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公開番号
2025079666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192487
出願日
2023-11-10
発明の名称
熱処理システム
出願人
日本碍子株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F27B
9/38 20060101AFI20250515BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】熱処理システムでの匣鉢の処理量を増やすことができる技術を開示する。
【解決手段】熱処理システムは、熱処理炉と、リターンラインと、処理部と、を備えている。前記リターンラインは、第1処理ラインと、前記第1処理ラインと並列に配置されており、第2処理ラインと、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの上流に配置されている入口ラインと、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの下流に配置されている出口ラインと、を備えている。前記処理部は、前記第1処理ライン上の前記匣鉢を処理する第1処理装置と、前記第2処理ライン上の前記匣鉢を処理する第2処理装置と、を備えている。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、
前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、
前記リターンラインに配置されており、前記リターンライン上の前記匣鉢を処理する処理部と、を備えており、
前記リターンラインは、
前記匣鉢が送られる第1処理ラインと、
前記第1処理ラインと並列に配置されており、前記匣鉢が送られる第2処理ラインと、
前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの上流に配置されている入口ラインと、
前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの下流に配置されている出口ラインと、を備えており、
前記処理部は、
前記第1処理ライン上の前記匣鉢を処理する第1処理装置と、
前記第2処理ライン上の前記匣鉢を処理する第2処理装置と、を備えている、熱処理システム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記第1処理ラインは、前記第2処理ラインに対して略平行に配置されている、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項3】
前記第1処理ラインは、前記入口ラインと前記出口ラインのそれぞれに対して略直交して配置されており、
前記第2処理ラインは、前記入口ラインと前記出口ラインのそれぞれに対して略直交して配置されている、請求項2に記載の熱処理システム。
【請求項4】
前記第1処理ラインの長さは、前記第2処理ラインの長さと略同一である、請求項2に記載の熱処理システム。
【請求項5】
前記第1処理装置と前記第2処理装置のそれぞれは、前記匣鉢を反転させて前記匣鉢内の被処理物を回収する回収装置と、前記匣鉢を清掃する清掃装置と、前記匣鉢内に前記被処理物を充填する充填装置と、前記匣鉢内の前記被処理物の表面を均す表面均し装置と、を含む群から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の熱処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、熱処理システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱処理システムが開示されている。熱処理システムは、熱処理炉と、リターンラインと、処理装置と、を備えている、熱処理炉は、複数の匣鉢が搬入口から搬出口に向けて搬送される内部空間を有する。リターンラインは、熱処理炉の外部に配置されており、複数の匣鉢を搬出口から搬入口まで送る。処理装置は、リターンラインに配置されており、リターンライン上の匣鉢を処理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7041300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の熱処理システムでは、リターンラインは、単一のラインである。このため、リターンライン上の処理装置による匣鉢の処理がボトルネックとなり、熱処理システムでの匣鉢の処理量を増やすことが困難である。
【0005】
本明細書は、熱処理システムでの匣鉢の処理量を増やすことができる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する技術の第1の態様では、熱処理システムは、搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、前記リターンラインに配置されており、前記リターンライン上の前記匣鉢を処理する処理部と、を備えている。前記リターンラインは、前記匣鉢が送られる第1処理ラインと、前記第1処理ラインと並列に配置されており、前記匣鉢が送られる第2処理ラインと、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの上流に配置されている入口ラインと、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインに接続されており、前記第1処理ラインと前記第2処理ラインよりも前記リターンラインの下流に配置されている出口ラインと、を備えている。前記処理部は、前記第1処理ライン上の前記匣鉢を処理する第1処理装置と、前記第2処理ライン上の前記匣鉢を処理する第2処理装置と、を備えている。
【0007】
上記の構成によれば、リターンラインを移動する匣鉢は、第1処理ライン上で第1処理装置により処理され、または、第2処理ライン上で第2処理装置により処理される。このため、熱処理炉での匣鉢の処理量を増やしたときでも、匣鉢をリターンラインを介して熱処理炉の搬出口から搬入口に送ることができる。これにより、熱処理システムでの匣鉢の処理量を増やすことができる。また、匣鉢は、第1処理ライン上と第2処理ライン上で処理される。これに対して、匣鉢が第1処理ライン(第2処理ライン)から外れて処理される構成では、匣鉢を第1処理ライン(第2処理ライン)から離し、匣鉢の処理後に、第1処理ライン(第2処理ライン)に戻す必要がある。これにより、リターンラインでの匣鉢の搬送に時間を要する。上記の構成によれば、匣鉢が第1処理ライン(第2処理ライン)から外れて処理される構成と比較して、リターンラインでの匣鉢の搬送に要する時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の熱処理システムの概略図である。
第1実施例の回収部において、匣鉢が把持部に把持される前の概略図である。
第1実施例の回収部において、匣鉢が把持部に把持されたときの概略図である。
第1実施例の回収部において、匣鉢が囲壁部内に配置されており、入口と出口が開かれているときの概略図である。
第1実施例の回収部において、匣鉢が囲壁部内に配置されており、入口と出口が閉じられているときの概略図である。
第1実施例の回収部において、匣鉢が下流昇降部の直上に配置されるときの概略図である。
第1実施例の回収部において、下流昇降部が下降したときの概略図である。
第1実施例の清掃部の概略図である。
第1実施例の充填部の概略図である。
第1実施例の表面均し部の概略断面図である。
第1実施例の熱処理システムにおいて、非分岐ラインと、分岐ラインと、処理部の概略図である。
第1実施例の熱処理システムにおいて、非分岐ラインと、分岐ラインと、処理部の概略図である。
第2実施例の熱処理システムにおいて、熱処理システムの概略図である。
第3実施例の熱処理システムにおいて、熱処理システムの概略図である。
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書に開示する技術の第2の態様では、上記の第1の態様において、前記第1処理ラインは、前記第2処理ラインに対して略平行に配置されている。上記の構成によれば、第1処理ラインが第2処理ラインに対して略直交するように配置されている構成と比較して、リターンラインが大型化することを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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