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公開番号2024135220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045795
出願日2023-03-22
発明の名称レーザースキャン装置、レーザースキャン方法およびレーザースキャン用プログラム
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20240927BHJP(測定;試験)
要約【課題】レーザースキャン装置に正対していない面に対するレーザースキャンを効率化する。
【解決手段】水平回転する水平回転部と、前記水平回転部に配置され、鉛直回転する光学系とを備えたレーザースキャン装置100であって、前記光学系において、パルス状のレーザースキャン光の発光および該レーザースキャン光の反射光の受光が行われ、前記水平回転の回転速度と前記鉛直回転の回転速度は、特定の値に初期設定され、前記レーザースキャン装置100を用いて路面200面のレーザースキャンを行う場合において、前記水平回転部は、前記初期設定された値よりも速く水平回転する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
水平回転する水平回転部と、
前記水平回転部に配置され、鉛直回転する光学系と
を備えたレーザースキャン装置であって、
前記光学系において、パルス状のレーザースキャン光の発光および該レーザースキャン光の反射光の受光が行われ、
前記水平回転の回転速度と前記鉛直回転の回転速度は、特定の値に初期設定され、
前記レーザースキャン装置を用いて水平面のレーザースキャンを行う場合において、
前記水平回転部は、前記初期設定された値よりも速く水平回転するレーザースキャン装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
当該レーザースキャン装置から水平方向で離れた前記水平面上の位置を位置P、
当該レーザースキャン装置から前記位置Pまでの水平距離をL、
当該レーザースキャン装置の前記水平面との鉛直方向における離間距離をh、
L>hとして、
前記水平面に対するレーザースキャンにおいて、
前記水平回転部の回転速度が(L/h)倍に調整される請求項1に記載のレーザースキャン装置。
【請求項3】
前記初期設定は、水平方向で正対する鉛直面において、当該レーザースキャン装置から見た水平な位置における前記水平回転の回転角の方向における前記パルス状のレーザースキャン光の反射点の間隔と、前記鉛直回転の回転角の方向における前記パルス状のレーザースキャン光の反射点の間隔とが均等になるように設定されている請求項2に記載のレーザースキャン装置。
【請求項4】
前記初期設定は、水平方向で正対する鉛直面において、当該レーザースキャン装置から見た水平な位置における前記水平回転の回転角の方向における前記パルス状のレーザースキャン光の反射点の間隔と、前記鉛直回転の回転角の方向における前記パルス状のレーザースキャン光の反射点の間隔との差が30%以内となるように設定されている請求項3に記載のレーザースキャン装置。
【請求項5】
水平回転する水平回転部と、
前記水平回転部に配置され、鉛直回転する光学系と
を備えたレーザースキャン装置を用いたレーザースキャン方法であって、
前記光学系9において、パルス状のレーザースキャン光の発光および該レーザースキャン光の反射光の受光が行われ、
前記水平回転の回転速度と前記鉛直回転の回転速度は、特定の値に初期設定され、
前記レーザースキャン装置を用いて水平面のレーザースキャンを行う場合において、
前記水平回転部を前記初期設定された値よりも速く水平回転させるレーザースキャン方法。
【請求項6】
水平回転する水平回転部と、
前記水平回転部に配置され、鉛直回転する光学系と
を備えたレーザースキャン装置を用いたレーザースキャンをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記光学系において、パルス状のレーザースキャン光の発光および該レーザースキャン光の反射光の受光が行われ、
前記水平回転の回転速度と前記鉛直回転の回転速度は、特定の値に初期設定され、
前記レーザースキャン装置を用いて水平面のレーザースキャンを行う場合において、
コンピュータに前記水平回転部を前記初期設定された値よりも速く水平回転させる制御を実行させるレーザースキャン用プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザースキャンの技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
水平回転部と鉛直回転部を組み合わせたレーザースキャン装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-056069号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、地上設置型の測量用のレーザースキャン装置において、水平方向の正対面(鉛直に立てた面)上で縦横比が1の格子状にスキャン点(スキャン光の反射点)が分布しているとする。上記正対面を対象とした場合、正対面までの距離が変化すると、スキャン点の縦横の間隔の比率は変わらず、間隔の値が変化する(近くでは狭く、遠くでは広くなる)。
【0005】
ところで、例えば、道路の測量において、水平面である路面のレーザースキャンを行う場合がある。この場合、鉛直スキャン方向におけるスキャン点の間隔は、距離が同じであっても正対面を対象に設定された値よりも大きくなる(この点の詳細な説明は、図1を参照して後述する)。他方において、当該路面上における鉛直スキャン方向に直交する方向のスキャン点の間隔は距離が同じであれば正対面を対象に設定された値とほぼ同じである。
【0006】
この結果、路面上におけるスキャン点の縦横の間隔のバランスが崩れ、路面上におけるスキャン点の密度は、鉛直スキャン方向において相対的に粗、鉛直スキャン方向に直交する方向(レーザースキャン装置から見て左右の方向:水平方向)において相対的に密となる。
【0007】
例えば、路面のレーザースキャンを行うに当たり、行政が定めた基準として、特定の寸法の正方区画に最低1点のスキャン点が必要といったものがある。この基準を満たすように鉛直スキャンの条件を定めた場合、鉛直スキャン方向に直交する方向におけるスキャン点の数が過剰になる。
【0008】
これは、無駄なデータを扱うことによるハードウェアの負担の増大、記憶領域の無駄な利用、消費電力の増大、処理時間の増大等を招き、作業の効率化の点で好ましくない。
【0009】
このような背景において、本発明は、レーザースキャン装置に正対していない面に対するレーザースキャンを効率化できる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、水平回転する水平回転部と、前記水平回転部に配置され、鉛直回転する光学系とを備えたレーザースキャン装置であって、前記光学系において、パルス状のレーザースキャン光の発光および該レーザースキャン光の反射光の受光が行われ、前記水平回転の回転速度と前記鉛直回転の回転速度は、特定の値に初期設定され、前記レーザースキャン装置を用いて水平面のレーザースキャンを行う場合において、前記水平回転部は、前記初期設定された値よりも速く水平回転するレーザースキャン装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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