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公開番号2024131022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041031
出願日2023-03-15
発明の名称ワイパ制御装置
出願人株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類B60S 1/08 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】簡素な構成でワイパの回転角度を推定するワイパ制御装置を提供する。
【解決手段】ワイパ制御装置30の推定部64は、ワイパ90の動作状態が連続高速モードであるとき、ワイパモータ100のうち電圧が印加されるHi端子104とは異なる端子であるLo端子106の電圧を取得する。また、Lo端子106では、Hi端子104に電圧が印加されるとき周期性を有するノイズ電圧が発生する。さらに、このとき、推定部64は、Lo端子106の電圧に基づいて、ワイパ角度を推定する。また、推定部64は、ワイパ90の動作状態が連続低速モードであるとき、ワイパモータ100のうち電圧が印加されるLo端子106とは異なる端子であるHi端子104の電圧を取得する。Hi端子104では、ノイズ電圧が発生する。さらに、このとき、推定部64は、Hi端子104の電圧に基づいて、ワイパ角度を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1位置(Pd)および第2位置(Pu)を往復するワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)のうち電圧が印加される第1端子(104、106)とは異なる端子であって前記第1端子に電圧が印加されるとき周期性を有するノイズ電圧(Vn)が発生する第2端子(106、104)の電圧を取得する取得部(S200)と、
前記第1端子に電圧が印加されるとき、前記第2端子の電圧に基づいて、前記ワイパの回転角度であるワイパ角度(θw)を推定する推定部(S210)と、
を備えるワイパ制御装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記第2端子の電圧が閾値(Vn_th)未満から前記閾値以上となるときの回数(N)に基づいて、前記ワイパ角度を推定する請求項1に記載のワイパ制御装置。
【請求項3】
前記推定部は、前記第2端子の電圧が閾値(Vn_th)よりも大きいときから前記閾値以下となるときの回数(N)に基づいて、前記ワイパ角度を推定する請求項1に記載のワイパ制御装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記第1端子の電圧の変化に伴って、前記閾値を変更する請求項2または3に記載のワイパ制御装置。
【請求項5】
前記推定部は、前記ワイパモータの温度の変化に伴って、前記閾値を変更する請求項2または3に記載のワイパ制御装置。
【請求項6】
前記推定部は、前記ワイパモータのトルクの変化に伴って、前記閾値を変更する請求項2または3に記載のワイパ制御装置。
【請求項7】
前記ワイパの位置が前記第1位置の直前であるとき、および、前記ワイパの位置が前記第2位置の直前であるときのどちらかであるとき、前記第1端子に供給される電力を減少させる駆動部(62)をさらに備える請求項1ないし3のいずれか1つに記載のワイパ制御装置。
【請求項8】
前記ワイパ制御装置は、オンすることにより、前記第1端子に電圧を印加させることで前記ワイパモータを回転させる駆動素子(35、45)をさらに備え、
前記駆動部は、前記ワイパの位置が前記第1位置の直前であるとき、および、前記ワイパの位置が前記第2位置の直前であるときのどちらかであるとき、前記駆動素子をオンオフさせることにより、前記第1端子に供給される電力を減少させる請求項7に記載のワイパ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイパ制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、ホールセンサで検出されたワイパモータのロータの回転数と、ワイパモータの減速機構の減速比とに基づいて基準位置からのワイパブレードの位置を算出するワイパ装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-43158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたワイパ装置では、ロータの回転数を検出するホールセンサが備えられる。これにより、ホールセンサ用の信号の配線が必要となることから、特許文献1に記載されたワイパ装置の構成が複雑化する。このため、ワイパ装置のコストが増加する。
【0005】
本開示は、簡素な構成でワイパの回転角度を推定するワイパ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、第1位置(Pd)および第2位置(Pu)を往復するワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)のうち電圧が印加される第1端子(104、106)とは異なる端子であって第1端子に電圧が印加されるとき周期性を有するノイズ電圧(Vn)が発生する第2端子(106、104)の電圧を取得する取得部(S200)と、第1端子に電圧が印加されるとき、第2端子の電圧に基づいて、ワイパの回転角度であるワイパ角度(θw)を推定する推定部(S210)と、を備えるワイパ装置である。
【0007】
これにより、ロータの回転数を検出するホールセンサを設けることなく、ワイパ角度が推定される。このため、ホールセンサ用の信号の配線を設ける必要がなくなる。したがって、簡素な構成でワイパ角度が推定される。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態のワイパ制御装置が用いられるワイパ駆動システムの構成図。
ワイパ駆動システムのワイパを示す図。
ワイパ駆動システムのワイパモータのノイズ電圧と時間との関係図。
ワイパ制御装置の駆動部の処理を示すフローチャート。
ワイパ制御装置の推定部の処理を示すフローチャート。
ワイパ駆動システムのワイパモータに印加される電圧と平滑化されたノイズ電圧と時間との関係図。
一実施形態の変形例のワイパ制御装置が用いられるワイパ駆動システムの構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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