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公開番号2024150012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063216
出願日2023-04-10
発明の名称ワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20241016BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電子部品の構造を複雑化することなく、電線に対する電子部品の配置位置を安定して保持することができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】電線3と、電線3の外周に配置される電子部品と、電線3が取り付けられる電線取付部15と電子部品が取り付けられる部品取付部17とを有するプロテクタ7とを備えたワイヤハーネスにおいて、電線取付部15が、少なくとも電線3との当接面21に弾性材料からなる弾性部23を有した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
前記電線の外周に配置される電子部品と、
前記電線が取り付けられる電線取付部と前記電子部品が取り付けられる部品取付部とを有するプロテクタと、
を備え、
前記電線取付部は、少なくとも前記電線との当接面に弾性材料からなる弾性部を有するワイヤハーネス。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記電線取付部は、前記当接面が、前記電線の外形に対応して形成された外形対応部を有する請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記電線取付部は、前記当接面がそれぞれ設けられ、前記電線を挟持する一対の挟持部を有する請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記電線取付部と前記部品取付部とは、前記電線の径方向に重なり合って配置され、
前記プロテクタには、外周にテープを巻き付けることにより、前記電線取付部に前記電線が固定され、前記部品取付部に前記電子部品が固定されている請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、電線と、電線の外周に配置される電子部品とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このワイヤハーネスでは、電子部品が、回路体の表裏両面を、可撓性を有する絶縁樹脂シートで挟んで形成されている。このため、電子部品は、可撓性を有し、電線の外周面の湾曲に沿わせて配置することができる。このようなワイヤハーネスでは、電線の外周に、電子部品を外周面の湾曲に沿わせて配置した後、テープを巻き付けることによって、電線に電子部品が取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-298084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のワイヤハーネスでは、電子部品を、可撓性を有する絶縁樹脂シートで覆うことによって、電子部品を電線の外周に密着させているが、回路体を絶縁シートで覆うなどの加工が必要であり、電子部品の構造が複雑化していた。また、単に、簡易な構造の電子部品を、電線の外周に、テープ巻きで取り付けただけでは、電子部品が、電線の外周上を回転するなど、電子部品の配置位置が不安定になっていた。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電子部品の構造を複雑化することなく、電線に対する電子部品の配置位置を安定して保持することができるワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係るワイヤハーネスは、電線と、前記電線の外周に配置される電子部品と、前記電線が取り付けられる電線取付部と前記電子部品が取り付けられる部品取付部とを有するプロテクタとを備え、前記電線取付部は、少なくとも前記電線との当接面に弾性材料からなる弾性部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子部品の構造を複雑化することなく、電線に対する電子部品の配置位置を安定して保持することができるワイヤハーネスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るワイヤハーネスの斜視図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスの電線にプロテクタを取り付けたときの斜視図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスのプロテクタに電子部品を取り付けたときの上面図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスのプロテクタの正面図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスのプロテクタの斜視図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスのプロテクタの要部拡大斜視図である。
本実施形態に係るワイヤハーネスのプロテクタの要部拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るワイヤハーネスについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るワイヤハーネス1は、例えば、車両に搭載された電源(不図示)と機器(不図示)との間を電気的に接続し、車両に所定の形状で配置される。図1~図7に示すように、ワイヤハーネス1は、電線3と、電子部品5と、プロテクタ7とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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