TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024123376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030724
出願日2023-03-01
発明の名称異物除去装置及び異物除去方法
出願人株式会社ASTINA
代理人弁理士法人六本木通り特許事務所
主分類B07C 5/342 20060101AFI20240905BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】正常品の他に複数種類の異物を含む食品からそれらの異物を除去するための装置を提供する。
【解決手段】まず、異物除去装置100は、搬送装置110の搬送面の上方に配置された判別装置101を用いて、搬送装置110によって搬送される食品に含まれる異物を機械学習により生成された判別モデルに基づいて判別する(S301)。次に、異物除去装置100は、判別された異物に対して、搬送装置110の搬送面上で、判別装置101に接続されたエアーノズル102によりエアーを噴射して、判別された異物を食品から排出する(S302)。そして、異物除去装置100は、搬送装置110の終端近傍に配置された収容容器103で、排出された異物を収容する(S303)。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
搬送装置の搬送面の上方に配置され、前記搬送装置によって搬送される食品に含まれる異物を機械学習により生成された判別モデルに基づいて判別するための判別装置と、
判別された異物に対して前記搬送面上でエアーを噴射して、前記判別された異物を前記食品から排出するための複数のエアーノズルと、
前記搬送装置の終端近傍に配置され、排出された異物を収容する収容容器と
を備える異物除去装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の異物除去装置であって、
前記複数のエアーノズルは、前記搬送装置の搬送面に対して10°以上30°未満の角度を有するように配置されている。
【請求項3】
請求項1記載の異物除去装置であって、
前記判別装置は、前記搬送面を上方から撮影するための撮影機器を有する。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の異物除去装置であって、
前記複数のエアーノズルに、コンプレッサーエアーが供給される。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の異物除去装置であって、
前記収容容器は、前記搬送装置の後段に配置された後続搬送装置の上方に配置可能である。
【請求項6】
搬送装置の搬送面の上方に配置された判別装置を用いて、前記搬送装置によって搬送される食品に含まれる異物を機械学習により生成された判別モデルに基づいて判別するステップと、
判別された異物に対して、前記搬送面上で、前記判別装置に接続されたエアーノズルによりエアーを噴射して、前記判別された異物を前記食品から排出するステップと、
前記搬送装置の終端近傍に配置された収容容器で、排出された異物を収容するステップと
を含む異物除去方法。
【請求項7】
請求項6に記載の異物除去方法であって、
前記搬送装置の搬送速度は、5m/min以上又は超17m/min未満又は以下である。
【請求項8】
請求項7に記載の異物除去方法であって、
前記搬送速度は、7m/min以上又は超10m/min未満又は以下である。
【請求項9】
請求項6~8のいずれかに記載の異物除去方法であって、
前記収容容器は、前記搬送装置の後段に配置された後続搬送装置の上方に配置されている。
【請求項10】
搬送装置の搬送面の上方に配置された判別装置を用いて、前記搬送装置によって搬送される食品に含まれる異物を機械学習により生成された判別モデルに基づいて判別するステップと、
判別された異物に対して、前記搬送面上で、前記判別装置に接続されたエアーノズルによりエアーを噴射して、前記判別された異物を前記食品から排出するステップと、
前記記搬送装置の終端近傍に配置された収容容器で、排出された異物を収容するステップと
を含む食品を加工又は製造するための方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異物除去装置及び異物除去方法に関し、より詳細には、食品に含まれる異物を除去するための装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
水揚げされた水産物には、さまざまな異物が付着しており、消費者に販売されるまでの流通過程でそれらの除去がなされている。異物としては、目的外の水産物のほかに、小石、プラスチック、鉄くず、ペンキ、たばこ等が挙げられる。このようにさまざまな異物が想定されるため、異物除去の自動化は難しく、多くの場合、今もなお人が目視で確認し、手で除去をしている。例として、搬送装置を設置したラインに複数人の作業員を配置して、搬送される水産物の中から異物を除去する作業が行われている。
【0003】
従来、搬送ベルトの終端から落下する食品材料を比較色板の前を通過させ、その際の当該比較色板との色の差に基づいて異物を検知し、検知された異物に向けてエアーを噴射して落下軌跡を変化させることによって、異物を選別して除去する手法は存在する。
【0004】
特許文献1には、搬送ベルトの終端から落下する原料の軌跡が一定にならないという問題に対して、ナッツ類、豆類等の農産物に適用可能な手法として、搬送ベルトの搬送速度を大きくするとともに、当該搬送ベルトの終端側のローラを始端側のローラよりも小径とすることによって、落下軌跡を安定化させるものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-108146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、食品は、水産物のように粒状とは言えないものが多い。また、水産物・農産物を問わず、粒状の食品であっても複数の種類の異物を含むことが少なくなく、このような場合には異物の落下軌跡は異物ごとに異なるため、依然として従来の手法には問題が残る。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その課題は、正常品の他に複数種類の異物を含む食品からそれらの異物を除去するための装置又は方法を提供することにある。ここで、本明細書において「食品」とは、生鮮食品のほか、加工食品を含む。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、搬送装置の搬送面の上方に配置され、前記搬送装置によって搬送される食品に含まれる異物を機械学習により生成された判別モデルに基づいて判別するための判別装置と、判別された異物に対して前記搬送面上でエアーを噴射して、前記判別された異物を前記食品から排出するための複数のエアーノズルと、前記搬送装置の終端近傍に配置され、排出された異物を収容する収容容器とを備える異物除去装置である。
【0009】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の異物除去装置であって、前記複数のエアーノズルは、前記搬送装置の搬送面に対して10°以上30°未満の角度を有するように配置されている。
【0010】
また、本発明の第3の態様は、第1の態様の異物除去装置であって、前記判別装置は、前記搬送面を上方から撮影するための撮影機器を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社キンキ
振動篩装置
2か月前
株式会社スズ建
自走式ふるい選別装置
12日前
株式会社パウレック
粉粒体の検査選別装置
12日前
株式会社パウレック
粉粒体の検査選別装置
12日前
株式会社タクマ
分別システム及び分別方法
25日前
大仲建設株式会社
汚泥処理装置
19日前
株式会社イシダ
物品振分判定装置
4日前
荏原環境プラント株式会社
分級装置
2か月前
株式会社村田製作所
外観選別装置
3か月前
水星生醫股分有限公司
振動分離装置
2か月前
株式会社アーステクニカ
分配機、分配選別設備及び分配方法
4日前
住友金属鉱山株式会社
フレキシブルジョイント機構
2か月前
株式会社サタケ
検査装置および選別装置
1か月前
TOPPANホールディングス株式会社
選果装置
2か月前
株式会社エヌ・クラフト
廃棄物管理システム
1か月前
株式会社服部製作所
棒状食品の移送部および棒状食品選別機
2か月前
株式会社ナベル
卵処理装置、卵処理装置の制御プログラム、及び、卵処理装置の制御方法
4日前
株式会社ダウォン産業
エアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ
13日前
レイトラム,エル.エル.シー.
小荷物の検出とインテリジェントな仕分け
26日前
ミネベア インテック アーヘン ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー
搬送流から金属物を取り除くための装置ならびに方法
4日前
サンコール インダストリーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
粒子状炭素材料とそれらを分離する方法
26日前
日立Astemo株式会社
車載画像処理装置
18日前
日本放送協会
アントラセン誘導体、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、及び照明装置
1か月前
日本放送協会
アントラセン誘導体、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、及び照明装置
1か月前
日本放送協会
アントラセン誘導体、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、及び照明装置
1か月前
日本放送協会
アントラセン誘導体、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、及び照明装置
1か月前