TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024049456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155689
出願日2022-09-29
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 41/265 20180101AFI20240403BHJP(照明)
要約【課題】複数の異なる構成の光源ユニットを備え、光源ユニットに対応するレンズ部を一体に形成した投影レンズを備えるランプユニットにおいて、光源ユニットの構成の相違にかかわらず投影レンズの意匠性を高めた車両用灯具を提供する。
【解決手段】ロービーム光源ユニット1,2と、ハイビーム光源ユニット3と、各光源ユニット1,2,3の光を投影して所要の配光を形成する投影レンズ4とを備える。投影レンズ4は、ロービーム光源ユニット1,2の光を投影してロービーム配光を形成するロービームレンズ部41,42と、ハイビーム光源ユニット3の光を投影してハイビーム配光を形成するハイビームレンズ部43とが一体に形成される。光源ユニットは異なる構造のものが配設可能であり、投影レンズ4の前面は、光源ユニットの相違にかかわらず同じレンズ形状に構成される。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
ロービーム光源ユニットと、ハイビーム光源ユニットと、前記各光源ユニットの光を投影して所要の配光を形成する投影レンズとを備え、前記ロービーム光源ユニットの光を投影してロービーム配光を形成するロービームレンズ部と、前記ハイビーム光源ユニットの光を投影してハイビーム配光を形成するハイビームレンズ部とが一体に形成され、前記各光源ユニットは異なる構造のものが配設可能であり、前記投影レンズの前面は、光源ユニットの相違にかかわらず同じレンズ形状に構成されることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記投影レンズの前面は一様な曲面又は平面で構成され、後面は配設される光源ユニットに対応して異なる曲面で構成される請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記ロービームレンズ部とハイビームレンズ部は前面が同じ曲面又は平面で構成され、後面が異なる曲面で構成されている請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記ロービーム光源ユニットはロービーム配光のホットゾーンを含む中央領域を照明する集光ロービーム光源ユニットと、前記中央領域よりも広い広域領域を照明する拡散ロービーム光源ユニットを備え、前記投影レンズの前面は一様な曲面又は平面で構成され、前記集光ロービーム光源ユニットのロービームレンズ部と、前記拡散ロービーム光源ユニットのロービームレンズ部の後面が異なる曲面で構成されている請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記ハイビーム光源ユニットは、選択的に発光することが可能な複数の発光素子を備え、各発光素子から出射された光を前記ハイビームレンズ部により所要の配光で投影する第1ハイビーム光源ユニットと、1つの発光素子から出射されかつリフレクタにより収束反射された光を前記ハイビームレンズ部により所要の配光で投影する第2ハイビーム光源ユニットのいずれかで構成され、これら第1ハイビーム光源ユニットと第2ハイビーム光源ユニットの各ハイビームレンズ部の前面は同じ曲面又は平面で構成されている請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記第1ハイビーム光源ユニットのハイビームレンズ部と、前記第2ハイビーム光源ユニットのハイビームレンズ部の後面は異なる曲面で構成される請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記第1ハイビーム光源ユニットは、当該光源ユニットから出射されてハイビームレンズ部に入射される光の入射角を抑制する補正光学部を備え、当該補正光学部は、正の屈折力を有する補正レンズまたは光を収束させる補正リフレクタで構成される請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記第2ハイビーム光源ユニットは、ロービーム配光の上側に付加ハイビーム配光を形成し、さらにその上側にオーバヘッド配光を形成することが可能である請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記第2ハイビーム光源ユニットは複数の光源ユニットで構成され、前記ハイビームレンズ部は前記複数の光源ユニットに対応した複数のハイビームレンズ部を備える請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項10】
自動車のヘッドランプとして機能する照明ランプユニットとして構成される請求項1ないし9のいずれかに記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は自動車等の車両に装備して好適な車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具、特に、自動車のヘッドランプの構造の簡易化を図るために、ロービーム光源ユニットやハイビーム光源ユニットを含む複数の光源ユニットにそれぞれ対応する投影レンズを一体化し、一つの投影レンズとして構成したランプユニットが提案されている。例えば、特許文献1には、一つの投影レンズに対してロービーム光源ユニットとハイビーム光源ユニットが対応配置されており、各光源ユニットから出射された光を当該一つの投影レンズにより投影してそれぞれ所要のロービーム配光とハイビーム配光を形成する構成がとられている。また、特許文献2には1つの投影レンズに対して3つのロービーム光源ユニットが対応配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021-261559号公報
国際公開2013-183240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロービーム配光とハイビーム配光を一つの投影レンズで投影する照明ランプユニットにおいては、各配光をそれぞれ独立して実現するために、投影レンズのレンズ形状を部分的に相違させる必要がある。すなわち、ロービーム光源ユニットに対応するロービームレンズ部と、ハイビーム光源ユニットに対応するハイビームレンズ部のレンズ形状を相違させる必要がある。
