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公開番号
2024132520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043317
出願日
2023-03-17
発明の名称
パネル構造
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
5/02 20060101AFI20240920BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】パネル構造において、製造性を向上させる。
【解決手段】パネル構造11は、離れて対向した状態で端部14及び端部16同士が接合される一対の面材12及び面材13を備えている。一方の面材12には、切り起こした板ばね21が形成されており、板ばね21が他方の面材13に接触して弾性変形した状態で一対の面材12及び面材13が接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
離れて対向した状態で端部同士が接合される一対の面材を備え、
一方の前記面材には、切り起こした板ばねが形成されており、前記板ばねが他方の前記面材に接触して弾性変形した状態で一対の前記面材が接合されることを特徴とするパネル構造。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
互いに接触する前記板ばね及び他方の前記面材は、一方に凸部が形成され、他方に前記凸部と嵌まり合う凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造。
【請求項3】
前記凹部は、厚さ方向から見て前記板ばねが弾性変形するときの軌道に沿って延びていることを特徴とする請求項2に記載のパネル構造。
【請求項4】
前記板ばねは、面方向から見て基端部を一方の前記面材に対して直角に曲げ、先端部を前記基端部に対して鈍角に曲げて形成されているか、面方向から見て前記基端部を一方の前記面材に対して鈍角に曲げ、前記先端部を前記基端部に対して鈍角に曲げて形成されているか、面方向から見て前記基端部に対して前記先端部をU字状に折り返して形成されているかの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造。
【請求項5】
一方の前記面材には、複数の前記板ばねが形成されており、複数の前記板ばねが単一の方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造。
【請求項6】
一方の前記面材には、複数の前記板ばねが形成されており、複数の前記板ばねが複数の方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造。
【請求項7】
前記板ばねは、先端側にスリットが形成され、複数に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パネル構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたパネル構造は、いわゆるサンドイッチパネルであり、蜂の巣状に形成されたコア材の両側に二枚の面材を貼り合わせることで、軽量、高強度、高剛性の構造体としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-81498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サンドイッチパネルの場合、コア材に面材を接着させているため製造性が悪い。
本発明の目的は、パネル構造において、製造性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るパネル構造は、離れて対向した状態で端部同士が接合される一対の面材を備えている。一方の面材には、切り起こした板ばねが形成されており、板ばねが他方の面材に接触して弾性変形した状態で一対の面材が接合される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、一対の面材を接合するだけで、他方の面材に板ばねが押し付けられ、摩擦力によって一体化する構造なので、製造性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一実施形態のパネル構造を示す図である。
他方の面材の断面を示す図である。
押圧前の一対の面材を示す図である。
押圧前の一対の面材の断面を示す図である。
押圧後の一対の面材を示す図である。
押圧後の一対の面材の断面を示す図である。
曲げ剛性について説明した図である。
第二実施形態のパネル構造を示す図である。
一方の面材の断面を示す図である。
他方の面材の断面を示す図である。
押圧前の一対の面材を示す図である。
押圧前の一対の面材の断面を示す図である。
押圧後の一対の面材を示す図である。
押圧後の一対の面材の断面を示す図である。
第三実施形態の板ばねを示す図である。
第四実施形態の板ばねを示す図である。
第五実施形態の板ばねを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
《第一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、縦方向、幅方向、及び厚さ方向とする。
図1は、第一実施形態のパネル構造11を示す図である。
ここでは、パネル構造11を分解した状態を示している。パネル構造11は、面材12と、面材13と、を備えている。面材12及び面材13は、金属製でプレス加工によって成形されている。材料は、金属に限定されるものではなく、樹脂でもよい。
【0010】
面材12は、縦方向及び幅方向に沿った平板状で、厚さ方向から見て略方形に形成されている。面材12は、幅方向における両側の端部14が厚さ方向の内側に向かって直角に折り曲げられていて、縦方向から見ると厚さ方向の内側に向かって開いたコ字状に形成されている。端部14には、幅方向に貫通し、縦方向に等間隔に離れた三つの貫通穴15が形成されている。面材12の中央には、抜き加工と曲げ加工を組み合わせた切り起こしによって板ばね21が形成されおり、切り起こした部分は開口部22となる。
面材13は、縦方向及び幅方向に沿った平板状で、厚さ方向から見て略方形に形成されている。面材13は、幅方向における両側の端部16が厚さ方向の内側に向かって直角に折り曲げられていて、縦方向から見ると厚さ方向の内側に向かって開いたコ字状に形成されている。端部16には、幅方向に貫通し、縦方向に等間隔に離れた三つの貫通穴17が形成されている。端部16同士における幅方向の内側寸法は、端部14同士における幅方向の外側寸法に対応している。
(【0011】以降は省略されています)
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