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公開番号2024128860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023038122
出願日2023-03-10
発明の名称ノズルヘッド、及びそれを備えるタンクバルブ装置
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人
主分類F17C 13/04 20060101AFI20240913BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】流出口に設けられるフィルタを、簡潔な取付構造で、強固にノズルボディに取付ることができるノズルヘッドを提供する。
【解決手段】タンクの口部に装着されるタンクバルブ装置のノズルヘッドは、タンクバルブ装置のバルブブロックに締結部材によって締結され、タンクから流体を流出させる流出通路を含むノズルボディと、流出通路の入口部に嵌め込まれるフィルタと、流出通路に対応するように形成される貫通孔を含み、入口部に設けられ、フィルタの周縁部分に被せられる蓋部材と、を備え、蓋部材は、締結部材によってノズルボディと共にバルブブロックに共締めされている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
タンクの口部に装着されるタンクバルブ装置のノズルヘッドであって、
前記タンクバルブ装置のバルブブロックに締結部材によって締結され、前記タンクから流体を流出させる流出通路を含むノズルボディと、
前記流出通路の入口部に嵌め込まれるフィルタと、
前記流出通路に対応する貫通孔を含み、前記入口部に設けられ、前記フィルタの周縁部分に被せられる蓋部材と、を備え、
前記蓋部材は、前記締結部材によって前記ノズルボディと共に前記バルブブロックに共締めされている、ノズルヘッド。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記入口部は、段部を有し、
前記フィルタは、コイン型のフィルタであって、前記段部に外周縁を支持されて、前記入口部に嵌め込まれている、請求項1に記載のノズルヘッド。
【請求項3】
前記蓋部材は、前記フィルタの周縁部分に被せられ、前記ノズルボディと共に前記バルブブロックに共締めされている蓋体と、
前記蓋体と前記フィルタの間に設けられ、前記フィルタの外周縁部分を前記入口部へ押し付ける押付け体とを含み、
前記押付け体は、弾性体から成る、請求項2に記載のノズルヘッド。
【請求項4】
前記蓋部材は、前記フィルタに臨む環状の取付面を有し、
前記押付け体は、環状の弾性体であって、前記蓋部材の前記取付面に取り付けられ、
前記取付面は、前記フィルタから離れるに従って外形が広がるテーパ状に形成されている、請求項3に記載のノズルヘッド。
【請求項5】
前記ノズルボディは、前記タンクに流体を流入させる流入通路を含む、請求項1に記載のノズルヘッド。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1つのノズルヘッドと、
前記タンクバルブ装置において前記タンクの口部に装着され、前記締結部材によって前記ノズルヘッドが固定されている前記バルブブロックとを、備えるタンクバルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクの口部に装着されるタンクバルブ装置のノズルヘッド、及びそれを備えるタンクバルブ装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
タンクの口部に設けられるタンクバルブ装置として、特許文献1のタンク用バルブが知られている。特許文献1のタンク用バルブは、バルブ本体に取り付けられる噴流偏向ピースを有している。噴流偏向ピースの内部には、フィルタが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-64440号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のタンク用バルブにおいて、フィルタはCリングによって噴流偏向ピース(ノズルヘッドのノズルボディに相当)に取付けられている。このような取付構造の場合、フィルタとCリングとの間に隙間が生じる。それ故、使用中にフィルタが動く、即ちフィルタにガタが生じる。そこで、フィルタを簡潔な取付構造で且つより強固にノズルボディに取付けることができる取付構造が求められている。
【0005】
そこで本発明は、流出口に設けられるフィルタを、簡潔な取付構造で、強固にノズルボディに取付ることができるノズルヘッド、及びタンクバルブ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のノズルヘッドは、タンクの口部に装着されるタンクバルブ装置のものであって、前記タンクバルブ装置のバルブブロックに締結部材によって締結され、前記タンクから流体を流出させる流出通路を含むノズルボディと、前記流出通路の入口部に嵌め込まれるフィルタと、前記流出通路に対応する貫通孔を含み、前記入口部に設けられ、前記フィルタの周縁部分に被せられる蓋部材と、を備え、前記蓋部材は、前記締結部材によって前記ノズルボディと共に前記バルブブロックに共締めされているものである。
【0007】
本発明に従えば、フィルタの周縁部分に被せるように入口部に取り付けられる蓋部材が、締結部材によってノズルボディと共にバルブブロックに共締めされている。つまり、フィルタは、蓋部材が被せられて蓋部材を締結部材で共締めすることによって、ノズルボディに取り付ける。従って、流出通路に設けられるフィルタを、簡潔な取付構造で、強固にノズルボディに取り付けることができる。
【0008】
本発明のタンクバルブ装置は、前述するノズルヘッドと、前記タンクバルブ装置において前記タンクの口部に装着され、前記締結部材によって前記ノズルヘッドが固定されている前記バルブブロックとを、備えるものである。
【0009】
本発明に従えば、前述するような機能を実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、流出口に設けられるフィルタを簡潔な取付構造で、強固にノズルボディに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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