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公開番号
2024075445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-03
出願番号
2022186955
出願日
2022-11-22
発明の名称
描画用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
F21S
43/37 20180101AFI20240527BHJP(照明)
要約
【課題】描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、周囲に違和感を与えてしまうことなく描画用配光パターンを形成可能な構成とする。
【解決手段】描画ユニット20からの出射光を、透光カバー14を介して灯具前方へ向けて照射する構成とする。その際、描画ユニット20と透光カバー14との間に、描画ユニット20からの出射光を下向きに反射させる反射鏡40が配置された構成とする。その上で、この反射鏡40が、上下方向に関して描画ユニット20の発光領域Aと重複する位置に配置された構成とする。これにより、描画用灯具10の点灯時に描画ユニット20自体が発光して見えてしまうのを効果的に抑制し、他の車両や歩行者等に無用の違和感を与えてしまわないようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
描画ユニットからの出射光を、透光カバーを介して灯具前方へ向けて照射することにより、灯具前方路面に描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記描画ユニットと上記透光カバーとの間に、上記描画ユニットからの出射光を下向きに反射させる反射鏡が配置されており、
上記反射鏡は、上下方向に関して上記描画ユニットの発光領域と重複する位置に配置されている、ことを特徴とする描画用灯具。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
上記反射鏡の反射面は、複数の反射領域が灯具前後方向に並んで配置された構成となっており、
上記複数の反射領域は、灯具前方側に位置する反射領域ほど水平面に対する傾斜角度が小さい値に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の描画用灯具。
【請求項3】
上記反射面は、上記複数の反射領域相互間の境界領域において傾斜角度が徐々に変化するように形成されている、ことを特徴とする請求項2記載の描画用灯具。
【請求項4】
上記反射鏡は、水平方向に延びる軸線回りに回動し得るように構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項5】
上記反射鏡の前端部に、上記反射鏡からの反射光の一部を遮光して照射範囲を規制するためのフレーム部が形成されている、ことを特徴とする請求項4記載の描画用灯具。
【請求項6】
上記透光カバーは、上記反射鏡よりも下方に位置する部分が灯具後方側に凹んだ凹部として形成されており、かつ、上記凹部の上部領域において上記反射鏡からの反射光を透過させるように構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項7】
上記上部領域は平板状に形成されている、ことを特徴とする請求項6記載の描画用灯具。
【請求項8】
上記反射鏡と上記透光カバーとの間にエクステンションパネルが配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項9】
上記反射鏡と上記エクステンションパネルとが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項8記載の描画用灯具。
【請求項10】
上記透光カバーは、上記反射鏡の灯具前方に位置する領域が不透明樹脂製の2色成形品で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、描画用配光パターン(すなわち灯具前方路面等に文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を形成するための描画用灯具として、描画ユニットからの出射光を、透光カバーを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、車載用の描画用灯具として、描画ユニットが斜め下向きに配置された状態で車両に装着されるように構成されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-60057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような車載用の描画用灯具からの照射光によって描画用配光パターンを形成することにより、夜間の車両走行時等に周囲に対して自車の意思表示を行うことが可能となり、これにより他の車両や歩行者等に注意喚起を促すことが可能となる。
【0006】
しかしながら、描画用灯具の点灯時に描画ユニット自体が発光して見えてしまうと好ましくない場合がある。例えば、描画用灯具がフロントターンシグナルランプの点灯と同期して点灯する構成となっているような場合には、フロントターンシグナルランプが本来の装着位置で発光して見えるだけでなく描画ユニットも別の位置で発光して見えてしまうので、他の車両や歩行者等に違和感を与えてしまうおそれがある。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、周囲に違和感を与えてしまうことなく描画用配光パターンを形成することができる描画用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、所定の反射鏡を備えた構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る描画用灯具は、
描画ユニットからの出射光を、透光カバーを介して灯具前方へ向けて照射することにより、灯具前方路面に描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記描画ユニットと上記透光カバーとの間に、上記描画ユニットからの出射光を下向きに反射させる反射鏡が配置されており、
上記反射鏡は、上下方向に関して上記描画ユニットの発光領域と重複する位置に配置されている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「描画用灯具」は、車載用の灯具であってもよいし、車載用以外の用途に用いられる灯具であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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