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公開番号
2024128972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2024036209
出願日
2024-03-08
発明の名称
調整可能な静的分級機
出願人
シェンク プロセス エルエルシー
,
SCHENCK PROCESS LLC
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B07B
7/08 20060101AFI20240913BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約
【課題】原料の種類および空気流量の幅広いバリエーションに対応することができる静的分級機を提供する。
【解決手段】静的分級機100は、入口10Aおよび出口10Bを有するとともに容器内部領域10Vを有する容器10を含み、分級機チャンバ40は、容器内部領域内で位置決めされ、分級機チャンバは、分級機チャンバの側壁を通って分級機チャンバの分級機内部領域40D内に延在する複数の開口部42を有し、複数の開口部は、気体中に取り込まれた粒子を容器内部領域から分級機内部領域に通過させるように構成され、1以上の流量制限器は、分級機チャンバとともに配置され、流量制限器は、気体中に取り込まれた粒子の最適な流速および方向を静的分級機を通して確立するように構成される、ことを特徴とする静的分級機。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
静的分級機(100)であって、
入口(10A)および出口(10B)を有するとともに容器内部領域(10V)を有する容器(10)と、
前記容器内部領域(10V)内で位置決めされる分級機チャンバ(40)であって、前記分級機チャンバ(40)は、前記分級機チャンバ(40)の側壁(44)を通って前記分級機チャンバ(40)の分級機内部領域(40D)内に延在する複数の開口部(42)を有し、前記複数の開口部(42)は、気体中に取り込まれた粒子を前記容器内部領域(10V)から前記分級機内部領域(40D)に通過させるように構成される、分級機チャンバ(40)と、
前記分級機チャンバ(40)とともに配置された少なくとも1つの流量制限器と、
を備え、
前記少なくとも1つの流量制限器は、前記気体中に取り込まれた前記粒子の流速を前記静的分級機(100)を通して確立するように構成され、
前記複数の開口部(42)の各々は軸方向範囲(42A)を有し、前記分級機チャンバ(40)は、出口ダクト(20)に接続された分級機出口(46)を含み、
前記少なくとも1つの流量制限器は、前記出口ダクト(20)内で移動可能に位置決めされるスリーブ(30)を含み、前記スリーブ(30)の遠位端(30A)は、前記分級機内部領域(40D)内に延伸して前記軸方向範囲(42A)を部分的に覆う、静的分級機(100)。
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【請求項2】
前記スリーブ(30)と連通するアクチュエータシステム(60)を更に備え、前記アクチュエータシステム(60)は、前記複数の開口部(42)に対して前記スリーブ(30)を軸方向に位置決めするように構成される、請求項1に記載の静的分級機(100)。
【請求項3】
前記複数の開口部(42)の各々に近接して前記分級機チャンバ(40)の前記側壁(44)に回動可能に配置されたベーン(70)を含む第2流量制限器を更に備える、請求項1に記載の静的分級機(100)。
【請求項4】
前記複数の開口部(42)の各々は周方向範囲(42C)を有し、前記ベーン(70)は、前記軸方向範囲(42A)にほぼ等しい軸方向長さ(70L)と、前記周方向範囲(42C)にほぼ等しい周方向弧長(70C)とを有する、請求項3に記載の静的分級機(100)。
【請求項5】
前記ベーン(70)と連通するベーンアクチュエータシステム(70V)を更に備える、請求項3に記載の静的分級機(100)。
【請求項6】
前記分級機チャンバ(40)は、それに固定された上部プレート(40P)を有し、前記ベーン(70)の各々は、前記上部プレート(40P)を通って延在するシャフト(77)に回動可能に取り付けられ、前記ベーンアクチュエータシステム(70V)は、前記シャフト(77)の各々に接続されたリンケージシステムと、前記リンケージシステムに接続されたベーンアクチュエータ(70VA)とを含み、前記ベーンアクチュエータ(70VA)は、前記分級機チャンバ(40)の前記側壁(44)に対して前記ベーン(70)を同期的に回動させるように構成される、請求項5に記載の静的分級機(100)。
【請求項7】
静的分級機(100)であって、
入口(10A)および出口(10B)を有するとともに容器内部領域(10V)を有する容器(10)と、
前記容器内部領域(10V)内で位置決めされる分級機チャンバ(40)であって、前記分級機チャンバ(40)は、前記分級機チャンバ(40)の側壁(44)を通って前記分級機チャンバ(40)の分級機内部領域(40D)内に延在する複数の開口部(42)を有し、前記複数の開口部(40)は、気体中に取り込まれた粒子を前記容器内部領域(10V)から前記分級機内部領域(40D)に通過させるように構成される、分級機チャンバ(40)と、
前記分級機チャンバ(40)にそれぞれ配置された第1流量制限器および第2流量制限器と、
を備え、
前記第1流量制限器および前記第2流量制限器はそれぞれ、前記気体中に取り込まれた前記粒子の流速を前記静的分級機(100)を通して確立するように構成され、
前記第1流量制限器は、前記複数の開口部(42)の少なくとも1つの上に取り外し可能に固定された少なくとも1つのカバー(50)を含み、
前記第2流量制限器は、前記複数の開口部(42)の各々に近接する前記分級機チャンバ(40)の前記側壁(44)に回動可能に配置されたベーン(70)を含む、静的分級機(100)。
