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公開番号2024130832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040746
出願日2023-03-15
発明の名称電力変換装置及びその制御方法
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スイッチング損失の増大を抑制可能な電力変換装置の提供。
【解決手段】一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、フルブリッジ回路又はハーフブリッジ回路として動作する一次側ブリッジ回路と、ハーフブリッジ回路として動作する二次側ブリッジ回路と、前記一次側ブリッジ回路及び前記二次側ブリッジ回路を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記一次側ブリッジ回路の直流電圧と前記二次側ブリッジ回路の直流電圧との比に応じて、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させるかハーフブリッジ回路として動作させるか切り替える、電力変換装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、
フルブリッジ回路又はハーフブリッジ回路として動作する一次側ブリッジ回路と、
ハーフブリッジ回路として動作する二次側ブリッジ回路と、
前記一次側ブリッジ回路及び前記二次側ブリッジ回路を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記一次側ブリッジ回路の直流電圧と前記二次側ブリッジ回路の直流電圧との比に応じて、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させるかハーフブリッジ回路として動作させるか切り替える、電力変換装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記一次側ブリッジ回路の直流電圧をE1、前記二次側ブリッジ回路の直流電圧をE2とするとき、
前記制御装置は、E1/E2が所定値よりも小さい場合、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させる、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記制御装置は、E1/E2が前記所定値以上の場合、前記一次側ブリッジ回路をハーフブリッジ回路として動作させる、請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記一次側ブリッジ回路の直流電圧の最大変動幅は、前記二次側ブリッジ回路の直流電圧の最大変動幅よりも大きい、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記一次側ブリッジ回路は、ハイサイドの第1アームとローサイドの第2アームとが直列に接続された第1レグと、ハイサイドの第3アームとローサイドの第4アームとが直列に接続された第2レグと、ハイサイドの第1キャパシタとローサイドの第2キャパシタとが直列に接続された第3レグとを有し、前記第1アームと前記第2アームとの第1接続点と前記第3アームと前記第4アームとの第2接続点とを接続する第1ブリッジ部分に前記一次巻線が設けられ、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの第3接続点と前記第2接続点とを接続する第2ブリッジ部分にスイッチが設けられた、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記一次側ブリッジ回路の直流電圧と前記二次側ブリッジ回路の直流電圧との比に応じて前記スイッチを制御することで、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させるかハーフブリッジ回路として動作させるか切り替える、請求項5に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記一次側ブリッジ回路の直流電圧をE1、前記二次側ブリッジ回路の直流電圧をE2とするとき、
前記制御装置は、E1/E2が所定値よりも小さい場合、前記スイッチをオフ状態とすることで、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させる、請求項6に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記制御装置は、E1/E2が前記所定値以上の場合、前記スイッチをオン状態とし、かつ、前記第2レグのスイッチングを止めることで、前記一次側ブリッジ回路をハーフブリッジ回路として動作させる、請求項7に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記二次側ブリッジ回路は、ハイサイドの第5アームとローサイドの第6アームとが直列に接続された第4レグと、ハイサイドの第3キャパシタとローサイドの第4キャパシタとが直列に接続された第5レグとを有し、前記第5アームと前記第6アームとの第4接続点と前記第3キャパシタと前記第4キャパシタとの第5接続点とを接続する第3ブリッジ部分に前記二次巻線が設けられた、請求項5に記載の電力変換装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記一次側ブリッジ回路と前記二次側ブリッジ回路との間で電力が伝送されるように、前記一次側ブリッジ回路と前記二次側ブリッジ回路との間のスイッチングの位相差を制御する、請求項1から9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
2つの単相ブリッジ回路が高周波絶縁トランスを介して接続されたDAB(Dual Active Bridge)と呼ばれる双方向絶縁型DC/DCコンバータが知られている(例えば、非特許文献1参照)。このコンバータは、ブリッジ間の位相差を調整する電力制御を採用した場合には、スイッチング損失を低減可能なZVS(Zero-Voltage Switching:ゼロ電圧スイッチング)を適用できるため、大電力用途に適している。
【0003】
また、ブリッジ間の位相差の制御に加えて、片側または両側の交流電圧のデューティ比を制御することで、低損失化を図る電力変換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
R.W.A.A. De Doncker, D.M. Divan, and M.H. Kheraluwala,"A Three-Phase Soft-Switched High-Power-Density dc/dc Converter for High-Power Applications", IEEE Transactions on Industry Applications, Volume 27, Number 1, Pages 63-73, January/February 1991.
【特許文献】
【0005】
特許第6259009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術では、一次側ブリッジ回路の直流電圧と二次側ブリッジ回路の直流電圧との差によっては、スイッチング損失が増大する場合がある。
【0007】
本開示は、スイッチング損失の増大を抑制可能な電力変換装置及びその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様では、
一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、
フルブリッジ回路又はハーフブリッジ回路として動作する一次側ブリッジ回路と、
ハーフブリッジ回路として動作する二次側ブリッジ回路と、
前記一次側ブリッジ回路及び前記二次側ブリッジ回路を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記一次側ブリッジ回路の直流電圧と前記二次側ブリッジ回路の直流電圧との比に応じて、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させるかハーフブリッジ回路として動作させるか切り替える、電力変換装置が提供される。
【0009】
本開示の第2態様では、
トランスと一次側ブリッジ回路と二次側ブリッジ回路とを備える電力変換装置の制御方法であって、
前記一次側ブリッジ回路の直流電圧と前記二次側ブリッジ回路の直流電圧との比に応じて、前記一次側ブリッジ回路をフルブリッジ回路として動作させるかハーフブリッジ回路として動作させるか切り替える、電力変換装置の制御方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、スイッチング損失の増大を抑制可能な電力変換装置及びその制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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