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公開番号2024039527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022144144
出願日2022-09-09
発明の名称灯具ユニット
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 41/275 20180101AFI20240314BHJP(照明)
要約【課題】軽量化が図られた新たな灯具を提供する。
【解決手段】灯具ユニットは、発光面40bが車両用灯具の正面を向く発光素子と、発光面40bと対向する入射面38aを有するフレネルレンズ38と、を備える。フレネルレンズ38は、発光面40bの正面に位置する集光用の集光レンズ部38bと、集光レンズ部38bの下方に設けられ、発光面40bから下方斜めに出射した光L1,L2が入射する拡散用の拡散レンズ部38c,38dと、を有する。拡散レンズ部38c,38dは、集光レンズ部38bの集光出射面39bと非連続な拡散出射面39c,39dで屈折した光が車両用灯具の正面に向けて出射するように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
発光面が車両用灯具の正面を向く発光素子と、
前記発光面と対向する入射面を有するフレネルレンズと、を備え、
前記フレネルレンズは、
前記発光面の正面に位置する集光用の集光レンズ部と、
前記集光レンズ部の下方に設けられ、前記発光面から下方斜めに出射した光が入射する拡散用の拡散レンズ部と、を有し、
前記拡散レンズ部は、前記集光レンズ部の集光出射面と非連続な拡散出射面で屈折した光が車両用灯具の正面に向けて出射するように構成されていることを特徴とする灯具ユニット。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記フレネルレンズから出射した光を車両用灯具の正面に配光パターンとして投影する投影レンズを更に備え、
前記拡散レンズ部は、出射した光が前記配光パターンの上部範囲を照射するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の灯具ユニット。
【請求項3】
前記投影レンズは、前記フレネルレンズから出射した光が他の部材で反射せずに入射することを特徴とする請求項2に記載の灯具ユニット。
【請求項4】
前記拡散レンズ部は、
前記集光レンズ部より下方であって該集光レンズ部の先端よりも出射面が前方に位置する第1の拡散レンズ部と、
前記第1の拡散レンズ部より下方であって該第1の拡散レンズ部よりも出射面が前方に位置する第2の拡散レンズ部と、
を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の灯具ユニット。
【請求項5】
前記第2の拡散レンズ部は、ハイビーム用配光パターンの水平線より6~8°上方の領域を照射する光を出射するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の灯具ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、灯具ユニットに関し、例えば、車両用灯具に用いられる灯具ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハイビーム用配光パターンを構成する個別照射領域をそれぞれ有する、個別点灯可能に構成された複数の発光素子が基板上に一列に搭載されてなる発光素子アレイと、発光素子アレイの前方に配置される投影レンズと、発光素子アレイの下方に配置されるリフレクタと、を備える灯具ユニットが考案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第16/013447号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような灯具ユニットに用いられているリフレクタは、耐熱性の観点から金属製であることが多く、重量が重くなりがちである。また、発光素子から下方に向かう光をより多く反射するためには、リフレクタの奥行きを延ばす必要があり、灯具ユニットの車両前後方向の厚みが大きくなってしまう。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、所望の配光を実現しつつ軽量化が図られた新たな灯具ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の灯具ユニットは、発光面が車両用灯具の正面を向く発光素子と、発光面と対向する入射面を有するフレネルレンズと、を備える。フレネルレンズは、発光面の正面に位置する集光用の集光レンズ部と、集光レンズ部の下方に設けられ、発光面から下方斜めに出射した光が入射する拡散用の拡散レンズ部と、を有する。拡散レンズ部は、集光レンズ部の集光出射面と非連続な拡散出射面で屈折した光が車両用灯具の正面に向けて出射するように構成されている。
【0007】
この態様によると、発光素子の発光面から下方斜めに出射した光を拡散レンズ部での屈折により車両用灯具の正面に向けさせることができる。そのため、発光素子の発光面から下方斜めに出射した光をリフレクタで反射させて車両用灯具の正面に向けさせる場合と比較して、配光制御に必要な光学部材(フレネルレンズ)の車両前後方向の厚みを小さくできる。また、フレネルレンズはシリコーン製の樹脂レンズで構成することが可能であり、金属製のリフレクタを用いた場合と比較して、灯具ユニットの軽量化を図ることができる。
【0008】
フレネルレンズから出射した光を車両用灯具の正面に配光パターンとして投影する投影レンズを更に備えてもよい。拡散レンズ部は、出射した光が配光パターンの上部範囲を照射するように構成されていてもよい。これにより、ハイビーム用配光パターンといった水平線よりも上方を照射する配光パターンの照射領域を更に広げることができる。
【0009】
投影レンズは、フレネルレンズから出射した光が他の部材で反射せずに入射してもよい。これにより、フレネルレンズから出射した光が途中で反射せずに短い光路で投影レンズに到達するため、発光素子の光の利用効率を向上できる。
【0010】
拡散レンズ部は、集光レンズ部より下方であって該集光レンズ部の先端よりも出射面が前方に位置する第1の拡散レンズ部と、第1の拡散レンズ部より下方であって該第1の拡散レンズ部よりも出射面が前方に位置する第2の拡散レンズ部と、を有してもよい。これにより、フレネルレンズ全体の厚みを抑えつつ、発光素子の発光面から下方斜めに出射した光を配光パターンの照射領域の上方への拡散に利用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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