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公開番号2024134779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045138
出願日2023-03-22
発明の名称路面成型補助部材、及び、路面成型方法
出願人PUMP MAN株式会社
代理人個人
主分類E01C 23/02 20060101AFI20240927BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 排水路か形成された路面を容易かつ美しく成型することが可能な路面成型補助部材を提供する。
【解決手段】 路面成型補助部材1は、路面の成型時に使用されるものであって、本体部2と、複数の筒状部3と、を備えている。各筒状部3の上面は、各筒状部3の側面32に接続された上面部材33により閉塞されており、各側面32と各上面部材33との間には、上面を開放させるための開放機構34が設けられている。本体部2上に打ち込まれた路面成型材料が形状が崩れない程度に硬化した後に、開放機構34を用いて各筒状部3の上面を開放させることで第2の貫通孔31、第1の貫通孔22及び連通管32により排水路が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
路面の成型時に使用される路面成型補助部材であって、
複数の連通管が網状に配置され、前記網状に配置された複数の連通管の少なくとも複数の交差部に複数の第1の貫通孔がそれぞれ形成された本体部と、
前記複数の第1の貫通孔にそれぞれ連通する複数の第2の貫通孔を有し、前記本体部からそれぞれ突出した複数の筒状部と、
を備え、
前記複数の筒状部は、前記本体部が載置面上に載置された状態で上方に向けて突出しており、
各筒状部の上面は、各筒状部の側面に接続された上面部材により閉塞されており、各側面と各上面部材との間には、前記上面を開放させるための開放機構が設けられており、
前記載置面上に載置された前記本体部上に打ち込まれた路面成型材料が形状が崩れない程度に硬化した後に、前記開放機構を用いて各筒状部の上面を開放させることで前記第2の貫通孔、前記第1の貫通孔及び前記連通管により排水路が形成されることを特徴とする路面成型補助部材。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記筒状部は、前記本体部が載置面上に載置された状態で、前記閉塞している上面部材よりも上方に向けて立ち上がった立ち上がり部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の路面成型補助部材。
【請求項3】
前記上面部材には、前記本体部が載置面上に載置された状態で、前記側面の上端よりも上方に向けて突出した目印部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の路面成型補助部材。
【請求項4】
前記筒状部は、
前記本体部が載置面上に載置された状態で下方に位置する第1の筒状部と、
前記本体部が載置面上に載置された状態で上方に位置する第2の筒状部と、
前記第1の筒状部と前記第2の筒状部を上下方向に連接させる連接部と、
を備え、
前記連接部は、前記筒状部の高さを調整するために、前記第1の筒状部と前記第2の筒状部の上下方向での連接位置を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の路面成型補助部材。
【請求項5】
複数の連通管が網状に配置され、前記網状に配置された複数の連通管の少なくとも複数の交差部に複数の第1の貫通孔がそれぞれ形成された本体部と、前記複数の第1の貫通孔にそれぞれ連通する複数の第2の貫通孔を有し、前記本体部からそれぞれ突出した複数の筒状部と、を有し、前記複数の筒状部は、前記本体部が載置面上に載置された状態で上方に向けて突出しており、各筒状部の上面は、各筒状部の側面に接続された上面部材により閉塞されており、各側面と各上面部材との間には、前記上面を開放させるための開放機構が設けられた路面成型補助部材を用いた路面成型方法であって、
前記複数の筒状部が上方になるように前記路面成型補助部材を載置面上に載置する工程と、
前記本体部上に路面成型材料を打ち込む工程と、
前記打ち込まれた路面成型材料が形状が崩れない程度に硬化した後に、前記開放機構を用いて各筒状部の上面を開放させる工程と、
を備えたことを特徴とする路面成型方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水路が形成された路面を容易かつ美しく成型することが可能な路面成型補助部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、網状に配置された複数の連通管21の複数の交差部に複数の第1の貫通孔22がそれぞれ形成された本体部2と、複数の第1の貫通孔22にそれぞれ連通する複数の第2の貫通孔31を有し、本体部2からそれぞれ突出した複数の筒状部3と、を備え、載置面上に載置された本体部2上の第2の貫通孔31以外の部分にコンクリート等が打ち込まれることで、第2の貫通孔31、第1の貫通孔22及び連通管21により排水路が形成されることを特徴とする路面成型補助部材1が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、本体部2上の第2の貫通孔31以外の部分にのみコンクリート等を正確に打ち込むことは困難であり、排水路内にコンクリート等が流れ込んでしまうという問題があったため、上記技術では、筒状部3の第2の貫通孔31の上端に第1の蓋部材4が取り付けられた(嵌め込まれた)状態でコンクリート等が打ち込まれ、コンクリート等の打ち込み後に第1の蓋部材4が取り外されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7028422号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記技術を用いた場合でも、「多数の第1の蓋部材4の取り付け、取り外しを行わなければならない」、「コンクリート等が固まってしまうと第1の蓋部材4の取り外しが難しい(路面もきれいに形成できない」、「コンクリート等が第1の蓋部材4にまで流れた場合、第1の蓋部材4の位置が分からなくなってしまう」という問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、排水路が形成された路面を容易かつ美しく成型することが可能な路面成型補助部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、路面の成型時に使用される路面成型補助部材であって、複数の連通管が網状に配置され、前記網状に配置された複数の連通管の少なくとも複数の交差部に複数の第1の貫通孔がそれぞれ形成された本体部と、前記複数の第1の貫通孔にそれぞれ連通する複数の第2の貫通孔を有し、前記本体部からそれぞれ突出した複数の筒状部と、を備え、前記複数の筒状部は、前記本体部が載置面上に載置された状態で上方に向けて突出しており、各筒状部の上面は、各筒状部の側面に接続された上面部材により閉塞されており、各側面と各上面部材との間には、前記上面を開放させるための開放機構が設けられており、前記載置面上に載置された前記本体部上に打ち込まれた路面成型材料が形状が崩れない程度に硬化した後に、前記開放機構を用いて各筒状部の上面を開放させることで前記第2の貫通孔、前記第1の貫通孔及び前記連通管により排水路が形成されることを特徴とする路面成型補助部材を提供している。
【0008】
このような構成によれば、打ち込まれた路面成型材料が形状が崩れない程度に硬化した後に、開放機構を用いて、多数の筒状部の上面を容易に開放させることが可能となる。また、路面成型材料が硬化してから上面を開放させれば良いので、路面成型材料が排水路内に流れ込むおそれがなくなると共に、硬化する前に上面を開放する必要もない(路面成型材料を放置しておくだけで良い)。
【0009】
また、本発明の別の観点によれば、上記路面成型補助部材を用いた路面成型方法を提供している。
【発明の効果】
【0010】
本発明の路面成型補助部材によれば、排水路が形成された路面を容易かつ美しく成型することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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