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公開番号
2025017689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120858
出願日
2023-07-25
発明の名称
粉粒体の検査選別装置
出願人
株式会社パウレック
代理人
個人
,
個人
主分類
B07C
5/342 20060101AFI20250130BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約
【課題】検査選別の1サイクルに要する時間を短縮すると共に、粉粒体が粉粒体通路に残留することを防止又は抑制する。
【解決手段】検査選別装置は、粉粒体処理装置1から排出される粉粒体Pが重力により降下する降下通路2と、降下通路2を降下した粉粒体Pが一時的に溜まる貯留部3と、粉粒体の物性Pを測定して、貯留部3内の粉粒体Pが規格内品か規格外品かを判定する検査部4と、検査部4の判定結果に基づいて、貯留部3内の粉粒体Pを空気移送して、規格内品通路5および規格外品通路6のうち一方の通路に択一的に移送する空気移送部7とを主要な要素として構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
連続式の粉粒体処理装置から排出される粉粒体を検査して、所定の規格を満たす規格内品と、所定の規格を満たさない規格外品とに選別する粉粒体の検査選別装置であって、
前記粉粒体が重力により降下する降下通路と、
前記降下通路を降下した前記粉粒体が一時的に溜まる貯留部と、
前記貯留部に溜まった前記粉粒体の物性を測定する測定部を有し、前記測定部の測定結果に基づいて、前記粉粒体が前記規格内品か前記規格外品かを判定する検査部と、
前記規格内品が移送される規格内品通路と、
前記規格外品が移送される規格外品通路と、
前記検査部の判定結果に基づいて、前記貯留部に溜まった前記粉粒体を、空気吸引又は空気圧送により、前記規格内品通路および前記規格外品通路のうち一方の通路に択一的に移送する空気移送部と、
を備えたことを特徴とする粉粒体の検査選別装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記貯留部は、U字形状、V字形状および有底筒形状の中から選択される一の形状を有する請求項1に記載の粉粒体の検査選別装置。
【請求項3】
前記貯留部は、透光部を有し、前記測定部は、前記貯留部に溜まった前記粉粒体の物性を前記透光部を介して測定する光学センサである請求項1又は2に記載の粉粒体の検査選別装置。
【請求項4】
前記検査部は、前記測定部に加え、前記降下通路を降下する前記粉粒体の物性を測定する第2測定部を更に有し、前記検査部は、前記測定部により測定された前記粉粒体の物性が所定の規格を満たし、かつ、前記第2測定部により測定された前記粉粒体の物性が所定の規格を満たす場合に、前記貯留部に溜まった前記粉粒体を前記規格内品と判定し、それ以外の場合は、前記貯留部に溜まった前記粉粒体を前記規格外品と判定する請求項1又は2に記載の粉粒体の検査選別装置。
【請求項5】
前記測定部と前記第2測定部は、前記粉粒体の異なる物性をそれぞれ測定する請求項4に記載の粉粒体の検査選別装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続式の粉粒体処理装置から排出される粉粒体を検査して、所定の規格を満たす規格内品と、所定の規格を満たさない規格外品とに選別する検査選別装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
医薬品、食品、農薬、電池材料等の製造分野では、粉粒体製品の生産効率を上げるため、連続生産システムの開発が進んでいる。例えば、医薬品等の錠剤を連続的に生産するシステムでは、原料粉体(医薬原料等)を混合する混合装置、混合装置で混合された原料粉体を造粒する造粒装置、造粒装置で造粒された造粒物を乾燥させる乾燥装置、乾燥装置で乾燥された造粒物に潤滑剤等の添加剤粉末を添加して混合する混合装置、混合装置で混合された混合粉体を圧縮成形して錠剤形態にする粉体圧縮成形装置(打錠機)、粉体圧縮成形装置で圧縮成形された錠剤にコーティング膜を形成するコーティング装置、等の各種粉粒体処理装置で一連の生産ラインを構築し、前工程の粉粒体処理装置で連続的に処理される粉粒体を次工程の粉粒体処理装置に順次に移送して所要の処理を行う。
【0003】
上記のような粉粒体製品の連続生産システムでは、前工程の粉粒体処理装置から排出される粉粒体(処理物)を検査して、所定の規格を満たす規格内品か、所定の規格を満たさない規格外品かを判定し、規格内品と判定した場合は次工程の粉粒体処理装置に移送し、規格外品と判定した場合は生産ラインから排除するようにしていることが多い。例えば、下記の特許文献1には、造粒物を一時的に貯留する貯留部と、貯留部内の造粒物の物性を検査する検査部と、検査部の検査結果に基づいて、造粒物の進路を切替える切替え弁を備えた逸脱処理装置が開示されている。貯留部は、造粒物の搬送路上に設けられ、上下の開閉弁の間に形成される。造粒物を貯留部に貯留する際は、上開閉弁を開位置、下開閉弁を閉位置にし、貯留部内の造粒物を検査する際は、上下の開閉弁を閉位置にし、貯留部内の造粒物を下流側に流出させる際は、下開閉弁を開位置にする。切替え弁は、検査部が貯留部内の造粒物を規格内品と判定した場合は、通常位置に維持し、検査部が貯留部内の造粒物を規格外品と判定した場合は、貯留部の下流側の搬送路を排出路に連通させる逸脱位置に切替える。貯留部から流出した規格内品の造粒物は、切替え弁が通常位置に維持されることにより、下流側の搬送路を通って次工程の処理装置に移送される。一方、貯留部から流出した規格外品の造粒物は、切替え弁が逸脱位置に切替えられることにより、排出路に案内されてシステム外へ排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7116975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の逸脱処理装置(検査選別装置)では、貯留部を開閉する開閉弁や、貯留部から流出した規格外品の粉粒体を排出路に案内する切替え弁を、搬送路(粉粒体通路)に設けているため、粉粒体通路に粉粒体の残留が生じ易い。とくに、粉粒体通路に残留した粉粒体が開閉弁や切替え弁の可動部分に噛み込まれると、弁の動作が不能または不安定になり、検査選別動作の実行に支障が生じると共に、検査選別装置を洗浄する際の洗浄作業や、洗浄後のバリデーションに手間が掛かる。
【0006】
上記の事情に鑑み、本発明は、粉粒体通路に粉粒体が残留することを防止又は抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、連続式の粉粒体処理装置から排出される粉粒体を検査して、所定の規格を満たす規格内品と、所定の規格を満たさない規格外品とに選別する粉粒体の検査選別装置であって、前記粉粒体が重力により降下する降下通路と、前記降下通路を降下した前記粉粒体が一時的に溜まる貯留部と、前記貯留部に溜まった前記粉粒体の物性を測定する測定部を有し、前記測定部の測定結果に基づいて、前記粉粒体が前記規格内品か前記規格外品かを判定する検査部と、前記規格内品が移送される規格内品通路と、前記規格外品が移送される規格外品通路と、前記検査部の判定結果に基づいて、前記貯留部に溜まった前記粉粒体を、空気吸引又は空気圧送により、前記規格内品通路および前記規格外品通路のうち一方の通路に択一的に移送する空気移送部と、を備えたことを特徴とする粉粒体の検査選別装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、粉粒体が粉粒体通路に残留することを防止又は抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態に係る粉粒体の検査選別装置を概念的に示す図である。
貯留部を模式的に示す図である。
貯留部の第1の変形例を模式的に示す図である。
貯留部の第2の変形例を模式的に示す図である。
貯留部の第3の変形例を模式的に示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る粉粒体の検査選別装置を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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