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公開番号
2024166672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082914
出願日
2023-05-19
発明の名称
電動ローラ
出願人
酒井重工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01C
19/26 20060101AFI20241122BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】車両の横転を防ぎ、速度制御を容易に行うことができるとともに、脱炭素社会への貢献、作業環境の改善及びメンテナンス性の向上を図ることができる電動ローラを提供する。
【解決手段】一対の転圧輪と、転圧輪を支持する車体フレームと、転圧輪を駆動させる転圧輪用電動モータと、転圧輪用電動モータの回転数を制御する転圧輪用インバータと、電力を供給するバッテリと、転圧輪用インバータに信号を出力する制御部3Dと、車両の傾きを検知する車両傾斜センサ302と、を有し、内燃機関を備えておらず、転圧輪の動力源をバッテリのみとし、制御部3Dは、車両傾斜センサ302の検知角度に応じた傾斜情報をオペレーターに報知するか、若しくは検知角度が所定の閾値を超えた場合に車両を緊急停止させる傾斜管理部301をさらに有することを特徴とする。
【選択図】図30
特許請求の範囲
【請求項1】
前後にそれぞれ設置された一対の転圧輪と、
前記転圧輪を回転可能に支持する車体フレームと、
前記転圧輪を駆動させる転圧輪用電動モータと、
前記転圧輪用電動モータの回転数を制御する転圧輪用インバータと、
前記転圧輪用電動モータ及び前記転圧輪用インバータに電力を供給するバッテリと、
前後進レバーの傾きに応じて前記転圧輪用インバータに信号を出力する制御部と、
車両の傾きを検知する車両傾斜センサと、を有し、
内燃機関を備えておらず、前記転圧輪の動力源を前記バッテリのみとし、
前記制御部は、前記車両傾斜センサの検知角度に応じた傾斜情報をオペレーターに報知するか、若しくは検知角度が所定の閾値を超えた場合に前記車両を緊急停止させる傾斜管理部をさらに有することを特徴とする電動ローラ。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記傾斜管理部は、前記車体フレームに設けられたディスプレイに前記傾斜情報を報知するディスプレイ傾斜情報報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の電動ローラ。
【請求項3】
前記傾斜管理部は、音の出力により前記傾斜情報を報知する音傾斜情報報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の電動ローラ。
【請求項4】
前記傾斜管理部は、前記車体フレームに設けられたディスプレイに前記傾斜情報を報知するディスプレイ傾斜情報報知、音の出力により前記傾斜情報を報知する音傾斜情報報知及び前記車両の緊急停止を、前記検知角度に応じて段階的に行うことを特徴とする請求項1に記載の電動ローラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ローラに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、路面の締め固めを行う転圧車両(転圧ローラ)が開示されている。従来の転圧ローラは、一対の転圧輪と、車体フレームと、エンジンと、油圧ポンプと、走行用油圧モータと、を備えている。従来の転圧ローラは、エンジンにより油圧ポンプを駆動させ、その油圧によって走行用油圧モータを回転させて走行している。また、前後進レバーの入力量に応じて油の吐出力を調整することで、車両が加速、減速又は停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-149784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量ゼロを目指す脱炭素社会に向けた取り組みが世界的に行われている。しかし、従来の転圧ローラでは、エンジンを使用するため、化石燃料が消費され、CO
2
等の温室効果ガスも排出される。また、エンジンを使用することで騒音や排熱が大きくなるため、例えば、トンネル等の閉所でのオペレーターへの負担が増大するとともに、施工現場の作業環境(人、構造物、樹木等)へ与える悪影響も大きくなる。さらに、従来の転圧ローラでは、作動油漏れが発生したり、作動油の交換頻度が増加したりなどメンテナンス性が悪いという問題がある。
【0005】
また、従来の車両では、オペレーターの操作方法や傾斜などの路面状況により車両が横転するおそれがある。さらに、従来の車両では、施工中に傾斜地に侵入した場合、オペレーターが車両角度の限界に気付きにくいという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、車両の横転を防ぎ、速度制御を容易に行うことができるとともに、脱炭素社会への貢献、作業環境の改善及びメンテナンス性の向上を図ることができる電動ローラを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動ローラは、前後にそれぞれ設置された一対の転圧輪と、前記転圧輪を回転可能に支持する車体フレームと、前記転圧輪を駆動させる転圧輪用電動モータと、前記転圧輪用電動モータの回転数を制御する転圧輪用インバータと、前記転圧輪用電動モータ及び前記転圧輪用インバータに電力を供給するバッテリと、前後進レバーの傾きに応じて前記転圧輪用インバータに信号を出力する制御部と、車両の傾きを検知する車両傾斜センサと、を有し、内燃機関を備えておらず、前記転圧輪の動力源を前記バッテリのみとし、前記制御部は、前記車両傾斜センサの検知角度に応じた傾斜情報をオペレーターに報知するか、若しくは検知角度が所定の閾値を超えた場合に前記車両を緊急停止させる傾斜管理部をさらに有することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、電動化により燃料の消費量及び温室効果ガスの排出量を実質的に無くすことができる。また、電動化により騒音を小さくすることができるとともに温室効果ガスの排出を実質的に無くすことができるため、オペレーターへの負担を軽減するとともに、作業環境の改善を図ることができる。また、作動油の交換等が不要になりメンテナンス性に優れる。また、転圧輪用インバータを備えることで速度制御を容易に行うことができる。また、傾斜管理部を備えることで、車両の横転を防ぐことができる。
【0009】
また、前記傾斜管理部は、前記車体フレームに設けられたディスプレイに前記傾斜情報を報知するディスプレイ傾斜情報報知を行うことが好ましい。
【0010】
本発明によれば、オペレーターに視覚的に傾斜情報を伝達し、車両の横転を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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