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公開番号2024130940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040914
出願日2023-03-15
発明の名称車両後部構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 7/03 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡潔な構成でレーダ装置のレイアウトの自由度を向上させることが可能な車両後部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車両後部構造100は、車両のバックパネル102と、バックパネル102を覆うように取り付けられるリヤバンパ104と、車両のうちリヤバンパ104に覆われる範囲に設けられて電磁波を利用して他の車両を検知すれるレーダ装置112とを備える。当該車両後部構造100はさらに、バックパネル102の少なくとも車幅方向外側であって車両のリヤホイール108の後方に設けられてリヤバンパ104に覆われるリヤライニング110と、リヤライニング110の後方に設けられて電磁波を遮断可能な電磁波遮断部材128とを備える。レーダ装置112は、電磁波遮断部材128の後方に配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のバックパネルと、該バックパネルを覆うように取り付けられるリヤバンパと、該車両のうち該リヤバンパに覆われる範囲に設けられて電磁波を利用して他の車両を検知するレーダ装置とを備える車両後部構造において、
当該車両後部構造はさらに、
前記バックパネルの少なくとも車幅方向外側であって前記車両のリヤホイールの後方に設けられて前記リヤバンパに覆われるリヤライニングと、
前記リヤライニングの後方に設けられて前記電磁波を遮断可能な電磁波遮断部材とを備え、
前記レーダ装置は、前記電磁波遮断部材の後方に配置されること特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記車両後部構造はさらに、前記リヤライニングの後方に設けられて前記電磁波遮断部材が取り付けられるカバー部材を備え、
前記カバー部材は、前記リヤライニングのうち前記リヤホール側の壁面部から後方に離間して設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
【請求項3】
前記リヤライニングの車幅方向外側の端部は、前記リヤバンパの車幅方向外側の端部に接合されていて、
前記電磁波遮断部材の車幅方向外側の端部は、前記リヤライニングの端部と前記リヤバンパの端部とに挟持されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両後部構造。
【請求項4】
前記レーダ装置は、車両後方から見て前記電磁波遮断部材の範囲内に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両後部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年の車両は、後方から接近する他の車両をレーダ装置によって検知し、所定の表示や音によって運転者に知らせる機能を搭載している場合がある。このようなレーダ装置は、主にリヤバンパの内側に設置されている。例えば、特許文献1の図2には、リヤバンパ6の内側に設けたレーダ装置4が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/144150号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、段落0024および図3等に記載されているように、後車輪2を誤検知しないように、リヤバンパ6の内側に遮蔽板7が設けられている。しかしながら、リヤバンパ6から延びる遮蔽板7によってリヤエンドパネル5との間を完全に塞ぐことは難しく、例えば後車輪2の後方の範囲は後車輪2に送信波が直線的に届くため、レーダ装置4の設置可能な範囲は制限されるおそれがある。また、遮蔽板7のような構造物をリヤバンパと一体に設けることは、当該検知機能を有する車両と有さない車両とでリヤバンパの仕様を異ならせる必要が生じるため、コスト増大を招くおそれがある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成でレーダ装置のレイアウトの自由度を向上可能な車両後部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両後部構造の代表的な構成は、車両のバックパネルと、バックパネルを覆うように取り付けられるリヤバンパと、車両のうちリヤバンパに覆われる範囲に設けられて電磁波を利用して他の車両を検知すれるレーダ装置とを備える車両後部構造において、当該車両後部構造はさらに、バックパネルの少なくとも車幅方向外側であって車両のリヤホイールの後方に設けられてリヤバンパに覆われるリヤライニングと、リヤライニングの後方に設けられて電磁波を遮断可能な電磁波遮断部材とを備え、レーダ装置は、電磁波遮断部材の後方に配置されること特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡潔な構成でレーダ装置のレイアウトの自由度を向上可能な車両後部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施例に係る車両後部構造の概要を示した図である。
図1の車両後部構造を別方向から示した図である。
図2(b)のリヤライニングの構成を示した図である。
本発明の第2実施例に係る車両後部構造の概要を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両後部構造は、車両のバックパネルと、バックパネルを覆うように取り付けられるリヤバンパと、車両のうちリヤバンパに覆われる範囲に設けられて電磁波を利用して他の車両を検知すれるレーダ装置とを備える車両後部構造において、当該車両後部構造はさらに、バックパネルの少なくとも車幅方向外側であって車両のリヤホイールの後方に設けられてリヤバンパに覆われるリヤライニングと、リヤライニングの後方に設けられて電磁波を遮断可能な電磁波遮断部材とを備え、レーダ装置は、電磁波遮断部材の後方に配置されること特徴とする。
【0010】
上記のリヤライニングは、リヤホイールのホイールハウスの内側を形成する部材である。上記構成によれば、リヤライニングの後方の電磁波遮断部材によってリヤホイールに向かう電磁波を遮断できるため、レーダ装置がリヤホイールの駆動を検知することを防ぎ、リヤホイールの後方の範囲にもレーダ装置を問題なく設置することができる。よって、上記構成によれば、簡潔な構成でレーダ装置の設置可能な範囲をバックパネルの車幅方向外側にまで広げることができ、レーダ装置のレイアウトの自由度を向上させることが可能になる。また、リヤバンパに部位や部材の追加が無いため、リヤバンパの構成を変更する必要が無く、リヤバンパの組付作業やコストへの影響を避けることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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