡単にロードコーンからコーンバーを外すことができる。
(3)また、開口されたロードコーンの頂部に差し込む内筒体に係止片を備え、ロードコーンの先端部側に当該係止片をロードコーン外へ突出する係止片用孔を設けることで、内筒体が開口されたロードコーンの頂部に差し込まれた状態では、係止片はコーンバー(の嵌込部)がロードコーンから外れようとする場合の障害になるが、内筒体をロードコーンの頂部から上方に移動させるだけで係止片(係止部)が係止片用孔に引き込まれる状態となり、係止片(係止部)が障害にならず簡単にロードコーンからコーンバーを外すことができる。
(4)さらに、ロードコーンの先端部側を被嵌し、係止部をロードコーンの外周面に当接させる被嵌体を備えることで、被嵌体がロードコーンの先端部側に被嵌して係止部(係止片)をロードコーンの外周面に当接させるので、係止片(係止部)が障害にならず簡単にロードコーンからコーンバーを外すことができる。
(5)ロードコーンの利点は、重ねて運搬・保管できるところにあるが、本願発明のロードコーンも係止部が弾性変形(ロードコーンの外周面へ当接するように折れ曲がる)するので、重ね合わせることが可能であり、ロードコーンの利点を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(1)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(2-1)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(2-2)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(3)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(4)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(5)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(6)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(7)。
本願発明のロードコーン・コーンバー連結構造を説明する説明図(8)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本願発明に係るロードコーン・コーンバー連結構造を、図面に基いて説明する。
図1は、本願発明に係るロードコーン・コーンバー連結構造の基本構造を図示したものである。
図示するように、ロードコーン10には、コーン本体11の先端部側に斜め下方に延伸して係止部を構成する係止片20を備える。係止片20は、根元(コーン本体11との境目)あたりで折れ曲がり、コーン本体11の外周面へ当接可能に弾性変形する。
(【0011】以降は省略されています)
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