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公開番号
2024168711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085607
出願日
2023-05-24
発明の名称
分級装置
出願人
荏原環境プラント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B07B
13/04 20060101AFI20241128BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約
【課題】粒状物を含む混合物を振動させず、小さい分級点を達成することができるメンテナンスフリーの分級装置を提供する。
【解決手段】分級装置は、一対の無端チェーン12,12に所定間隔で取り付けられた複数のスクレーパ7と、無端チェーン12,12の下方で、無端チェーン12,12に沿って配置された底板35と、底板35に取り付けられ、無端チェーン12,12に沿って延びる複数の分級バー37と、を備える。各スクレーパ7は、その先端部に形成された複数のスクレーピング歯39を有しており、分級バー37は、チェーン駆動装置1の駆動により移動するスクレーパ7のスクレーピング歯39の側面と所定の分級隙間を開けて対向する側面を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
粒状物および粗大物を大きさに従って分類する分級装置であって、
一対の駆動輪、前記一対の駆動輪よりも低いかまたは高い位置に配置された一対の従動輪、前記駆動輪と前記従動輪とに掛け渡された一対の無端チェーン、および前記駆動輪に連結された駆動機を含むチェーン駆動装置と、
前記一対の無端チェーンに取り付けられた複数のスクレーパと、
前記無端チェーンの下方で、前記無端チェーンに沿って配置された、傾斜した底板と、
前記底板に取り付けられ、前記無端チェーンに沿って延びる複数の分級バーと、を備え、
前記複数のスクレーパは、それぞれ、その先端部に形成された複数のスクレーピング歯を有しており、
前記分級バーは、前記チェーン駆動装置の駆動により移動する前記スクレーパのスクレーピング歯の側面と所定の分級隙間を開けて対向する側面を有する、分級装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記スクレーピング歯は、前記無端チェーンの進行方向に開いたV字状または円弧状の横断面を有する、請求項1に記載の分級装置。
【請求項3】
前記スクレーピング歯は、前記底板と離間した底面を有する、請求項1に記載の分級装置。
【請求項4】
粗スクレーパをさらに備え、
粗スクレーパの先端に形成された粗スクレーピング歯は、前記分級隙間よりも大きな隙間を開けて前記分級バーの側面と対向する側面を有する、請求項1に記載の分級装置。
【請求項5】
前記分級バーの上面に取り付けられ、前記分級バーの幅よりも大きな幅を有するワイドバーをさらに備え、
前記ワイドバーは、前記スクレーパのスクレーピング歯の側面に近接する側面を有する、請求項1に記載の分級装置。
【請求項6】
前記分級バーは、耐摩耗鋼から形成される、請求項1に記載の分級装置。
【請求項7】
前記スクレーパには、硬化処理が施されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の分級装置。
【請求項8】
前記スクレーピング歯に取り付けられた交換歯をさらに備え、
前記交換歯は、耐摩耗鋼から構成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の分級装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状物および粗大物を大きさに従って分類する分級装置に関し、例えば、流動床炉から排出される流動媒体と不燃物とを分ける用途に好適な分級装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
焼却炉、熱分解炉、ガス化炉などに使用される流動床炉では、流動媒体として砂が使用される。不燃物(ワイヤー、石、金属類)が炉内に蓄積すると流動不良が発生するため、砂と共に不燃物を炉の底部から抜き出して、振動篩により砂と不燃物が分離される。振動篩の分級点は2.5mm~5mm程度である。振動篩は流動床炉に欠かせない機器であるが、以下の問題点がある。
【0003】
1.振動によって発塵し、有害な粉塵が飛散して作業環境を悪化させるおそれがある。
2.入口と出口との間で振動が伝達するのを防ぐため、エキスパンションジョイントが設置されるが、このエキスパンションジョイントは振動により損傷しやすく、粉塵が外部に漏れることがある。耐振動型のエキスパンションジョイントも存在するが、このタイプは一般に高価である。
3.運転中、振動篩の全体が振動するため、振動篩の周囲の構造物が振動する。このような振動を防止するためには、周囲の構造物自体の剛性を上げる必要があり、コストが上昇する。
4.不燃物の量や形状にもよるが、振動篩の網の目詰まりによる網の清掃が頻繁に必要であり、運転員の負荷となる。
【0004】
振動しない篩装置として、傾斜した複数のバーによって砂と不燃物を分けるバースクリーン型、連続して並ぶ複数のディスクを回転させながら、これらディスクの上に砂と不燃物を投入するディスクスクリーン型、所定の穴を開けた回転ドラムによって砂と不燃物を分けるトロンメル型などがある。これらのタイプは、振動しない点で有利であるが、ワイヤなどの細長いものが引っかかりやすく、やはり清掃およびメンテナンスが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-293442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、粒状物を含む混合物を振動させず、小さい分級点を達成することができるメンテナンスフリーの分級装置が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、粒状物および粗大物を大きさに従って分類する分級装置であって、一対の駆動輪、前記一対の駆動輪よりも低いかまたは高い位置に配置された一対の従動輪、前記駆動輪と前記従動輪とに掛け渡された一対の無端チェーン、および前記駆動輪に連結された駆動機を含むチェーン駆動装置と、前記一対の無端チェーンに取り付けられた複数のスクレーパと、前記無端チェーンの下方で、前記無端チェーンに沿って配置された、傾斜した底板と、前記底板に取り付けられ、前記無端チェーンに沿って延びる複数の分級バーと、を備え、前記複数のスクレーパは、それぞれ、その先端部に形成された複数のスクレーピング歯を有しており、前記分級バーは、前記チェーン駆動装置の駆動により移動する前記スクレーパのスクレーピング歯の側面と所定の分級隙間を開けて対向する側面を有する、分級装置が提供される。
【0008】
一態様では、前記スクレーピング歯は、前記無端チェーンの進行方向に開いたV字状または円弧状の横断面を有する。
一態様では、前記スクレーピング歯は、前記底板と離間した底面を有する。
一態様では、前記分級装置は、粗スクレーパをさらに備え、粗スクレーパの先端に形成された粗スクレーピング歯は、前記分級隙間よりも大きな隙間を開けて前記分級バーの側面と対向する側面を有する。
【0009】
一態様では、前記分級装置は、前記分級バーの上面に取り付けられ、前記分級バーの幅よりも大きな幅を有するワイドバーをさらに備え、前記ワイドバーは、前記スクレーパのスクレーピング歯の側面に近接する側面を有する。
一態様では、前記分級バーは、耐摩耗鋼から形成される。
一態様では、前記スクレーパには、硬化処理が施されている。
一態様では、前記分級装置は、前記スクレーピング歯に取り付けられた交換歯をさらに備え、前記交換歯は、耐摩耗鋼から構成されている。
【発明の効果】
【0010】
上記した態様によれば、粒状物を振動させないので、粉塵が舞い上がることがない。また、分級バーとスクレーピング歯との間に形成される分級隙間は小さくできるので、従来の振動篩と同等又はそれ以下の分級点を達成することができる。底板を通過したスクレーパのスクレーパ歯は分級バーから解放され、分級隙間に挟まった物体が自然落下するので、メンテナンスフリーの分級装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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