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公開番号
2024162651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078376
出願日
2023-05-11
発明の名称
車両用灯具、及び導光体
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
個人
主分類
F21S
43/237 20180101AFI20241114BHJP(照明)
要約
【課題】幅広領域及び幅狭領域を均一(又は略均一)に発光させることができる(幅広領域の一部に相対的に暗いダーク部が発生しない)車両用灯具等を提供する。
【解決手段】光源と、幅広領域及び幅狭領域を含むインナーレンズと、前記光源が発光する光を導光する少なくとも1本の棒状導光部21を含む導光体20と、を備え、前記棒状導光部は、第1棒状導光部211と、第2棒状導光部212と、を含み、前記第1棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲が前記第2棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲より大きくなるように、前記第1棒状導光部の断面形状CS
211
及び前記第2棒状導光部の断面形状CS
212
は互いに異なる形状に設定されており、前記第1棒状導光部は、前記幅広領域の後方に配置され、前記第2棒状導光部は、前記幅狭領域の後方に配置されている車両用灯具。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と、
幅広領域及び幅狭領域を含むインナーレンズと、
前記光源が発光する光を導光する少なくとも1本の棒状導光部を含む導光体と、を備え、
前記棒状導光部は、第1方向に延びる第1棒状導光部と、第2方向に延びる第2棒状導光部と、を含み、
前記第1棒状導光部内を導光され当該第1棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲が前記第2棒状導光部内を導光され当該第2棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲より大きくなるように、前記第1棒状導光部の断面形状及び前記第2棒状導光部の断面形状は互いに異なる形状に設定されており、
前記第1棒状導光部は、当該第1棒状導光部の出光面から出光する光が前記幅広領域を透過するように当該幅広領域の後方に配置され、
前記第2棒状導光部は、当該第2棒状導光部の出光面から出光する光が前記幅狭領域を透過するように当該幅狭領域の後方に配置されている車両用灯具。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第1棒状導光部の断面形状は、扇形状であり、
前記第2棒状導光部の断面形状は、銀杏形状である請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第2方向は、前記第1方向に交差する方向であり、
前記導光体は、前記第1棒状導光部と前記第2棒状導光部とを連結する湾曲した形状の第3棒状導光部を含み、
前記第3棒状導光部の断面形状は、前記第1棒状導光部から前記第2棒状導光部に向かうに従って扇形状から銀杏形状に徐変する形状である請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1棒状導光部の直径と前記第2棒状導光部の直径は略等しい請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第1棒状導光部の出光面の曲率と前記第2棒状導光部の出光面の曲率は互いに相違する請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記導光体は、互いに並列に配置された複数の前記棒状導光部を含む請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項7】
複数の前記棒状導光部それぞれの基端部側は、互いに合流して互いに境界の無い一つの合流部を構成しており、
前記合流部の先端部には前記光源が発光する光が入光する入光面が設けられている請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
光源が発光する光を導光する少なくとも1本の棒状導光部を含む導光体であって、
前記棒状導光部は、第1方向に延びる第1棒状導光部と、第2方向に延びる第2棒状導光部と、を含み、
前記第1棒状導光部内を導光され当該第1棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲が前記第2棒状導光部内を導光され当該第2棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲より大きくなるように、前記第1棒状導光部の断面形状及び前記第2棒状導光部の断面形状は互いに異なる形状に設定されている導光体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具、及び導光体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
断面形状が銀杏形状の棒状導光部を用いた車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-116142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両用灯具においては、断面形状が銀杏形状の棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲に対応する幅の第1領域については棒状導光部の出光面から出光する光が透過するため当該第1領域を均一(又は略均一)に発光させることができるのに対して、当該幅より広い幅の第2領域のうち棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲を超える領域については棒状導光部の出光面から出光する光が透過しないため当該第2領域を均一(又は略均一)に発光させることができない(第2領域の一部に相対的に暗いダーク部が発生する)という課題がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、幅広領域及び幅狭領域を均一(又は略均一)に発光させることができる(幅広領域の一部に相対的に暗いダーク部が発生しない)車両用灯具、及び導光体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる車両用灯具は、光源と、幅広領域及び幅狭領域を含むインナーレンズと、前記光源が発光する光を導光する少なくとも1本の棒状導光部を含む導光体と、を備え、前記棒状導光部は、第1方向に延びる第1棒状導光部と、第2方向に延びる第2棒状導光部と、を含み、前記第1棒状導光部内を導光され当該第1棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲が前記第2棒状導光部内を導光され当該第2棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲より大きくなるように、前記第1棒状導光部の断面形状及び前記第2棒状導光部の断面形状は互いに異なる形状に設定されており、前記第1棒状導光部は、当該第1棒状導光部の出光面から出光する光が前記幅広領域を透過するように当該幅広領域の後方に配置され、前記第2棒状導光部は、当該第2棒状導光部の出光面から出光する光が前記幅狭領域を透過するように当該幅狭領域の後方に配置されている。
【0007】
このような構成により、幅広領域及び幅狭領域を均一(又は略均一)に発光させることができる(幅広領域の一部に相対的に暗いダーク部が発生しない)。
【0008】
これは、第1に、第1棒状導光部内を導光され当該第1棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲が第2棒状導光部内を導光され当該第2棒状導光部の出光面から出光する光の角度範囲より大きくなるように、第1棒状導光部の断面形状及び第2棒状導光部の断面形状は互いに異なる形状に設定されていること、及び、第2に、第1棒状導光部は、当該第1棒状導光部の出光面から出光する光が幅広領域を透過するように当該幅広領域の後方に配置され、第2棒状導光部は、当該第2棒状導光部の出光面から出光する光が幅狭領域を透過するように当該幅狭領域の後方に配置されていること、によるものである。
【0009】
また、上記車両用灯具において、前記第1棒状導光部の断面形状は、扇形状であり、前記第2棒状導光部の断面形状は、銀杏形状であってもよい。
【0010】
また、上記車両用灯具において、前記第2方向は、前記第1方向に交差する方向であり、前記導光体は、前記第1棒状導光部と前記第2棒状導光部とを連結する湾曲した形状の第3棒状導光部を含み、前記第3棒状導光部の断面形状は、前記第1棒状導光部から前記第2棒状導光部に向かうに従って扇形状から銀杏形状に徐変する形状であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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