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公開番号
2024130003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039460
出願日
2023-03-14
発明の名称
回転体移動量検出装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
G01D
5/245 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約
【課題】回転体の軸方向における移動量を精度よく検出することが可能な回転体移動量検出装置を提供する。
【解決手段】この回転体移動量検出装置100は、軟磁性体である円板部11を含む回転体10と、円板部11に対してZ方向(軸方向)に対向するように配置された磁石30と、Z方向において円板部11と磁石30との間に配置され、回転体10のZ方向における移動量の検出に用いられる磁場を検出するための磁気センサ40と、を備える。そして、円板部11は、磁石30に対してZ方向に対向するように配置されるとともに、Z方向において磁気センサ40側に突出する突出部11aを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転体の軸方向における移動量を検出する回転体移動量検出装置であって、
軟磁性体である円板部を含む前記回転体と、
前記円板部に対して前記軸方向に対向するように配置された磁石と、
前記軸方向において前記円板部と前記磁石との間に配置され、前記回転体の前記軸方向における移動量の検出に用いられる磁場を検出するための磁気センサと、
を備え、
前記円板部は、前記磁石に対して前記軸方向に対向するように配置されるとともに、前記軸方向において前記磁気センサ側に突出する突出部を含む、回転体移動量検出装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記突出部は、前記円板部において周方向に沿うように周状に形成されており、
前記磁石は、前記軸方向から見て、前記周状の突出部と周状にオーバラップする円弧形状を有する、請求項1に記載の回転体移動量検出装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記円板部の全周に亘って形成されている、請求項2に記載の回転体移動量検出装置。
【請求項4】
前記回転体としてのデファレンシャルギヤの出力軸の前記軸方向における移動量を検出する、請求項1に記載の回転体移動量検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転体移動量検出装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、回転体の移動量を検出する回転体移動量検出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、回転部材(回転体)の周囲に形成される磁場の変化に基づいて、回転部材の回転角度(回転方向における移動量)を検出する回転検出装置(回転体移動量検出装置)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-37243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1には記載されていないが、回転体の軸方向における移動量を検出する回転体移動量検出装置として、軟磁性体である円板部を含む回転体と、円板部に対して軸方向に対向するように配置された磁石と、軸方向において円板部と磁石との間に配置され、回転体の軸方向における移動量の検出に用いられる磁場を検出するための磁気センサと、を備える構成が一般的である。このような回転体移動量検出装置では、磁石により形成される磁場が円板部の広範囲に向かって発散しやすい。この場合、軸方向において円板部と磁石との間に配置された磁気センサにより検出される磁場の変化の検出精度が低下しやすい。すなわち、回転体の軸方向における移動量の検出精度が低下しやすい。このため、回転体の軸方向における移動量を精度よく検出することが可能な回転体移動量検出装置が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、回転体の軸方向における移動量を精度よく検出することが可能な回転体移動量検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における回転体移動量検出装置は、回転体の軸方向における移動量を検出する回転体移動量検出装置であって、軟磁性体である円板部を含む前記回転体と、円板部に対して軸方向に対向するように配置された磁石と、軸方向において円板部と磁石との間に配置され、回転体の軸方向における移動量の検出に用いられる磁場を検出するための磁気センサと、を備え、円板部は、磁石に対して軸方向に対向するように配置されるとともに、軸方向において磁気センサ側に突出する突出部を含む。
【0008】
この発明の一の局面における回転体移動量検出装置では、上記のように、円板部は、磁石に対して軸方向に対向するように配置されるとともに、軸方向において磁気センサ側に突出する突出部を含む。これにより、突出部と磁石との間の軸方向における距離が、円板部のうちの突出部の周囲の部分と磁石との間の軸方向における距離と比較して小さくなるので、円板部が突出部を含まない場合と比較して、磁石により形成される磁場を円板部のうちの突出部に向かう方向に集中させやすくすることができる。これにより、円板部が突出部を含まない場合と比較して、軸方向において円板部と磁石との間に配置された磁気センサにより検出される磁場の変化の検出精度を向上させることができる。その結果、回転体の軸方向における移動量を精度よく検出することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上記のように、回転体の軸方向における移動量を精度よく検出することが可能な回転体移動量検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態による回転体移動量検出装置を示した斜視図である。
本発明の一実施形態による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を示した斜視断面図である。
本発明の一実施形態による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を周方向に見た断面図である。
本発明の一実施形態による回転体移動量検出装置の磁石を軸方向から見た図である。
本発明の一実施形態による回転体移動量検出装置の回転体がデファレンシャルギヤの出力軸となることを示した模式図である。
本発明の第1変形例による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を周方向に見た断面図である。
本発明の第2変形例による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を周方向に見た断面図である。
本発明の第3変形例による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を周方向に見た断面図である。
本発明の第4変形例による回転体移動量検出装置の磁石、磁気センサおよび突出部を周方向に見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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