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公開番号2024129764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023056595
出願日2023-03-13
発明の名称二次電池繰返パルス放電器用基板
出願人個人
代理人
主分類G01R 31/396 20190101AFI20240919BHJP(測定;試験)
要約【課題】FETを用いた定電流回路において脈流が発生せず,経時変化の少ない安定した電流出力を得たい。
【解決手段】OPアンプの反転入力端子に入力抵抗,および出力端子と反転入力端子間にキャパシタを接続した積分器により脈流が消失し,アキシャル形状の当該入力抵抗を基板に垂直取り付けると,抵抗のリード線が従来のチェック端子代替となりチェック端子も不要となった。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
FETゲート電圧を規定するためのトリマによる電圧設定器出力とマイクロコントローラモジュール(13)により制御されるDACによる電圧設定器出力をジャンパ線J1,J2により切り換えてOPアンプに入力する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前項DAC出力に4.7kΩ以下の負荷抵抗を付加し,DACとOPアンプ間に誘起された配線ノイズを低減する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項3】
ロータリエンコーダを前項DACの入力設定器とし,マイクロコントローラモジュール(13)のDIにロータリエンコーダの出力を入力する。DIをプルアップインプットとして,外部プルアップ抵抗および出力抵抗を省略する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項4】
前項ロータリエンコーダ出力カウント数をDAC入力値とし,その値と相当負荷電流値をLCDに並示する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項5】
SW2のオンオフをマイクロコントローラモジュール(13)のDIに入力して,LCDによる測定経過表示と負荷電流設定表示を切替える二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項6】
DCファンをオンオフするSW4をオフにしたまま,当該DCファンにコネクタ接続CN2により別電源12V(B)を供給して誘起されるDCファンノイズを分離する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項7】
FETと隣接して設置する過熱防止サーモスタットTHSをコネクタCN1により仮接続し,適切な作動温度のサーモスタットを選択試験を容易にした二次電池パルス負荷耐久試験器回路用基板。
【請求項8】
マイクロコントローラモジュール(13)によるパルス負荷とマイクロコントローラモジュール(13)に依存しない連続定電流負荷とを切換えるためのSW1(スライドSWもしくはトグルSW)を具備する二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項9】
OPアンプによるコンパレータ出力に0.01uF以上,0.1uF以下のキャパシタを接続し,その他端を反転入力端子に接続し,その入力抵抗を100Ω以上1kΩ以下とし,積分効果により負荷電流を安定化させた二次電池繰返パルス放電器回路用基板。
【請求項10】
アキシャル抵抗を回路基板に垂直取り付け,長い方のリード端子線をICクリップもしくはワニ口クリップにより引掛け,DSO等の電子測定器による測定を容易にした二次電池繰返パルス放電器回路用基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はマイクロコントローラモジュールにより時間制御されたアナログSW,OPアンプにより電流制御されたFETを用いて繰返パルス電流負荷を二次電池に印加し,その電圧低下をADCにより測定する。主たる目的は商用二次電池および研究試作二次電池のための繰返パルス負荷耐久加速試験である。連続負荷として使用すると,従来の電子負荷装置にもなる。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
面実装DACチップを2.54mmピッチ端子に変換したモジュールが市販されている。搭載チップはMicrochip社のMCP4725である(https://ww1.microchip.com/downloads/en/devicedoc/22039d.pdf)。その出力温度係数は高々2ppm/℃に過ぎない。一方,トリマを使用した場合,トリマの温度係数は100ppm/℃もある。例えばArduino Nanoのようなマイクロコントローラモジュールだと,MCP4725の駆動ライブラリが公開されている。Arduino NanoはArduino SRL社(イタリア)の登録商標である。
【0003】
OPアンプは反転入力端子と非反転入力端子電圧を比較するコンパレータ機能の他に出力端子と反転入力端子間にキャパシタを接続し,積分回路としても用いられる。
【0004】
Arduinoに対応したLCDが市販され,そのライブラリも公開されている。
【0005】
インクリメンタル式ロータリエンコーダのArduino向けライブラリが公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願2022-86428
【非特許文献】
【0007】
2022年電気学会電子・情報・システム部門大会 GS1-5繰返パルス負荷放電器の製作:二次電池サイクル寿命評価のための
【0008】
岡村廸夫著「OPアンプ回路の設計」p.149CQ出版
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
屋外設置のワイヤレスセンサは電池交換の煩雑さを避けるため,1年以上の電池寿命が期待されている。電池損耗を避けるために発報時のみ間欠動作する。昼夜問わず繰返試験を加速しても,その間に季節も変わる。季節あるいは日夜温度変化に伴う負荷電流のドリフトが少ない試験器が望ましい。
【0010】
研究室あるいは試験室の空調を止めると寒冷地だと厳冬期,夜間の室温は摂氏零度近くまで下がる。他方,猛暑日の休日には40℃近くまで上昇する。室温の日較差は20℃程度になる。日毎の温度ドリフトも低減したい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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