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公開番号
2024166676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082918
出願日
2023-05-19
発明の名称
電動ローラ
出願人
酒井重工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01C
19/28 20060101AFI20241122BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】車両が意図しない動きをするのを防ぎ、消費電力を抑えることによってバッテリの稼働時間を向上することができる電動ローラを提供する。
【解決手段】電動ローラ1Dは、転圧輪用電動モータと、転圧輪用インバータと、電力を供給するバッテリと、前後進レバーの傾きに応じて転圧輪用インバータに信号を出力する制御部3Dと、を有し、内燃機関を備えておらず、転圧輪の動力源を前記バッテリのみとし、制御部3Dは、当該制御部3Dが起動し転圧輪用インバータが起動していない待機状態のスタンバイモードと、制御部3D及び転圧輪用インバータが起動するとともに前後進レバーが中立位置であることにより走行可能状態のレディモードと、を備え、レディモード中にパーキングブレーキが解除されており、かつ、前後進レバーが中立位置である状態が所定時間継続した場合、スタンバイモードに切り替わる。
【選択図】図30
特許請求の範囲
【請求項1】
前後にそれぞれ設置された一対の転圧輪と、
前記転圧輪を回転可能に支持する車体フレームと、
前記転圧輪を駆動させる転圧輪用電動モータと、
前記転圧輪用電動モータの回転数を制御する転圧輪用インバータと、
前記転圧輪用電動モータ及び前記転圧輪用インバータに電力を供給するバッテリと、
前後進レバーの傾きに応じて前記転圧輪用インバータに信号を出力する制御部と、を有し、
内燃機関を備えておらず、前記転圧輪の動力源を前記バッテリのみとし、
前記制御部は、
当該制御部が起動し前記転圧輪用インバータが起動していない待機状態のスタンバイモードと、前記制御部及び前記転圧輪用インバータが起動するとともに前記前後進レバーが中立位置であることにより走行可能状態のレディモードと、前記前後進レバーが前進位置又は後進位置であることによって前記転圧輪用電動モータが駆動し走行状態のランモードと、を備え、
前記レディモード中にパーキングブレーキが解除されており、かつ、前記前後進レバーが中立位置である状態が所定時間継続した場合、前記スタンバイモードに切り替わることを特徴とする電動ローラ。
続きを表示(約 63 文字)
【請求項2】
制御部は、前記所定時間を任意に設定することができることを特徴とする請求項1に記載の電動ローラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ローラに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、路面の締め固めを行う転圧車両(転圧ローラ)が開示されている。従来の転圧ローラは、一対の転圧輪と、車体フレームと、エンジンと、油圧ポンプと、走行用油圧モータと、を備えている。従来の転圧ローラは、エンジンにより油圧ポンプを駆動させ、その油圧によって走行用油圧モータを回転させて走行している。また、前後進レバーの入力量に応じて油の吐出力を調整することで、車両が加速、減速又は停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-149784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量ゼロを目指す脱炭素社会に向けた取り組みが世界的に行われている。しかし、従来の転圧ローラでは、エンジンを使用するため、化石燃料が消費され、CO
2
等の温室効果ガスも排出される。また、エンジンを使用することで騒音や排熱が大きくなるため、例えば、トンネル等の閉所でのオペレーターへの負担が増大するとともに、施工現場の作業環境(人、構造物、樹木等)へ与える悪影響も大きくなる。さらに、従来の転圧ローラでは、作動油漏れが発生したり、作動油の交換頻度が増加したりなどメンテナンス性が悪いという問題がある。
【0005】
また、転圧ローラを電動化する研究が行われている。研究中の電動ローラは、電動モータが無音であるため、走行可能なレディ状態であることをオペレーターが気付かずに、バッテリの電力が無駄に消費されるおそれがある。
また、エンジン車両の場合はエンジン音が発生するため走行可能状態であることが明瞭だが、電動ローラは無音であり、走行可能状態か待機状態かが直感的には分からない。よって、待機状態と思い込んだオペレーターの誤操作によって車両が意図しない動きをするおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、車両が意図しない動きをするのを防ぎ、消費電力を抑えることによってバッテリの稼働時間を向上することができるとともに、速度制御を容易に行うことができ、脱炭素社会への貢献、作業環境の改善及びメンテナンス性の向上を図ることができる電動ローラを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動ローラは、前後にそれぞれ設置された一対の転圧輪と、前記転圧輪を回転可能に支持する車体フレームと、前記転圧輪を駆動させる転圧輪用電動モータと、前記転圧輪用電動モータの回転数を制御する転圧輪用インバータと、前記転圧輪用電動モータ及び前記転圧輪用インバータに電力を供給するバッテリと、前後進レバーの傾きに応じて前記転圧輪用インバータに信号を出力する制御部と、を有し、内燃機関を備えておらず、前記転圧輪の動力源を前記バッテリのみとし、前記制御部は、当該制御部が起動し前記転圧輪用インバータが起動していない待機状態のスタンバイモードと、前記制御部及び前記転圧輪用インバータが起動するとともに前記前後進レバーが中立位置であることにより走行可能状態のレディモードと、前記前後進レバーが前進位置又は後進位置であることによって前記転圧輪用電動モータが駆動し走行状態のランモードと、を備え、前記レディモード中にパーキングブレーキが解除されており、かつ、前記前後進レバーが中立位置である状態が所定時間継続した場合、前記スタンバイモードに切り替わることを特徴とすることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、電動化により燃料の消費量及び温室効果ガスの排出量を実質的に無くすことができる。また、電動化により騒音を小さくすることができるとともに温室効果ガスの排出を実質的に無くすことができるため、オペレーターへの負担を軽減するとともに、作業環境の改善を図ることができる。また、作動油の交換等が不要になりメンテナンス性に優れる。また、転圧輪用インバータを備えることで速度制御を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、所定の条件下でレディモードからスタンバイモードに自動で切り替わるため、消費電力を抑えることによってバッテリの稼働時間を向上することができる。
また、本発明によれば、所定の条件下で走行不可状態であるスタンバイモードに自動で切り替わるため、オペレーターの誤操作で車両が意図しない動きをするのを防ぐことができる。
【0009】
また、前記制御部は、前記所定時間を任意に設定することができることが好ましい。
【0010】
本発明によれば、オペレーターの技能等に応じて所定時間を設定することが可能であるので、操作性及び消費電力の抑制を両立することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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