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公開番号
2024128673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037791
出願日
2023-03-10
発明の名称
シャワーヘッド
出願人
株式会社KVK
,
株式会社 フクシマ化学
代理人
個人
,
個人
主分類
A47K
3/28 20060101AFI20240913BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】効率良く旋回流を形成する。
【解決手段】シャワーヘッドは、散水孔(ミスト散水孔74)を有するシャワーフェイスと、流路形成部材85とを備える。シャワーヘッドは、シャワーフェイス、及び流路形成部材85が互いに当接することによって区画された散水用流路88を有しており、散水用流路88は、主流路88aと、主流路88aに連続する絞り流路88bと、絞り流路88bに連続するとともに散水孔に繋がる旋回流路88cとを有しており、絞り流路88bは、主流路88aの下流側の端部から流路幅が徐々に小さくなる絞り部88b1を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
散水孔を有するシャワーフェイスと、流路形成部材とを備えるシャワーヘッドであって、
前記シャワーヘッドは、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材が互いに当接することによって区画された散水用流路を有しており、
前記散水用流路は、主流路と、当該主流路に連続する絞り流路と、当該絞り流路に連続するとともに前記散水孔に繋がる旋回流路とを有しており、
前記絞り流路は、前記主流路の下流側の端部から流路幅が徐々に小さくなる絞り部を有することを特徴とするシャワーヘッド。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記散水用流路は、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材のいずれか一方の凹部と、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材のいずれか他方の平坦部とによって構成されている請求項1に記載のシャワーヘッド。
【請求項3】
前記散水用流路は、前記流路形成部材の凹部と、前記シャワーフェイスの平坦部とによって構成されている請求項1に記載のシャワーヘッド。
【請求項4】
前記主流路の最大流路幅は、前記絞り流路の最小流路幅の2倍以上である請求項1に記載のシャワーヘッド。
【請求項5】
前記絞り部は、前記主流路の下流側の端部から前記旋回流路に向かうに連れて、流路幅の減少率が小さくなる請求項1~4のいずれか一項に記載のシャワーヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャワーヘッドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シャワーヘッドの散水構造について記載している。
図18に示すように、シャワーヘッド90は、シャワーフェイスとしての面板部材91と、流路形成部材としてのリング部材92とを備える。また、シャワーヘッド90は、面板部材91が取り付けられるシャワーヘッド本体94を備える。リング部材92は、環状に延びる平坦部92aと、平坦部92aからリング部材92の厚さ方向に突出する複数の突出部92bと、平坦部92aを貫通する複数の湯水供給孔92cとを有している。面板部材91は、円形の外形を有しており、複数の散水孔91aと、面板部材91の背面側から面板部材91の厚さ方向に窪んだ凹部91bとを有している。
【0003】
図18、19に示すように、シャワーヘッド90は、面板部材91とリング部材92が互いに当接することによって区画された流路93を有する。この流路93は、面板部材91の凹部91bと、リング部材92の平坦部92aとによって構成されている。
【0004】
図19、20に示すように、シャワーヘッド90の流路93は、主流路93aと、主流路93aに連続する絞り流路93bと、絞り流路93bに連続する旋回流路93cとを有している。主流路93aは、図18に示すリング部材92の湯水供給孔92cに連通している。旋回流路93cの略中央に散水孔91aが位置している。
【0005】
図20の矢印Aで示すように、リング部材92の湯水供給孔92cを通じてシャワーヘッド本体94側から流路93に湯水が供給されると、供給された湯水は主流路93aに流入した後、絞り流路93bへと流通する。絞り流路93bの流路幅T2は主流路93aの流路幅T1の約半分であるため、絞り流路93bを通過する際に湯水は加速される。さらに、絞り流路93bを通過した湯水は、旋回流路93cへと流通する。旋回流路93cにおいて湯水は旋回されつつ散水孔91aから吐出される。湯水を加速させるとともに、旋回させながら吐出することによって、湯水をミスト状に吐出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-208527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図20に示すように、面板部材91において、絞り流路93bは、主流路93aの下流側の端部から略一定の流路幅で延びている。また、絞り流路93bの流路幅T2は、主流路93aの流路幅T1の約半分になっている。主流路93aと絞り流路93bの境界部分において流路幅が急激に減少しているため、絞り流路93bを流通する湯水の圧力損失が大きくなりやすい。圧力損失が大きくなると、絞り流路93b内の湯水を好適に加速させることが難しくなるため、効率良く旋回流を形成することが難しくなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
態様1のシャワーヘッドは、散水孔を有するシャワーフェイスと、流路形成部材とを備えるシャワーヘッドであって、前記シャワーヘッドは、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材が互いに当接することによって区画された散水用流路を有しており、前記散水用流路は、主流路と、当該主流路に連続する絞り流路と、当該絞り流路に連続するとともに前記散水孔に繋がる旋回流路とを有しており、前記絞り流路は、前記主流路の下流側の端部から流路幅が徐々に小さくなる絞り部を有することを要旨とする。
【0009】
この構成によれば、絞り流路は、主流路の下流側の端部から流路幅が徐々に小さくなる絞り部を有することによって、主流路の流路幅に対して、絞り流路の流路幅が急激に減少することを抑制することができる。これにより、絞り流路を流通する湯水の圧力損失を相対的に小さくすることができる。絞り流路内の湯水を好適に加速することができるため、効率良く旋回流を形成することができる。
【0010】
態様2は、態様1のシャワーヘッドにおいて、前記散水用流路は、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材のいずれか一方の凹部と、前記シャワーフェイス、及び前記流路形成部材のいずれか他方の平坦部とによって構成されている。この構成によれば、シャワーフェイスと流路形成部材の2つの部材を用いることによって、より簡単に散水用流路を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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