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公開番号2024128564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037590
出願日2023-03-10
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F21S 41/47 20180101AFI20240913BHJP(照明)
要約【課題】ネジ部材で光学部品を固定する際の位置ズレを抑制する。
【解決手段】車両用灯具は、光源部と、光源部からの光を車両前方に照射する光学系と、光学系で導かれる光の一部を遮光するシェードと、光源部、光学系及びシェードを支持する支持部材とを備え、光源部、シェード及び光学系のうち少なくとも1つの光学部品は、1本のネジ部材により支持部材に固定され、支持部材は、ネジ穴と、ネジ穴を挟む位置に設けられる2つの突起部と、を有し、光学部品は、ネジ貫通穴と、ネジ貫通穴を挟む位置に設けられ2つの突起部を挿入する位置決め穴とを有し、ネジ穴と、2つの突起部とは、直線に沿った第1方向に並んで配置され、2つの位置決め穴は、それぞれ突起部よりも径が大きく、ネジ貫通穴を基準とした第1方向上の位置に対して、ネジ部材を固定する際の回転方向に沿って所定のオフセット値だけずれた位置に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光源部と、
前記光源部からの光を車両前方に照射する光学系と、
前記光学系で導かれる光の一部を遮光するシェードと、
前記光源部、前記光学系及び前記シェードを支持する支持部材と
を備え、
前記光源部、前記シェード及び前記光学系のうち少なくとも1つの光学部品は、1本のネジ部材により前記支持部材に固定され、
前記支持部材は、前記ネジ部材が挿入されるネジ穴と、前記ネジ穴を挟む位置に配置され前記光学部品を位置決めする2つの突起部と、を有し、
前記光学部品は、前記ネジ部材を貫通させるネジ貫通穴と、前記ネジ貫通穴を挟む位置に配置され2つの前記突起部を挿入する位置決め穴とを有し、
前記ネジ穴と、2つの前記突起部とは、直線に沿った第1方向に並んで配置され、
2つの前記位置決め穴は、それぞれ前記突起部よりも径が大きく、前記ネジ貫通穴を基準とした前記第1方向上の位置に対して、前記ネジ部材を固定する際の回転方向に沿って所定のオフセット値だけずれた位置に配置される
車両用灯具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記オフセット値は、前記第1方向に直交する第2方向についての前記突起部の寸法と前記位置決め穴の寸法との差分を2で割った値である
請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
それぞれの前記位置決め穴は、前記ネジ貫通穴を基準とした前記第1方向上の位置に対して、前記第2方向にずれた位置に配置される
請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記ネジ穴と、2つの前記突起部とは、車両搭載状態における上下方向に並んでいる
請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
2つの前記位置決め穴は、上下方向に延びた長穴状である
請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記ネジ穴と、2つの前記突起部とは、車両搭載状態における左右方向に並んでいる
請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項7】
2つの前記位置決め穴の一方は、左右方向に延びた長穴状である
請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記光学部品は、前記シェードである
請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具において、光学部品を固定部材に固定する場合、固定部材側の位置決めピンを光学部品の位置決め穴に差し込んで位置決めし、この状態でネジ部材により光学部品を固定部材に締結する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-100231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように位置決め穴に位置決めピンを差し込んで位置決めする構成では、各部の寸法のバラつきによる干渉防止等のため、位置決め穴の径が位置決めピンの径よりも大きくなるように設計される。このため、光学部品が位置決めされた状態からネジ部材で締結する際、ネジ部材を回転させる際のトルクが光学部品に伝達され、光学部品の位置ズレが生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ネジ部材で光学部品を固定する際の位置ズレを抑制できる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用灯具は、光源部と、前記光源部からの光を車両前方に照射する光学系と、前記光学系で導かれる光の一部を遮光するシェードと、前記光源部、前記光学系及び前記シェードを支持する支持部材とを備え、前記光源部、前記シェード及び前記光学系のうち少なくとも1つの光学部品は、1本のネジ部材により前記支持部材に固定され、前記支持部材は、前記ネジ部材が挿入されるネジ穴と、前記ネジ穴を挟む位置に配置され前記光学部品を位置決めする2つの突起部と、を有し、前記光学部品は、前記ネジ部材を貫通させるネジ貫通穴と、前記ネジ貫通穴を挟む位置に配置され2つの前記突起部を挿入する位置決め穴とを有し、前記ネジ穴と、2つの前記突起部とは、直線に沿った第1方向に並んで配置され、2つの前記位置決め穴は、それぞれ前記突起部よりも径が大きく、前記ネジ貫通穴を基準とした前記第1方向上の位置に対して、前記ネジ部材を固定する際の回転方向に沿って所定のオフセット値だけずれた位置に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ネジ部材で光学部品を固定する際の位置ズレを抑制することが可能な車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る車両用灯具の一例を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る車両用灯具の一例を示す分解斜視図である。
図3は、正面視におけるシェード固定部の一例を示す図である。
図4は、正面視におけるシェードの一例を示す図である。
図5は、シェードをシェード固定部に固定する様子を示す図である。
図6は、シェードをシェード固定部に固定する様子を示す図である。
図7は、第2実施形態に係る車両用灯具の一例を示す分解斜視図である。
図8は、正面視におけるシェード固定部の一例を示す図である。
図9は、正面視におけるシェードの一例を示す図である。
図10は、シェードをシェード固定部に固定する様子を示す図である。
図11は、シェードをシェード固定部に固定する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る車両用灯具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
以下の説明において、前後方向、上下方向、及び左右方向のそれぞれは、車両に取り付けられた状態における車両用前照灯の方向を示す。前方とは、車両が直進状態で前進するときの前方向をいう。後方とは、水平面内において前方の逆方向をいう。上方とは、水平面と直交する方向において車両の走行面から離れる方向をいう。下方とは、水平面と直交する方向において上方の逆方向をいう。左方とは、車両が直進状態で前進するときの左方向をいう。右方とは、水平面内において左方の逆方向をいう。なお、前方が正面側、後方が背面側である。
(【0011】以降は省略されています)

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