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公開番号2024133248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024112787,2020020182
出願日2024-07-12,2020-02-07
発明の名称画像読取装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取画像の品質を向上可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートが通過する搬送路を有する装置本体と、前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取ユニットと、前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする調整部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートが通過する搬送路を有する装置本体と、
前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、前記読取部を保持する保持部と、を含む読取ユニットと、
前記装置本体に設けられ、前記保持部を前記読取部と共に前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記保持部を位置決めする第1調整部と、を備え、
前記第1調整部は、前記装置本体に固定される第1部材と、前記保持部に取り付けられ、前記第1部材に対して前記長手方向に相対移動可能な第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材を連結する連結部材と、を有する、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方は、前記長手方向に延びると共に前記連結部材が貫通する開口部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記読取部を前記保持部に対して回動させ、前記読取部の向きを調整可能な第2調整部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記第2調整部は、前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向に延びる回動軸線を中心に前記読取部を回動させ、前記読取部の向きを調整可能である、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記保持部は、前記回動軸線を同芯として延びる軸を有し、
前記読取部は、前記軸に遊嵌する孔を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記装置本体は、第1ガイドを有し、
前記第1ガイドと共に前記搬送路を形成する第2ガイドを有し、前記装置本体に対して開閉可能に支持されるカバー部を備え、
前記第2調整部は、前記第1ガイドよりも上方に突出し前記読取部を回動する際に操作される操作部を含む、
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向において前記読取ユニットに隣接して設けられる透明部材と、
前記直交方向において前記保持部を前記透明部材に向けて付勢する付勢部と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記読取部は、前記保持部の内部に格納される、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
シートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの画像を読み取る画像読取装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、複写機やファクシミリ等の画像形成装置においては、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置を備えたものが知られている。従来、原稿の第1面の画像を読み取る第1原稿読取部と、原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFとする)と、を備えた画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
ADFには、原稿の第2面の画像を読み取る第2原稿読取部が設けられており、第1原稿読取部及び第2原稿読取部によって、搬送路を搬送される原稿の第1面及び第2面の画像を読み取ることができる。第2原稿読取部は、発光部、反射ミラー、集光レンズ及び受光部などを保持する保持部材を有しており、保持部材は、原稿搬送ローラの回転軸に対して原稿搬送方向に移動可能に構成されている。保持部材には、位置調整部が設けられており、位置調整部が操作されることにより、第2原稿読取部の読取ラインは、原稿搬送ローラの回転軸と平行となるように調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-290441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置は、第2原稿読取部の読取ラインを原稿搬送ローラの回転軸と平行となるように調整することはできるものの、第2原稿読取部の主走査方向における調整を行うことはできない。このため、搬送される原稿が第2原稿読取部の読取領域から外れ、読取画像が主走査方向において欠けてしまい、読取画像の品質が低下してしまう虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、読取画像の品質を向上可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像読取装置において、シートが通過する搬送路を有する装置本体と、前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、前記読取部を保持する保持部と、を含む読取ユニットと、前記装置本体に設けられ、前記保持部を前記読取部と共に前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記保持部を位置決めする第1調整部と、を備え、前記第1調整部は、前記装置本体に固定される第1部材と、前記保持部に取り付けられ、前記第1部材に対して前記長手方向に相対移動可能な第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材を連結する連結部材と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、読取画像の品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。
画像読取装置を示す断面図。
第2スキャナユニットを示す斜視図。
読取部及びホルダを示す斜視図。
読取部及び操作部を示す斜視図。
(a)はカバー部が閉じた状態のADFを示す斜視図、(b)はカバー部が開いた状態のADFを示す斜視図。
(a)は読取ラインと原稿の先端のラインとが平行でない状態を示す模式図、(b)は読取ラインと原稿の先端のラインとが平行な状態を示す模式図。
第1調整部を示す斜視図。
第1調整部及びホルダを示す斜視図。
第1調整部を示す斜視図。
(a)は原稿が主走査方向において読取ラインの領域外に位置する状態を示す模式図、(b)は原稿が主走査方向において読取ラインの領域内に位置する状態を示す模式図。
第2スキャナユニットの調整量を説明するための側面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る画像読取装置及び画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本技術の適用範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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