【請求項8】
前記複数の開口部(42)の各々は軸方向範囲(42A)と周方向範囲(42C)とを有し、前記少なくとも1つのカバー(50)のそれぞれ1つは、前記複数の開口部(42)の少なくとも1つの前記周方向範囲(42C)を横切って、且つ、前記軸方向範囲(42A)を部分的に横切って延在する、請求項7に記載の静的分級機(100)。
【請求項9】
前記複数の開口部(42)の各々は軸方向範囲(42A)と周方向範囲(42C)とを有し、前記ベーン(70)は、前記軸方向範囲(42A)にほぼ等しい軸方向長さ(70L)と、前記周方向範囲(42C)にほぼ等しい周方向弧長(70C)とを有する、請求項7に記載の静的分級機(100)。
【請求項10】
前記ベーン(70)と連通するベーンアクチュエータシステム(70V)を更に備える、請求項7に記載の静的分級機(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉砕ミルシステムのための静的分級機を対象とし、静的分級機は、挽かれた(ground)または粉砕された(pulverized)異なるサイズの粒子を分離するように構成され、そこを通る気体中に取り込まれた粒子の流速を調整して急峻な粒子分離を維持するための複数の流量制限手段を有する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
粉砕ミルは、スタッコ(stucco)、リン酸塩岩、塩、バイオマス、コークス、および石炭の製造に使用される鉱物、石灰石、石膏などの固体材料を破砕(crush)して微粒子にするために使用される。インパクトハンマーミルおよびボールレースミルは、石膏などの特定の種類の固体材料の破砕、粉砕(pulverize)、乾燥およびフラッシュ焼成を全て1つのステップで行うために使用することができる典型的な粉砕ミルである。種々なサイズの粉砕粒子は、粉砕ミルから下流の分級機に排出される。従来技術の分級機の1つは、米国特許第2,108,609号に開示されている「ウィザーセパレータ(whizzer separator)」として知られている。別の分級機は、タービン分級機である。従来技術の分級機の1つは、微粒子の分級のために使用することができる。
【0003】
分級機の効率は、分級機を通る空気流および分級される材料の種類に依存する。従来技術の静的分級機は、分級機の物理的構造に基づいて、空気の特定の空気流および速度に限定される。したがって、典型的には異なる材料を分級するために異なる分級機が使用され、広範囲の異なる材料、例えば、天然石膏および合成石膏(FGD)を分級するために単一の分級機を使用することができない。壁板製造用に同量のスタッコを製造するには、原料中の水分レベルが高いため、FGDの焼成では、天然石膏の焼成よりもはるかに多くの空気流が必要となる。過去10年間、石炭火力発電所が西洋諸国で閉鎖されたため、石膏源が大きく変化してきた。同時に、発展途上国では、石炭火力発電所が未だ建設されており、将来的にはより多くのFGD原料が利用可能になるであろう。つまり、理想的な新しい焼成システムは、原料の種類および空気流量の幅広いバリエーションに対応することができる必要がある。
【0004】
したがって、前述の問題に対処する改良された分級機が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
本明細書では、入口および出口を有するとともに容器内部領域を有する容器を含む静的分級機が開示される。前記静的分級機は、前記容器内部領域内で位置決めされる分級機チャンバを含む。前記分級機チャンバは、前記分級機チャンバの側壁を通って前記分級機チャンバの分級機内部領域内に延在する複数の開口部を有する。前記複数の開口部はそれぞれ、気体中に取り込まれた粒子を前記容器内部領域から前記分級機内部領域に通過させるように構成される。前記静的分級機は、前記分級機チャンバとともに配置された1以上の流量制限器を含む。前記1以上の流量制限器は、前記気体中に取り込まれた前記粒子の流速を前記静的分級機を通して確立するように構成される。前記複数の開口部の各々は軸方向範囲を有する。前記分級機チャンバは、出口ダクトに接続された分級機出口を含む。前記流量制限器は、前記出口ダクト内で移動可能に位置決めされるスリーブを含み、前記スリーブの遠位端は、前記分級機内部領域内に延伸して前記軸方向範囲を部分的に覆う。
【0006】
特定の実施形態では、前記静的分級機は、前記スリーブと連通するアクチュエータシステムを含む。前記アクチュエータシステムは、前記複数の開口部に対して前記スリーブを軸方向に位置決めするように構成される。
【0007】
特定の実施形態では、前記アクチュエータシステムは、前記出口ダクトの外側部分に取り付けられ、前記アクチュエータシステムの一部は、前記出口ダクトのスロットを通って延在して前記スリーブに固定される。
【0008】
特定の実施形態では、前記静的分級機は、前記スリーブと前記出口ダクトとの間で半径方向に位置決めされて前記スロットの下方に軸方向に配置される部分を有する第1シールと、前記スリーブと前記出口ダクトとの間で半径方向に位置決めされて前記スロットの上方に軸方向に配置される部分を有する第2シールとを含む。
【0009】
特定の実施形態では、前記アクチュエータシステムはラックアンドピニオンデバイスである。
【0010】
特定の実施形態では、前記アクチュエータシステムは、前記ダクトの第1の側に位置決めされる第1アクチュエータと、前記ダクトの第2の側に位置決めされる第2アクチュエータとを含む。前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータは、前記スリーブを軸方向に移動させるように同期的に連結される。
(【0011】以降は省略されています)
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