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公開番号2024062400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2023179568
出願日2023-10-18
発明の名称伸縮ライト
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類F21L 4/00 20060101AFI20240430BHJP(照明)
要約【課題】使用上の応用範囲を広げ経済効果を高めることのできる伸縮ライトを提供する。
【解決手段】棒本体11及び取り外しのできる末節棒12を組み合わせ、伸縮可能である伸縮棒1を有する。末節棒12には、発光モジュール2と電源スイッチ4とを設ける。発光モジュール2と電源スイッチ4とは末節棒12表面を突出していないため、末節棒12が完全に棒本体11内部に収められると、発光モジュール2の収納、保護を行い易くすることができる特徴がある。末節棒12内部には電気供給部3を設ける。電気供給部3は、電源スイッチ4によって発光モジュール2の通電をコントロールしている。以上のように、電気供給部3と発光モジュール2、電源スイッチ4をともに末節棒12上に設置する設計により、伸縮棒1を伸ばして、発光モジュール2のライト位置を高くすることができるため、異なる場面での警告やライトの需要に応じられるほか、末節棒12を取り外して単独でライトとすることも可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
伸縮棒と、発光モジュールと、電気供給部とを備える伸縮ライトであって、
前記伸縮棒は、棒本体と末節棒とを備え、
前記末節棒は、取り外し可能な状態で前記棒本体の一端に連結し、
前記末節棒は、前記棒本体の内部に収めることができ、
前記発光モジュールは、前記末節棒上に配置されており、
前記発光モジュールは、前記棒本体に対して干渉妨害を起こさない状態の下で前記末節棒とともに前記棒本体の内部に収められ、
前記発光モジュールは、通電後にライト光線を発生させる発光部品を備えており、
電気エネルギーを保存できる前記電気供給部は、前記末節棒の内部に設けられており、且つ前記末節棒に取り付けられた電源スイッチによって前記発光部品に対して供給される必要な電気エネルギーをコントロールすることを特徴とする、
伸縮ライト。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記発光モジュールは、前記末節棒の周囲表面に設置することを特徴とする請求項1に記載の伸縮ライト。
【請求項3】
前記末節棒の周囲表面には前記発光モジュールを収める収容凹部を設け、前記発光モジュールと前記末節棒の前記収容凹部との間には互いに連結する結合部と被結合部とを設けることを特徴とする請求項2に記載の伸縮ライト。
【請求項4】
前記収容凹部内には、前記電気供給部に接続する少なくとも一組の内通電接点を設け、それに対応して前記発光モジュール上には、前記発光部品に接続する少なくとも一組の外通電接点を設けており、前記発光モジュールを前記収容凹部内に結合、定位させると、前記内通電接点と前記外通電接点とが接触して、前記発光部品と前記電気供給部とが接続された状態となることを特徴とする請求項3に記載の伸縮ライト。
【請求項5】
前記末節棒は透光性をもつ構造体であり、且つ前記発光モジュールは前記末節棒の内部に設置されることを特徴とする請求項1に記載の伸縮ライト。
【請求項6】
前記電気供給部の、前記棒本体に近い側の一端に端表面を設けており、前記端表面は前記末節棒の外に露出しており、前記電源スイッチ及び充電ポートの少なくともいずれか一つを前記端表面上に設置することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮ライト。
【請求項7】
前記電源スイッチ及び充電ポートの少なくともいずれか一つは、前記末節棒二端間の周囲表面に設置し、並びに前記末節棒表面に突出しない状態を保持することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮ライト。
【請求項8】
前記末節棒に、輪を有する輪状紐を結合することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮ライト。
【請求項9】
前記末節棒の、前記棒本体から遠い側の一端に外径が徐々に縮小する先端を設け、前記先端上に杖先を嵌着することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮ライト。
【請求項10】
前記棒本体は、多段階の伸縮棒体及び多段階の組合せ棒体から選択した一つの構造であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮ライト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮ライトに関し、特に、杖として歩く時の照明となるほか、単独分離させるとその他の照明として応用できるライトである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には発光杖が開示されている。それは主に、伸縮可能な杖の底端に発光棒を連結させ、且つ発光棒と杖の底端との間に発光体を設ける。発光体は電気回路板を通過する導線によって蓄電池に接続される。発光体を通電させると発生する光線は、発光棒を通して直接外に向けて平均的に拡散することができる。これにより、警告し、照明となる光線が形成される。
【0003】
特許文献2には多機能杖が開示されている。それは、杖本体部の底端に照明装置を設け、その照明装置は、杖本体部内部に配置されたモバイルバッテリー装置に連結している。照明装置を通電すると光線が生じることにより、直接的に杖本体部の底端に照明機能を形成する。
【0004】
前述した従来技術による発光体(或いは照明装置)はいずれも導線によって蓄電池(或いはモバイルバッテリー装置)に接続している。このため、発光体(或いは照明装置)を、杖(或いは杖本体部)上から分離させて、単独で使用することが不可能であり、応用における限界がある。また、発光体(或いは照明装置)を使用しない時であっても、完全に杖(或いは杖本体部)内部に収納できないため、ぶつかって(或いは気候的原因により)損傷を起こしやすい。
【0005】
特許文献3には緊急警告杖が開示されている。杖体の一端にはハンドルを設ける。ハンドルには照明灯とハンドスウィング充電器を設ける。ハンドスウィング充電器は電池に対して充電を行う。電池は、照明灯が必要とする電気エネルギーを供給し、照明灯を通電させると、ハンドル部位にはライト光線が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
中華民国実用新案公告第M289295号明細書
中華民国実用新案公告第M531770号明細書
中華民国実用新案公告第M529509号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した先行技術のライトはハンドルの一端に設置されており、且つ固定方向に向かって照射するものである。実際の応用において、ライトは、ハンドルと分離させて単独使用することができず、ハンドルの形状や構造にも制限されており、ハンドル内部に組み合わされたライトを他の照明に使うことができないという状況の中で、全体的な応用範囲に厳しい限界が生じている。
【0008】
そこで本発明者は、従来の照明機能を有する杖に、前述したような応用上の欠点が存在することに鑑み、欠点に対する研究及び改善を重ね、ついに本発明の提供に至った。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の主な目的は、伸縮ライトを提供することにある。伸縮ライトは、棒本体及び取り外しのできる末節棒により構成された伸縮可能な伸縮棒を有し、末節棒は、棒本体内部に収めることができる。発光モジュールは末節棒上に設置され、末節棒表面を突出しない状態を保っている。また、末節棒内部には(充電可能な)電気供給部を設ける。電気供給部は、電源スイッチによって発光モジュールの通電をコントロールしている。
以上のように、電気供給部と発光モジュールをともに末節棒上に設置する構造設計により、伸縮棒を伸ばして、発光モジュールのライト位置を高くすることができるため、異なる場面での警告やライトの需要に応じられるほか、末節棒を取り外して単独でライトとすることも可能であり、応用範囲を広げ、経済効果を高めることができる。
【0010】
本発明のもう一つの目的は、末節棒を透光性の構造体とし、発光モジュールを末節棒の内部に設置し、末節棒に透光特性もしくは透明特性をもたせることにより、発光モジュールの光線を直接外に向けて投射することができ、全体構造設計を簡素化し開発コストを削減する伸縮ライトを提供することにある。
(【0011】以降は省略されています)

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