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公開番号2024135323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045949
出願日2023-03-22
発明の名称自動水栓及びキッチン
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E03C 1/05 20060101AFI20240927BHJP(上水;下水)
要約【課題】簡単な構造で満水時に正確に止水できる自動水栓を提供する。
【解決手段】検知対象との距離を検出するセンサ部と、吐水と止水とを切り替える切替部と、センサ部の検出結果に応じて前記切替部を制御する制御部と、を備える。制御部は、センサ部が検出する所定時間の距離の変動量が所定のしきい値よりも小さいときに止水に切り替えさせる自動止水モードを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検知対象との距離を検出するセンサ部と、
吐水と止水とを切り替える切替部と、
前記センサ部の検出結果に応じて前記切替部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記センサ部が検出する所定時間の距離の変動量が所定のしきい値よりも小さいときに前記止水に切り替えさせる自動止水モードを有する、自動水栓。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記自動止水モードのときに前記センサ部が検出する前記所定時間の距離の変動量が連続して複数回、前記しきい値よりも小さいときに前記止水に切り替えさせる、
請求項1に記載の自動水栓。
【請求項3】
前記制御部は、前記自動止水モードにおいて前記距離の変動量が所定の経過時間の間に前記しきい値よりも小さくなる前に前記距離の変動量が前記しきい値よりも大きくなり、前記距離の変動量が所定の前記経過時間の間に前記しきい値よりも小さくなる前記経過時間を前記所定時間として設定する、
請求項1に記載の自動水栓。
【請求項4】
前記制御部は、前記所定時間の距離の変動量が前記しきい値よりも小さくなる前の前記距離の変動量を、前記吐水される容器の断面積に応じて算出する、
請求項3に記載の自動水栓。
【請求項5】
前記制御部は、前記自動止水モードにおいて前記センサ部が検出する前記所定時間の距離の変動量が、前記吐水される容器の断面積に応じて設定された前記しきい値よりも小さいときに前記止水に切り替えさせる、
請求項1に記載の自動水栓。
【請求項6】
吐水口を有する吐水管を備え、
前記センサ部は、前記吐水管における前記吐水口よりも手前側に設けられる、
請求項1に記載の自動水栓。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自動水栓と、
シンクと、
を有し、
前記自動水栓の下端は、前記シンクにおける縁の上面に設けられているキッチン。
【請求項8】
前記自動水栓は、前記センサ部が前記上面の高さよりも下側の前記シンクの内部をセンシング可能な位置に設けられている、
請求項7に記載のキッチン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自動水栓及びキッチンに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
容器への吐水時に満水を検知して止水する自動水栓として、特許文献1が開示されている。特許文献1における自動水栓は、距離センサから2つの距離を同時に取得し、1つの距離が時間経過によって変化せず、もう1つの距離が時間経過によって短くなったときに、その短くなった距離を水面までの距離、変化しない距離を容器の淵までの距離と判定し、2つの距離差に基づいて自動止水し、意図しない長時間の吐水を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-66730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された装置は、複数の距離を同時検出可能なセンサを用いる必要があるとともに、容器と水面の距離を同時取得で精度を出すことが困難である。特許文献1に記載された装置は、液位の変化が必要であるため、容器が満水の状態では止水できない。特許文献1に記載された装置は、満水状態でなくても容器の上端と液面との距離差が小さいと正確に測定できない可能性がある。
【0005】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、簡単な構造で満水時に正確に止水できる自動水栓及び自動水栓を備えたキッチンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、検知対象との距離を検出するセンサ部と、吐水と止水とを切り替える切替部と、前記センサ部の検出結果に応じて前記切替部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサ部が検出する所定時間の距離の変動量が所定のしきい値よりも小さいときに前記止水に切り替えさせる自動止水モードを有する、自動水栓である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態の自動水栓を示す概略構成図である。
本開示の自動水栓を示す概略構成図である。
自動止水モードのフローチャートである。
吐水の経過時間と水位との関係を示す図である。
本開示の第2実施形態の自動水栓を示す概略構成図である。
第2実施形態に係る自動止水モードのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の自動水栓及びキッチンの実施の形態を、図1から図6を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
[自動水栓1の第1実施形態]
図1及び図2に示すように、第1実施形態の自動水栓1は、キッチン40のシンク等に設置されるものである。自動水栓1は、洗面所及び浴室等に設けられてもよい。自動水栓1は、電気駆動により、湯水の吐水と止水の切り替え及び温度調整が可能に構成されている。
【0010】
自動水栓1は、切替レバー2と、吐水管3と、電磁弁6と、センサ部10と、電磁弁制御部20と、を備えている。切替レバー2及び吐水管3は、下端がシンク7における縁の上面7Aに設けられている。切替レバー2は、手動操作によって湯水の吐水と止水の切り替え及び吐水における湯と水の切り替え等が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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