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公開番号2024168719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085619
出願日2023-05-24
発明の名称選果装置
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B07C 5/36 20060101AFI20241128BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】 果菜の収穫および選果における生産者の負荷を軽減する選果装置を提供する。
【解決手段】 実施形態による選果装置100は、検査対象が投入される複数の検査用スペース11Rを含む本体11と、検査用スペース11Rに投入された検査対象を本体11の外部に排出させる排出機構と、を備えた選別部10と、検査用スペース11Rから排出された検査対象が収納される収納部30A-30Cと、検査用スペース11Rに投入された検査対象の画像を撮影する撮像部20と、検査対象の画像を用いて検査対象の検査を行い、検査結果に応じて排出機構により検査用スペース11Rから検査対象を排出させ、収納部30A-30Cへ収納させる制御部40と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象が投入される複数の検査用スペースを含む本体と、前記検査用スペースに投入された前記検査対象を前記本体の外部に排出させる排出機構と、を備えた選別部と、
前記検査用スペースから排出された前記検査対象が収納される収納部と、
前記検査用スペースに投入された前記検査対象の画像を撮影する撮像部と、
前記検査対象の画像を用いて前記検査対象の検査を行い、検査結果に応じて前記排出機構により前記検査用スペースから前記検査対象を排出させ、前記収納部へ収納させる制御部と、を備えた選果装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記排出機構は、前記検査用スペースから前記検査対象を落下させることにより前記検査対象を前記本体の外部に排出させる機構を有する、請求項1記載の選果装置。
【請求項3】
前記収納部は前記選別部の下側に配置され、
前記収納部の下側に配置され、前記選別部および前記収納部を移動させる移動機構を備えた請求項1記載の選果装置。
【請求項4】
前記本体は、略円形の上面および底面と、前記上面と前記底面との間に延びた側面と、を備え、
前記検査用スペースは、前記上面および前記底面の中心に向かって窪んだ前記側面の凹部と、前記凹部の下側の開口を被う前記排出機構と、に囲まれたスペースである、請求項1記載の選果装置。
【請求項5】
複数の前記検査用スペースを順次検査領域へ誘導する駆動機構を備え、
前記駆動機構は、前記本体を前記上面および前記底面の中心を通る直線を軸として回転させる、請求項4記載の選果装置。
【請求項6】
前記排出機構は、前記検査用スペースの下側の開口を被う底部と、前記開口を開閉可能に前記底部と前記本体とを接続する回転部と、前記底部の支持と解放とを行う支持機構と、を備える、請求項4記載の選果装置。
【請求項7】
前記排出機構は、前記検査用スペースの下側の開口を被う底部を備え、
前記底部は、外周に凹凸を有する円板状の第1底部と、前記第1底部の中心において前記第1底部を回転可能に支持する第2底部と、を含み、
複数の前記第1底部と接する円弧に沿って配置され、前記検査用スペースが前記検査領域を通過する際に前記第1底部の凹凸と嵌合する凹凸部を備えた請求項5記載の選果装置。
【請求項8】
前記排出機構は、前記第1底部と前記第2底部とが接触する位置に配置され、前記検査対象が前記底部上に載置されたことを検知する検知機構を備えている、請求項7記載の選果装置。
【請求項9】
前記凹凸部は、少なくとも前記検査領域において複数の前記第1底部が内接する円弧に沿って配置されている、請求項7記載の選果装置。
【請求項10】
前記凹凸部は、少なくとも前記検査領域において複数の前記第1底部に外接する円弧に沿って配置されている、請求項7記載の選果装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、選果装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、農業従事人口の減少に伴う労働力不足が深刻な問題となっている。この中で労働負荷の高い選果作業の改善をすべく先端技術(ロボティクス、AI)を活用した、選果自動化、スマート農業実現の試みが各所にて行われている。
【0003】
例えば特許文献1には、複数のローラが自転可能に設けられたローラコンベアで農作物を搬送し、ローラの回転方向を制御して農作物を自転させることにより、様々な方向から農作物の外観を撮影するとともに、農作物が自転せずに搬送される過程で農作物の内部を撮影し、撮影画像を用いて農作物の選別を行う農作物選別装置が提案されている。
【0004】
また、特許文献2には、大型円錐状部材のターンテーブルを備え、ローラコンベアによりミカンをターンテーブルの上部に投入し、ターンテーブルに設けられた側板によりミカンを整列しつつ円錐の下端に設けられたヘッドへ移動させて、回転するヘッド上のミカンが検査装置前を通過する際にミカンを測長する物品選別装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-167190号公報
特開昭51-118652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の農作物選別装置や物品選別装置は、大規模耕地で大量収穫した農作物の選別に用いられることを前提とし、大型装置で一括に農作物の選別を行うものであり、中小規模の耕地で収穫された中小量の農作物の選別に適用することが困難であった。
大規模生産者と比較すると、中小規模生産者は、1)資本力に乏しい、2)狭隘な作付面積で栽培を行う、3)収穫量が少ない(生産ロットが小さい)、このため4)高付加価値果菜の少量生産が好まれる、といった特徴がある。国内では中小規模耕地・中小量生産による農業生産者が過半数を占めており、中小規模の生産者の負荷を減らすことを念頭とした技術が必要とされている。
【0007】
本発明は上記事情を鑑みて成されたものであって、果菜の収穫および選果における生産者の負荷を軽減する選果装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様による選果装置は、検査対象が投入される複数の検査用スペースを含む本体と、前記検査用スペースに投入された前記検査対象を前記本体の外部に排出させる排出機構と、を備えた選別部と、前記検査用スペースから排出された前記検査対象が収納される収納部と、前記検査用スペースに投入された前記検査対象の画像を撮影する撮像部と、前記検査対象の画像を用いて前記検査対象の検査を行い、検査結果に応じて前記排出機構により前記検査用スペースから前記検査対象を排出させ、前記収納部へ収納させる制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、果菜の収穫および選果における生産者の負荷を軽減する選果装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態の選果装置の使用例を概略的に示す図である。
図2は、一実施形態の選果装置の一構成例を概略的に示す図である。
図3は、図2に示す選別部の一構成例について説明するための図である。
図4は、図3に示すターンテーブルの複数の底部の一構成例を概略的に示す図である。
図5は、図3に示すターンテーブルの複数の底部の一構成例を概略的に示す図である。
図6は、図2に示す撮像部と選別部との一構成例を概略的に示す図である。
図7は、図2に示す撮像部と選別部との一構成例を概略的に示す図である。
図8は、一実施形態の選果装置の選別部と、検査領域および収納領域との関係の一例を概略的に示した図である。
図9は、一実施形態の選果装置の収納部の一構成例を概略的に示す図である。
図10は、図2に示す選果装置の制御部の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図11は、一実施形態の選果装置の動作の一例を概略的に示すフローチャートである。
図12は、一実施形態の選果装置の第1変形例について説明するための図である。
図13は、一実施形態の選果装置の第2変形例について説明するための図である。
図14は、一実施形態の選果装置の第2変形例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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