【0005】
このように、一つの投影レンズに複数の異なるレンズ形状のレンズ部が要求される場合、通常では投影レンズの前面、あるいは前面と後面の両方に各レンズ部を構成する凸状の球面や曲面が形成される。しかし、このようなレンズ形状では、投影レンズを前面側から観察したときに、前面に表れている複数の凸状が照明ランプユニットの外観上の見栄えを損ない、意匠性が低下する要因となる。特許文献1の投影レンズはハイビーム光源ユニットに対応するレンズ部の前面形状がロービーム光源ユニットに対応するレンズ部と相違する。また、特許文献2の投影レンズは一部のロービーム光源ユニットに対応するレンズ部の前面形状が他のレンズ部と相違しており、意匠性の問題が生じる。
【0006】
近年、ロービーム光源ユニットやハイビーム光源ユニットとして種々の異なる構造のものが提案されている。ハイビーム光源ユニットの例で言えば、後述するADB(Adaptive Driving Beam)配光制御のハイビーム光源ユニットや、Bi(バイファンクション;Bi-function)配光制御のハイビーム光源ユニットがある。このような異なる構造のハイビーム光源ユニットを選択的に採用した照明ランプユニットが構成される際には、投影レンズのハイビームレンズ部は対応した光源ユニットに好適なレンズ形状として形成される。このような場合において、ハイビーム光源ユニットの違いに応じて投影レンズの前面のレンズ形状が相違されると、照明ランプユニットの外観上の統一性が損なわれ、意匠性の問題が生じる。このことは、異なる構成のロービーム光源ユニットを選択的に採用したランプユニットについても同様である。
【0007】
本発明の目的は、ハイビーム光源ユニットとロービーム光源ユニットを備え、各光源ユニットに対応するレンズ部を一体に形成した投影レンズを備えるランプユニットにおいて、光源ユニットの構成の相違にかかわらず投影レンズの意匠性を高めた車両用灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の車両用灯具は、ロービーム光源ユニットと、ハイビーム光源ユニットと、各光源ユニットの光を投影して所要の配光を形成する投影レンズとを備えており、ロービーム光源ユニットの光を投影してロービーム配光を形成するロービームレンズ部と、ハイビーム光源ユニットの光を投影してハイビーム配光を形成するハイビームレンズ部とが一体に形成され、各光源ユニットは異なる構造のものが配設可能であり、投影レンズの前面は、光源ユニットの相違にかかわらず同じレンズ形状に構成される。すなわち、投影レンズの前面は一様な曲面又は平面で構成され、後面は配設される光源ユニットに対応して異なる曲面で構成される。
【0009】
本発明の好ましい形態として、ロービームレンズ部とハイビームレンズ部は後面が異なる曲面で構成される。また、ロービーム光源ユニットはロービーム配光のホットゾーンを含む中央領域を照明する集光ロービーム光源ユニットと、この中央領域よりも広い広域領域を照明する拡散ロービーム光源ユニットを備えており、投影レンズの前面は一様な曲面又は平面で構成され、集光ロービーム光源ユニットのロービームレンズ部と、拡散ロービーム光源ユニットのロービームレンズ部の後面が異なる曲面で構成される。
【0010】
本発明の他の好ましい形態として、ハイビーム光源ユニットは、選択的に発光することが可能な複数の発光素子を備え、各発光素子から出射された光をハイビームレンズ部により所要の配光で投影する第1ハイビーム光源ユニットと、発光素子から出射されかつリフレクタにより収束反射された光をハイビームレンズ部により所要の配光で投影する第2ハイビーム光源ユニットのいずれかで構成され、これら第1ハイビーム光源ユニットと第2ハイビーム光源ユニットの各ハイビームレンズ部の前面は同じ曲面又は平面で構成されている。この場合において、第1ハイビーム光源ユニットのハイビームレンズ部と、第2ハイビーム光源ユニットのハイビームレンズ部の後面は異なる曲面で構成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
照明器具
1か月前
個人
樹木取付型ソーラー発光器
1か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
14日前
コイズミ照明株式会社
照明器具
1か月前
瀧住電機工業株式会社
LED照明器具
2か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
26日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
26日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
26日前
コイズミ照明株式会社
照明装置
25日前
コイズミ照明株式会社
照明器具
28日前
株式会社ベスト
照明装置
11日前
コイズミ照明株式会社
照明器具
5日前
株式会社小糸製作所
灯具ユニット
1か月前
株式会社小糸製作所
灯具ユニット
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両用灯具
2か月前
株式会社遠藤照明
光源基板及び照明器具
5日前
不二サッシ株式会社
照明装置
1か月前
個人
集光装置
2か月前
亀田産業株式会社
照明装置
27日前
株式会社小糸製作所
車両灯具ユニット
1か月前
FKK株式会社
照明装置
2か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
26日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
27日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
27日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
27日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
1か月前
株式会社ゼニライトブイ
航路標識用灯具
2か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
26日前
東芝ライテック株式会社
照明器具
27日前
工機ホールディングス株式会社
電気機器
18日前
工機ホールディングス株式会社
電気機器
18日前
続きを見る