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公開番号2024071308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182184
出願日2022-11-14
発明の名称描画用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/00 20180101AFI20240517BHJP(照明)
要約【課題】描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、描画用配光パターンを効率良く形成可能な構成とする。
【解決手段】第1、第2および第3発光素子20A、20B、20Cからの出射光を遮光板40および投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射する構成とする。その際、遮光板40として、本体部42に形成された第1、第2および第3開口部42Aa、42Ba、42Caを囲むようにして灯具後方へ向けて筒状に延びる第1、第2および第3筒状部44A、44B、44Cを備えた構成とする。その上で、第1~第3筒状部44A~44Cの内周面44Aa~44Caを、灯具後方へ向けて断面形状が小さくなる反射面として形成する。そして、第1~第3筒状部44A~44Cの灯具後方に第1~第3発光素子20A~20Cを配置することにより、その出射光が確実に第1~第3開口部42Aa~42Caまで導かれるようにする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記発光素子と上記投影レンズとの間に、上記発光素子から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、
上記遮光板は、上記発光素子からの出射光を上記投影レンズに入射させるための開口部が形成された本体部と、上記本体部から上記開口部を囲むようにして灯具後方へ向けて筒状に延びる筒状部とを備えており、
上記筒状部の内周面は、灯具後方へ向けて断面形状が小さくなる反射面として形成されており、
上記発光素子は、上記筒状部の灯具後方に位置するように配置されている、ことを特徴とする描画用灯具。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
上記開口部は、上下幅よりも左右幅が大きい開口形状を有しており、
上記筒状部の内周面は、灯具後方へ向けて上下幅の減少率よりも左右幅の減少率が大きくなるように形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の描画用灯具。
【請求項3】
上記開口部は、V字形の開口形状を有している、ことを特徴とする請求項2記載の描画用灯具。
【請求項4】
上記遮光板は、上記本体部の前面が上記投影レンズの後側焦点を含む凹曲面に沿って延びるように形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項5】
上記遮光板は、上記開口部および上記筒状部が上下方向に間隔をおいて複数箇所に形成された構成となっており、
上記発光素子は、上記複数箇所の各々に配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の描画用灯具。
【請求項6】
上記筒状部は、上記複数箇所の各々において灯具後方へ向けて互いに異なる上下方向傾斜角で延びるように形成されている、ことを特徴とする請求項5記載の描画用灯具。
【請求項7】
上記遮光板は、複数の遮光板構成要素が上下方向に積層された構成となっている、ことを特徴とする請求項5記載の描画用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、描画用配光パターン(すなわち灯具前方路面等に文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を形成するための描画用灯具として、発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
【0003】
例えば「特許文献1」に記載された車載用の描画用灯具においては、発光素子と投影レンズとの間に、発光素子から投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置された構成となっており、この遮光板に形成された開口部の開口形状を投影レンズによって投影することにより、灯具前方路面に描画用配光パターンを形成するように構成されている。
【0004】
また「特許文献2」には、このような描画用灯具の構成として、発光素子と遮光板との間に集光レンズが配置されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-60057号公報
国際公開第2021/140932号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車載用の描画用灯具からの照射光によって灯具前方路面に描画用配光パターンを形成することにより、夜間の車両走行時等に周囲に対して自車の意思表示を行うことができ、これにより他の車両や歩行者等に注意喚起を促すことが可能となる。
【0007】
その際、上記「特許文献2」に記載された描画用灯具のように、発光素子と遮光板との間に集光レンズが配置された構成とすれば、発光素子からの出射光を効率良く投影レンズに入射させることが可能となる。
【0008】
しかしながら、このような集光レンズを備えた構成とした場合であっても、遮光板に形成された開口部に対して発光素子からの出射光を効率良く入射させることは必ずしも容易でなく、このため描画用配光パターンを効率良く形成することも容易ではない。
【0009】
このような問題は、車載用以外の描画用灯具においても同様に生じ得る問題である。
【0010】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、描画用配光パターンを効率良く形成することができる描画用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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