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公開番号2024175743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093708
出願日2023-06-07
発明の名称棒状食品の移送部および棒状食品選別機
出願人株式会社服部製作所,株式会社三輪山本
代理人弁理士法人みのり特許事務所
主分類B07C 5/02 20060101AFI20241212BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】移送速度を比較的高速に保ちつつ適切に不良品を除去する。
【解決手段】棒状食品選別機Mは、供給部1と、移送部2と、ベルトコンベヤ3と、不良品検出部4と、を備えている。供給部1は、棒状食品Fを横向きで移送部2に供給する。移送部2は、供給部1の下流に配置され、棒状食品Fの移送方向を高さ方向から水平方向に近づけながら棒状食品Fを横向きで移送する。ベルトコンベヤ3は、移送部2の下流に配置され、棒状食品Fを横向きで不良品検出部4に移送する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棒状食品の不良品を検出する不良品検出部を備えた棒状食品選別機であって、
前記棒状食品を横向きで供給する供給部と、
前記供給部の下流に配置され、前記棒状食品の移送方向を高さ方向から水平方向に近づけながら前記棒状食品を横向きで移送する移送部と、
前記移送部の下流に配置され、前記棒状食品を横向きで前記不良品検出部に移送する第1ベルトコンベヤと、をさらに備える、棒状食品選別機。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記移送部は、側面視略ノの字状に形成された凹形曲面シュートを有する、請求項1に記載の棒状食品選別機。
【請求項3】
前記移送部は、傾斜した複数の平面シュートを有し、
複数の前記平面シュートは、移送方向に向かって連続するかまたは並べられ、
複数の前記平面シュートの傾斜角度は、下流側の前記平面シュートほど緩やかに構成されている、請求項1に記載の棒状食品選別機。
【請求項4】
前記移送部は、移送方向に直交する方向に互いに間隔をおいて配置され移送方向に延びる複数の突条部をさらに有する、請求項2または3に記載の棒状食品選別機。
【請求項5】
前記移送部の移送面は、凹凸を有する、請求項2または3に記載の棒状食品選別機。
【請求項6】
前記移送部の終端の第1ベルトコンベヤに対する傾斜角度は、5°~40°で構成されている、請求項2または3に記載の棒状食品選別機。
【請求項7】
前記移送部は、移送方向に並べられた複数の第2ベルトコンベヤを有し、
前記複数の第2ベルトコンベヤは、下流側ほど移送速度が遅い、請求項1に記載の棒状食品選別機。
【請求項8】
前記第1ベルトコンベヤによる前記棒状食品の移送速度は、前記移送部の終端の移送速度以下で構成されている、請求項1に記載の棒状食品選別機。
【請求項9】
前記供給部は、側面視略ノの字状に形成され前記移送部の移送面に向かって前記棒状食品を案内する供給ガイドを有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の棒状食品選別機。
【請求項10】
棒状食品を横向きで供給する供給部と、前記棒状食品の不良品を検出する不良品検出部と、前記棒状食品を横向きで前記不良品検出部に移送する第1ベルトコンベヤと、を備えた棒状食品選別機に利用される前記棒状食品の移送部であって、
前記棒状食品の移送部は、側面視略ノの字状に形成された凹形曲面シュートを有し、前記供給部の下流に配置され、前記棒状食品の移送方向を高さ方向から水平方向に近づけながら前記棒状食品を横向きで前記第1ベルトコンベヤに移送する、棒状食品の移送部。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、素麺、パスタ等の棒状食品の不良品や異物を除去する棒状食品選別機、および当該棒状食品選別機に利用される棒状食品の移送部に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
素麺、パスタ等の棒状食品に含まれる不良品、異物を除去する選別機として、例えば、特許文献1に開示の選別機が知られている。この選別機は、ロングパスタ、棒拉麺、素麺等の棒状乾麺から、不良品および異物を除去するよう構成されており、原料供給部と、シュートと、光学選別部と、を備えている。原料供給部は、振動フィーダを有し、振動フィーダによって所定量ずつ棒状食品をシュートに繰り出す。シュートは、振動フィーダと、急傾斜状に配置された固定シュートと、上端部を中心に回動可能な流量規制板と、を有する。シュートは、流量規制板と固定シュートとでカラス口状の移送路を形成し、振動フィーダによる振動によって棒状食品の重なりを減らし、かつ棒状食品の移送量を調整しつつ、光学選別部に棒状食品を落下させる。そして、この選別機は、光学選別部によって良品・不良品を判別すると、揺動可能に設けられた排除板によって不良品を除去する。
【0003】
ところで、上記選別機は、振動フィーダによって棒状食品の重なりを減らしながら選別部まで移送する方式であるため移送速度が遅く処理量が少ない。また、上記選別機では、重なりを除去しきれず棒状食品が高密度で移送されるので、微細な黒点が隠れてカメラで検出できないという問題や、棒状食品が高密度で移送されかつ不良品が機械的なフラップにより排出されるので、不良品の除去時に良品も多く除去され歩留まりが悪いという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6937170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本願発明が解決しようとする課題は、移送速度を比較的高速に保ちつつ適切に不良品を除去することができる棒状食品選別機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る棒状食品選別機は、棒状食品の不良品を検出する不良品検出部を備えた棒状食品選別機であって、棒状食品を横向きで供給する供給部と、供給部の下流に配置され、棒状食品の移送方向を高さ方向から水平方向に近づけながら棒状食品を横向きで移送する移送部と、移送部の下流に配置され、棒状食品を横向きで不良品検出部に移送する第1ベルトコンベヤと、をさらに備える。
【0007】
上記棒状食品選別機は、好ましくは、移送部が、側面視略ノの字状に形成された凹形曲面シュートを有する。
【0008】
上記棒状食品選別機は、例えば、移送部が、傾斜した複数の平面シュートを有する。複数の平面シュートは、移送方向に向かって連続するかまたは並べられ、複数の平面シュートの傾斜角度は、下流側の平面シュートほど緩やかに構成されている。
【0009】
上記棒状食品選別機は、好ましくは、移送部が、移送方向に直交する方向に互いに間隔をおいて配置され移送方向に延びる複数の突条部をさらに有する。
【0010】
上記棒状食品選別機は、好ましくは、移送部の移送面が、凹凸を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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