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公開番号
2024129226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038284
出願日
2023-03-13
発明の名称
バッテリターミナルカバー
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/591 20210101AFI20240919BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】廻り止め機能を有しつつ汎用性を持たせることが可能なバッテリターミナルカバーを提供する。
【解決手段】バッテリターミナルカバー6は、バッテリターミナル2を介してカバー本体7をバッテリポスト92に装着させた状態で、カバー本体7のバッテリポスト92廻りの回動を規制することが可能な廻り止め部8を備えている。この廻り止め部8は、バッテリターミナル2を介してカバー本体7をバッテリポスト92に装着させた状態で、バッテリポスト92が形成されるバッテリ本体91と対向するようにカバー本体7に連設される対向壁812を備えている。さらに、廻り止め部8は、対向壁812のバッテリ本体91と対向する側に着脱可能に取り付けられる回動規制部材82,83を備えている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリポストに装着され得るバッテリターミナルに組み付けることが可能なバッテリターミナルカバーであって、
前記バッテリターミナルを前記バッテリポストに装着させることが可能な状態で前記バッテリターミナルに組み付けられるカバー本体と、
前記バッテリターミナルを介して前記カバー本体を前記バッテリポストに装着させた状態で、前記カバー本体の前記バッテリポスト廻りの回動を規制することが可能な廻り止め部と、
を備え、
前記廻り止め部は、
前記バッテリターミナルを介して前記カバー本体を前記バッテリポストに装着させた状態で、前記バッテリポストが形成されるバッテリ本体と対向するように前記カバー本体に連設される対向壁と、
前記対向壁の前記バッテリ本体と対向する側に着脱可能に取り付けられる回動規制部材と、
を備える、
バッテリターミナルカバー。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記回動規制部材は、
第1回動規制部材と、
前記対向壁に取り付けた状態における前記対向壁からの突出量が前記第1回動規制部材とは異なる第2回動規制部材と、
を備える、
請求項1に記載のバッテリターミナルカバー。
【請求項3】
前記バッテリターミナルを介して前記カバー本体を前記バッテリポストに装着させた状態で前記対向壁に対して前記バッテリポストが突出する方向と交差する方向となる一方向に前記回動規制部材を相対移動させることで、前記回動規制部材が前記対向壁に着脱可能に取り付けられるように構成されている、
請求項1または請求項2に記載のバッテリターミナルカバー。
【請求項4】
前記回動規制部材は、前記対向壁に対して前記一方向の一方側に前記回動規制部材を相対移動させることで前記対向壁に装着されており、
前記回動規制部材の前記一方向の他方側の端部が前記バッテリ本体に当接することで、前記カバー本体の前記バッテリポスト廻りの回動が規制されるようにした、
請求項3に記載のバッテリターミナルカバー。
【請求項5】
前記対向壁には、前記回動規制部材の前記一方向の一方側の端部が当接して、前記回動規制部材の前記対向壁に対する前記一方向の一方側への相対移動を規制するストッパが形成されている、
請求項4に記載のバッテリターミナルカバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリターミナルカバーに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の従来のバッテリターミナルカバーとしては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1では、バッテリターミナルカバーとしてのバッテリターミナル用樹脂部品をバッテリターミナルに組み付けた状態で、バッテリターミナルをバッテリポストに接続させることができるようになっている。そして、バッテリターミナル用樹脂部品が組み付けられたバッテリターミナルをバッテリポストに接続させるようにすることで、バッテリターミナルが腐食してしまうことをバッテリターミナル用樹脂部品によって防止できるようにしている。
【0003】
さらに、この特許文献1では、バッテリターミナル用樹脂部品がターミナルストッパを備えるようにしている。このターミナルストッパは、バッテリターミナル用樹脂部品が組み付けられたバッテリターミナルをバッテリポストに接続させる際に、バッテリの側部に当接することが可能なものである。こうすることで、バッテリターミナルのバッテリポストへの接続作業時に、バッテリターミナルがバッテリポストを軸に大きく回動してしまうことを抑制できるようにし、バッテリターミナルの位置を安定させることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-160990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような廻り止め機能を有するバッテリターミナルカバーを用いる場合、サイズの異なるバッテリにカバー付きのバッテリターミナルを接続した場合であっても、廻り止め機能を発揮できるようにするのが好ましい。すなわち、廻り止め機能を有するバッテリターミナルカバーに汎用性を持たせるようにするのが好ましい。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、廻り止め機能を有しつつ汎用性を持たせることが可能なバッテリターミナルカバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るバッテリターミナルカバーは、バッテリポストに装着され得るバッテリターミナルに組み付けることが可能なものであって、前記バッテリターミナルを前記バッテリポストに装着させることが可能な状態で前記バッテリターミナルに組み付けられるカバー本体と、前記バッテリターミナルを介して前記カバー本体を前記バッテリポストに装着させた状態で、前記カバー本体の前記バッテリポスト廻りの回動を規制することが可能な廻り止め部と、を備え、前記廻り止め部は、前記バッテリターミナルを介して前記カバー本体を前記バッテリポストに装着させた状態で、前記バッテリポストが形成されるバッテリ本体と対向するように前記カバー本体に連設される対向壁と、前記対向壁の前記バッテリ本体と対向する側に着脱可能に取り付けられる回動規制部材と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、廻り止め機能を有しつつ汎用性を持たせることが可能なバッテリターミナルカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルを示す斜視図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをバッテリターミナルとバッテリターミナルカバーとに分解して示す斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルを裏側から見た斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルを一部分解して示す斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルを一部分解した状態を裏側から見た斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルカバーを示す図であって、回動規制部材を装着していない状態を裏側から見た斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルカバーを示す図であって、回動規制部材を装着する途中の状態を裏側から見た斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルカバーを示す図であって、回動規制部材を装着させた状態を裏側から見た斜視図である。
一実施形態に係るバッテリターミナルカバーが備える2種類の回動規制部材を示す斜視図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをバッテリに組み付ける前の状態を示す斜視図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをバッテリに組み付けた状態を示す斜視図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをバッテリに組み付けた状態を示す側面図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをバッテリに組み付けた状態を示す平面図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルの回動が規制された状態を示す平面図である。
一実施形態に係るカバー付きバッテリターミナルをサイズの異なる他のバッテリに組み付けた状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るバッテリターミナルカバーについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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