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公開番号2024044652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150310
出願日2022-09-21
発明の名称描画用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/20 20180101AFI20240326BHJP(照明)
要約【課題】描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、複数の描画用配光パターンを互いに近接した状態で直列に形成可能な構成とする。
【解決手段】投影レンズ30として、第1および第2投影レンズ部32A、32Bが左右方向に並んだ状態で配置された構成とする。その上で、遮光板40として、第1投影レンズ部32Aの灯具後方側の上下2箇所に、2つの第1描画用配光パターンを形成するための第1開口部40Aa、40Acが形成されるとともに、第2投影レンズ部32Bの灯具後方側の上下2箇所に、2つの第2描画用配光パターンを形成するための第2開口部40Bb、40Bdが形成された構成とする。これにより、4つの第1および第2描画用配光パターンを直列配置で交互に形成するようにした上で、第1開口部40Aa、40Ac相互の間隔および第2開口部40Bb、40Bd相互の間隔が極端に狭くならないようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記発光素子と上記投影レンズとの間に、上記発光素子から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、
上記投影レンズは、第1および第2投影レンズ部が灯具前後方向と交差する所要方向に並んだ状態で配置された構成となっており、
上記遮光板に、複数の開口部が形成されており、
上記遮光板は、上記複数の開口部として、上記第1投影レンズ部の灯具後方側において上記所要方向と交差する方向に間隔をおいて配置された複数の第1開口部と、上記第2投影レンズ部の灯具後方側に配置された少なくとも1つの第2開口部とを備えており、
上記発光素子として、上記複数の第1開口部の灯具後方側に配置された第1発光素子と、上記少なくとも1つの第2開口部の灯具後方側に配置された第2発光素子とを備えており、
上記複数の第1開口部を介して上記第1投影レンズ部に入射した上記第1発光素子からの出射光によって形成される複数の第1描画用配光パターンの各々と、上記少なくとも1つの第2開口部を介して上記第2投影レンズ部に入射した上記第2発光素子からの出射光によって形成される少なくとも1つの第2描画用配光パターンの各々とが、直列配置で交互に形成されるように、上記第1投影レンズ部および上記複数の第1開口部の配置ならびに上記第2投影レンズ部および上記少なくとも1つの第2開口部の配置が設定されている、ことを特徴とする描画用灯具。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
上記所要方向と交差する方向が上下方向に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の描画用灯具。
【請求項3】
上記複数の第1開口部および上記少なくとも1つの第2開口部の各々が、V字形の開口形状を有している、ことを特徴とする請求項2記載の描画用灯具。
【請求項4】
上記第1発光素子と上記遮光板との間に、上記第1発光素子からの出射光を上記複数の第1開口部へ向けて集光させるための第1集光レンズが配置されており、
上記第2発光素子と上記遮光板との間に、上記第2発光素子からの出射光を上記少なくとも1つの第2開口部へ向けて集光させるための第2集光レンズが配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項5】
上記第1発光素子は、上記複数の第1開口部の各々に対応する位置にそれぞれ配置されており、
上記第2発光素子は、上記少なくとも1つの第2開口部の各々に対応する位置にそれぞれ配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、描画用配光パターン(すなわち灯具前方路面等に文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を形成するための描画用灯具として、発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
【0003】
このような描画用灯具においては、発光素子と投影レンズとの間に、発光素子から投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、そして、この遮光板に形成された開口部の開口形状を投影レンズによって投影することにより描画用配光パターンを形成するように構成されている。
【0004】
「特許文献1」には、車載用の描画用灯具における遮光板の構成として、複数の開口部が上下方向に間隔をおいて複数箇所に形成されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/019231号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車載用の描画用灯具からの照射光によって描画用配光パターンを形成することにより、夜間の車両走行時等に周囲に対して自車の意思表示を行うことができ、これにより他の車両や歩行者等に注意喚起を促すことが可能となる。
【0007】
その際、上記「特許文献1」に記載された描画用灯具のように、遮光板に複数の開口部が上下方向に間隔をおいて形成された構成とすれば、描画用配光パターンが灯具前方へ向けて直列に並んだ状態で形成されるので、周囲への注意喚起効果を高めることが可能となる。
【0008】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、遮光板の構成として開口部相互間に位置する部分の上下幅が狭くなってしまい、その剛性が低下しやすくなるので、所期の開口形状を維持することが困難になり、このため複数の描画用配光パターンを互いに近接した状態で直列に形成することが困難になる。
【0009】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、複数の描画用配光パターンを互いに近接した状態で直列に形成することができる描画用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、投影レンズおよび遮光板の配置および構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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