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公開番号2024135702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046514
出願日2023-03-23
発明の名称ガスセンサ
出願人日本碍子株式会社
代理人個人
主分類G01N 27/409 20060101AFI20240927BHJP(測定;試験)
要約【課題】外部からの衝撃によって把持部材の把持位置が移動して把持力が低下する可能性を抑制する。
【解決手段】本発明の一側面に係るガスセンサにおいて、筒状体の開口端とは反対側にチューブがはみ出すように、係る筒状体の外周面のうち前記チューブで覆われた部分を把持する把持部材は、前記筒状体に形成された1つ以上の加締め部のうち、前記開口端に最も近い加締め部の、前記チューブによって覆われた外周面を、把持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
センサ素子と、
前記センサ素子が内部に配置され、開口端が形成された筒状体と、
前記センサ素子と電気的に導通し、前記筒状体の内部から前記開口端を通過して外方に延びるリード線と、
前記開口端を含む前記筒状体の端部の外周面と、前記リード線のうち前記開口端から外方に延びる部分と、を覆うチューブと、
前記開口端とは反対側に前記チューブがはみ出すように、前記筒状体の外周面のうち前記チューブで覆われた部分を把持する把持部材と、
を備え、
前記筒状体の前記開口端が形成されている側には、
それぞれ、前記筒状体の軸方向に沿って前記筒状体の径が連続的に変化する、2つの傾斜部分と、
前記軸方向において前記2つの傾斜部分の間に配置され、前記軸方向に沿って前記筒状体の径が一定である底部分と、
を含む加締め部が、1つ以上形成されており、
前記把持部材は、前記1つ以上の加締め部のうち、前記軸方向において前記開口端に最も近い加締め部の、前記チューブによって覆われた外周面を、把持し、
前記把持部材により把持される前記加締め部の含む前記2つの傾斜部分のそれぞれにおいて、
(A)前記傾斜部分と、前記底部分を前記傾斜部分の側に延長した面との間の角度、
または、
(B)前記傾斜部分と前記底部分との接点における前記傾斜部分の接線に平行な面と、前記底部分を前記傾斜部分の側に延長した面との間の角度
は、30°以上、かつ、90°未満である、
ガスセンサ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記把持部材の前記軸方向の長さは、前記把持部材により把持される前記加締め部の前記軸方向の長さ以下である、
請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記筒状体の、前記加締め部が形成されていない部分の径は、前記把持部材により把持される前記加締め部の、前記底部分における前記筒状体の径よりも、0.5mm以上大きい、
請求項1または2に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記開口端における、前記筒状体の外周面には、R面取りが施されている、
請求項1または2に記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車の排気ガス等の被測定ガスにおける酸素やNO
x
などの特定ガスの濃度を検出するガスセンサが知られている。例えば、下掲の特許文献1には、センサ素子が内部に配置され開口端が形成された筒状体と、前記センサ素子と電気的に導通し、前記筒状体の内部から前記開口端を通過して外方に延びるリード線と、前記開口端を含む前記筒状体の端部の外周面と、前記リード線のうち前記開口端から外方に延びる部分と、を覆うチューブと、前記開口端とは反対側に前記チューブがはみ出すように、前記筒状体の外周面のうち前記チューブで覆われた部分を把持する把持部材と、を備えたガスセンサが開示されている。特許文献1に開示のガスセンサにおいて、前記筒状体の前記開口端側には、縮径状に加締められた加締め部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-172515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本件発明者らは、特許文献1に開示されるような従来のガスセンサについて、以下の問題を見出した。すなわち、本件発明者らは、外部からの衝撃によって前記把持部材の把持位置が前記ガスセンサの軸方向に移動した場合、前記把持部材の把持力が低下し得るという問題を見出した。
【0005】
図5は、従来のガスセンサCSの要部を模式的に示す拡大断面図である。具体的には、図5は、従来のガスセンサCSの、前記開口端側(以下、「後端側」とも称する)の詳細を示す。図5において、紙面左右方向が、従来のガスセンサCSの軸方向(長手方向)であり、紙面左側が先端側、紙面右側が後端側である。図5に例示するように、従来のガスセンサCSは、軸を有し、長手方向(軸方向)に沿って延びるように構成されており、長手方向のそれぞれの端として先端および後端を有している。長手方向の一方の端が先端、他方の端が後端である。図5の例では、従来のガスセンサCSは、従来のガスセンサCSの先端が左方向を向き、従来のガスセンサCSの後端が右方向を向くように配置されている。
【0006】
図5に例示するように、従来のガスセンサCSにおいて、筒状体40の後端側には、縮径状に加締められた加締め部431が形成されている。図5に示す例では、筒状体40の後端側に、2つの加締め部431が形成されており、具体的には、加締め部431(1)および加締め部431(2)が形成されている。以下の説明において、加締め部431(1)および加締め部431(2)のそれぞれを区別する必要がない場合には、単に「加締め部431」と記載することがある。また、複数の加締め部431のそれぞれを区別する場合には、部材番号「431」の後に「(1)」、「(2)」、「(3)」、・・・、「(n)」、「(n+1)」を付して、それぞれを区別する。「n」は「1」以上の整数とする。
【0007】
係る構成を備える従来のガスセンサCSにおいて、把持部材10は、図5に例示するように、チューブ70によって覆われた筒状体40の外周面であって、山部439の外周面を把持していることがある。山部439は、筒状体40の後端側の、加締め部431が形成されている部分以外の部分であり、加締め部431が形成されていない部分と捉えることもできる。図5に示す例では、山部439は、軸方向において加締め部431(1)と加締め部431(2)との間の部分である。
【0008】
本件発明者らは、従来のガスセンサCSにおいて、把持部材10が、筒状体40の山部439の外周面を把持している場合、以下の問題が発生し得ることを見出した。すなわち、外部からの衝撃によって把持部材10の把持位置が軸方向に移動した場合、特に、図5に例示するように、把持位置が、山部439の外周面から、加締め部431の外周面へと移動した場合、把持部材10の把持力が低下し得るという問題を見出した。
【0009】
本発明は、一側面では、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、外部からの衝撃によって把持部材の把持位置が移動して把持力が低下する可能性を抑制したガスセンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

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