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公開番号
2024132257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042968
出願日
2023-03-17
発明の名称
空調システム
出願人
高砂熱学工業株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
F24F
1/0059 20190101AFI20240920BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】熱発生源を擁する空間における空調エネルギーを可及的に抑制する空調システムを提供することを課題とする。
【解決手段】熱を発する装置が設置された空調対象室を置換空調する空調システムであって、空調対象室の下部において空気を吹き出す空調吹出口と、空調対象室の上部において空気を吸い込む空調吸込口と、空調吸込口から吸い込んだ空気が通る吸熱コイルと、外気を空調対象室へ給気する外調機であって、吸熱コイルを通過した熱媒により外気を加熱する加熱コイルを有する外調機と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
熱を発する装置が設置された空調対象室を置換空調する空調システムであって、
前記空調対象室の下部において空気を吹き出す空調吹出口と、
前記空調対象室の上部において空気を吸い込む空調吸込口と、
前記空調吸込口から吸い込んだ空気が通る吸熱コイルと、
外気を前記空調対象室へ給気する外調機であって、前記吸熱コイルを通過した熱媒により外気を加熱する加熱コイルを有する外調機と、を備える、
空調システム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記空調吹出口には、吹き出す空気に旋回成分を与えるフィンが設けられている、
請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記空調対象室には、前記熱を発する装置の仕様に基づく温度条件が前記空調対象室の下部空間に設定されており、
前記吸熱コイルは、前記空調吸込口から吸い込んだ空気により熱媒を前記温度条件より高い温度にすることが可能な熱交換能を有する、
請求項2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記吸熱コイルから前記加熱コイルへ通じる熱媒の経路には、前記吸熱コイルを通過した熱媒が所定の温度未満の場合に熱媒を加熱するための加熱手段が設けられている、
請求項3に記載の空調システム。
【請求項5】
前記外調機は、外気を除湿する冷却コイルを更に有し、
前記空調システムは、
前記冷却コイルに熱媒で冷熱を供給する冷凍機と、
前記冷凍機に冷却水を供給する冷却塔と、を更に備え、
前記冷却塔は、前記冷凍機へ流す冷却水を前記冷凍機の運転効率が高くなる温度にする、
請求項4に記載の空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、各種の空調システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7068261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空調に要するエネルギーを削減する手段の一つとして、置換空調がある。置換空調は、温度成層を維持しながら空調を行うので、設備や人が居ない上部空間を空気調和することによるエネルギーロスを削減できる。このような置換空調では、例えば、空調空間の下部に設けられた給気口から吹き出す空気に旋回成分を与えると、空調空間の空気をかき乱さないので、温度成層をより確実に維持しながら置換空調を行うことができる。置換空調は、温度成層を維持しながら空調を行うものなので、天井高の比較的高い工場等で特に有効である。
【0005】
ところで、工作機械等の熱発生源が設置されている工場では、熱発生源から発生した高温の空気が天井付近へ上昇する。このため、天井付近の空気を空調機で冷却し、空調空間の下部に設けられた給気口から吹き出す循環経路を空調システムで形成する場合、空調システムには熱発生源から発生する熱が空調の負荷として加わる。
【0006】
本開示は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、熱発生源を擁する空間における空調エネルギーを可及的に抑制する空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、外気を空調対象室へ給気する外調機に、熱を発する装置が設置された空調対象室の上部において吸い込んだ空気が通る吸熱コイルを通過した熱媒が流れる加熱コイルを設けることにした。
【0008】
詳細には、本発明は、熱を発する装置が設置された空調対象室を置換空調する空調システムであって、空調対象室の下部において空気を吹き出す空調吹出口と、空調対象室の上部において空気を吸い込む空調吸込口と、空調吸込口から吸い込んだ空気が通る吸熱コイルと、外気を空調対象室へ給気する外調機であって、吸熱コイルを通過した熱媒により外気を加熱する加熱コイルを有する外調機と、を備える。
【0009】
上記の空調システムであれば、空調対象室に設置されている装置の稼働により装置から熱が発生すると、発生した熱が空調対象室の空気を介して吸熱コイルへ伝わり、吸熱コイルを通過する熱媒を加熱する。装置の熱で昇温された熱媒は、吸熱コイルから加熱コイルへ流れ、外調機で外気を加熱コイルが加熱する。よって、上記の空調システムによれば、外調機における空気の加熱に、装置で発生した熱が有効利用され、空調システム全体が消費する空調エネルギーが抑制されることになる。
【0010】
上記の空調システムであれば、吸熱コイルを通過した熱媒が外調機の加熱コイルを流れ、外調機における空気の加熱が行われるので、例えば、吸熱コイルを通過する熱媒と加熱コイルを通過する熱媒とを分離する系統構成とし、各熱媒の系統間をヒートポンプ等で熱交換する2段階方式の熱輸送方式を採る場合に比べると、系統構成が簡略である。よって、吸熱コイルから加熱コイルへの熱輸送に要する空調エネルギーが可及的に削減される。
(【0011】以降は省略されています)
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