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公開番号2024134084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044190
出願日2023-03-20
発明の名称払拭装置
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類B60S 1/08 20060101AFI20240926BHJP(車両一般)
要約【課題】ワイパブレードと他部材との干渉リスクを低減することが可能な払拭装置を提供する。
【解決手段】所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、ワイパブレードの往運動とワイパブレードの復運動との間におけるワイパブレードの停止期間をワイパブレードのオーバーランを抑制するように可変設定する動力源駆動部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、
前記ワイパブレードの往運動と前記ワイパブレードの復運動との間における前記ワイパブレードの停止期間を前記ワイパブレードのオーバーランを抑制するように可変設定する動力源駆動部を備えることを特徴とする払拭装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記動力源駆動部は、
前記動力源の負荷が比較的軽いときに前記停止期間を比較的長く設定し、
前記負荷が比較的重いときには前記停止期間を比較的短く設定することを特徴とする請求項1記載の払拭装置。
【請求項3】
前記動力源駆動部は、前記動力源に供給する駆動電流に基づいて前記負荷を推定することを特徴とする請求項2に記載の払拭装置。
【請求項4】
前記動力源は、1つ又は2つ設けられており、1つの前記動力源で1又は2つの前記ワイパブレードを往復運動させ、2つの前記動力源で2つの前記ワイパブレードを個別に往復運動させることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の払拭装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、払拭装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、各種の車両にはフロントガラスやリヤガラスの表面(被払拭面)上の雨水を払拭する払拭装置が搭載されている。この払拭装置は、モータ(動力源)によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する。なお、下記特許文献1には、ワイパブレードを往復運動させる払拭装置の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-274576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、払拭装置には、ワイパブレードの反転音を抑制するために、ワイパブレードの往運動とワイパブレードの復運動との間にワイパブレードの停止期間を設けるものがある。すなわち、このような払拭装置は、ワイパブレードの停止期間を比較的長く設定することにより、反転音が目立たないようにするものである。
【0005】
しかしながら、例えば被払拭面が略乾いた状態(Semi DRY)かつ車両のピラー付近に水が残っていた場合にスティックスリップ現象が発生し得る。上記停止期間を長く設定すると、スティックスリップ現象の発生時において、アームの慣性力によってワイパブレードが本来の反転位置よりもオーバーランすることにより、当該ワイパブレードとピラー(他部材)との干渉リスクが高まるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ワイパブレードと他部材との干渉リスクを低減することが可能な払拭装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明では、払拭装置に係る第1の解決手段として、所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、前記ワイパブレードの往運動と前記ワイパブレードの復運動との間における前記ワイパブレードの停止期間を前記ワイパブレードのオーバーランを抑制するように可変設定する動力源駆動部を備える、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、払拭装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記動力源駆動部は、前記動力源の負荷が比較的軽いときに前記停止期間を比較的長く設定し、前記負荷が比較的重いときには前記停止期間を比較的短く設定する、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、払拭装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記動力源駆動部は、前記動力源に供給する駆動電流に基づいて前記負荷を推定する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、払拭装置に係る第4の解決手段として、上記第1~第3のいずれかの解決手段において、前記動力源は、1つ又は2つ設けられており、1つの前記動力源で1又は2つの前記ワイパブレードを往復運動させ、2つの前記動力源で2つの前記ワイパブレードを個別に往復運動させる、という手段を採用する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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