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公開番号2025021866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125888
出願日2023-08-01
発明の名称分配機、分配選別設備及び分配方法
出願人株式会社アーステクニカ
代理人個人
主分類B07C 5/36 20060101AFI20250206BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】原料の引っ掛かりを防止して分配をスムーズに行う。
【解決手段】分配機は、経路形成部材と、第1コンベアと、第2コンベアと、を備える。前記経路形成部材は、原料の落下経路を形成する。前記第1コンベアは、前記原料を搬出するために駆動される搬送面を有し、前記搬送面が前記落下経路を一部閉塞するように配置される。前記第2コンベアは、前記第1コンベアよりも低い位置に配置され、前記搬送面に載らずに落下した原料を搬出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
原料の落下経路を形成する経路形成部材と、
前記原料を搬出するために駆動される搬送面を有し、前記搬送面が前記落下経路を一部閉塞するように配置される第１コンベアと、
前記第１コンベアよりも低い位置に配置され、前記搬送面に載らずに落下した原料を搬出する第２コンベアと、
を備える、分配機。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
請求項１に記載の分配機であって、
前記搬送面が前記落下経路を閉塞する割合を変更可能である、分配機。
【請求項３】
請求項２に記載の分配機であって、
前記第１コンベアを搬送方向に平行な方向に伸縮させる伸縮機構を備える、分配機。
【請求項４】
請求項２に記載の分配機であって、
前記第１コンベアを水平面内で移動させる移動機構を備える、分配機。
【請求項５】
請求項１に記載の分配機であって、
原料が前記搬送面の高さまで落下した時点での平面視での位置を変更可能な変更機構を備える、分配機。
【請求項６】
請求項５に記載の分配機であって、
前記搬送面より高い位置に配置される板状の調整部材を備え、
前記変更機構は前記調整部材の角度を変更可能である、分配機。
【請求項７】
請求項１に記載の分配機であって、
制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記第１コンベアの下流側に接続される第１装置の処理負荷と、前記第２コンベアの下流側に接続される第２装置の処理負荷と、を取得し、
前記第１装置と前記第２装置の処理負荷の割合を算出し、
前記処理負荷の割合を所定の負荷割合に近づけるように、前記搬送面が前記落下経路を閉塞する割合、及び、原料が前記搬送面の高さまで落下した時点での平面視での位置のうち、少なくとも一方を調整する、分配機。
【請求項８】
請求項１に記載の分配機であって、
前記原料は廃プラスチックである、分配機。
【請求項９】
請求項１に記載の分配機と、
前記第１コンベアで搬送された原料を選別する第１選別機と、
前記第２コンベアで搬送された原料を選別する第２選別機と、
を備える、分配選別設備。
【請求項１０】
原料を分配する分配方法であって、
原料を落下経路に沿って落下させ、
前記落下経路の途中部を一部閉塞するように配置される第１コンベアの搬送面に原料を落下させて、前記搬送面に載った原料を前記搬送面の駆動により搬出し、
前記第１コンベアの搬送面に載らずに落下した原料を、前記第１コンベアより低い位置に配置される第２コンベアの駆動により搬出する、分配方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、例えば廃プラスチック等の原料の分配に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、ごみを分配する分配シュートを開示する。分配シュートには、コンベアからごみが連続的に落下する。分配シュートの下部は２分されており、２口形となっている。分岐部分には分配板が配置される。分配板の向きを変更することで、ごみの分配先を切り替えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開昭５８－１７３６３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
廃プラスチックには、長尺状であり、かつ柔軟性を有するものが含まれることも多い。特許文献１の分配シュートによって廃プラスチックを分配しようとする場合、分岐部分の頂点（言い換えれば、突起）に廃プラスチックが引っ掛かって堆積し、詰まりを生じることがあった。
【０００５】
本開示は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、原料の形状にかかわらず分配をスムーズに行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【０００７】
本開示の第１の観点によれば、以下の構成の分配機が提供される。即ち、分配機は、経路形成部材と、第１コンベアと、第２コンベアと、を備える。前記経路形成部材は、原料の落下経路を形成する。前記第１コンベアは、前記原料を搬出するために駆動される搬送面を有し、前記搬送面が前記落下経路を一部閉塞するように配置される。前記第２コンベアは、前記第１コンベアよりも低い位置に配置され、前記搬送面に載らずに落下した原料を搬出する。
【０００８】
本開示の第２の観点によれば、原料に関する以下の分配方法が提供される。即ち、原料を落下経路に沿って落下させる。前記落下経路の途中部を一部閉塞するように配置される第１コンベアの搬送面に原料を落下させ、前記搬送面に載った原料は前記搬送面の駆動により搬出される。前記第１コンベアの搬送面に載らずに落下した原料は、前記第１コンベアより低い位置に配置される第２コンベアの駆動により搬出される。
【０００９】
これにより、第１コンベアの搬送面に載るか否かを基準にして、原料を２台のコンベアに分配することができる。落下経路の上流側（即ち、上方）へ向かって突出する部分がないので、経路途中での原料の引っ掛かりを防止して、スムーズな分配を実現することができる。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、原料の引っ掛かりを防止して分配をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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