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公開番号2024157874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072500
出願日2023-04-26
発明の名称ランプユニット
出願人市光工業株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類F21S 2/00 20160101AFI20241031BHJP(照明)
要約【課題】シェードからの熱によるレンズの変形を抑える。
【解決手段】本開示のランプユニット10は、光源12と、光源12からの光を後方へ出射する集光レンズ本体と、集光レンズ挟持部とを有する集光レンズ13と、集光レンズ13から出射された光を部分的に通すスリットと、スリットの周囲に配置されて光を遮光する遮光部とを有し、集光レンズ13の後側に配置されるシェード14と、シェード14のスリットを通過した光を後側へ出射する投影レンズ本体と、投影レンズ挟持部とを有する投影レンズ15と、を備え、シェード14は、遮光部から連続する放熱部42と、集光レンズ挟持部と投影レンズ挟持部との間に挟持されるシェード被挟持部とを有し、集光レンズ13と投影レンズ15との間に配置され、シェード14の放熱部42は、集光レンズ13及び投影レンズ15の外縁よりも外側に露出している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、
前記光源からの光を所定方向の一側へ出射する集光レンズ本体と、前記集光レンズ本体の外縁よりも外側に配置される集光レンズ挟持部とを有する集光レンズと、
前記集光レンズから出射された光を部分的に通すスリットと、前記スリットの周囲に配置されて光を遮光する遮光部とを有し、前記集光レンズの前記一側に配置されるシェードと、
前記シェードの前記スリットを通過した光を前記一側へ出射する投影レンズ本体と、前記投影レンズ本体の外縁よりも外側に配置される投影レンズ挟持部とを有する投影レンズと、を備え、
前記シェードは、前記遮光部から連続する放熱部と、前記集光レンズ挟持部と前記投影レンズ挟持部との間に挟持される被挟持部とを有し、前記集光レンズと前記投影レンズとの間に配置され、
前記シェードの前記放熱部は、前記集光レンズ及び前記投影レンズの外縁よりも外側に露出している
ことを特徴とするランプユニット。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記集光レンズは、前記集光レンズ本体の外縁周部から前記シェード側へ延びて前記集光レンズ挟持部を支持する集光レンズ周壁部を有し、
前記投影レンズは、前記投影レンズ本体の外縁周部から前記シェード側へ延びて前記投影レンズ挟持部を支持する投影レンズ周壁部を有し、
前記シェードの前記放熱部は、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の外周縁よりも外側に露出している
ことを特徴とする請求項1に記載のランプユニット。
【請求項3】
前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の前記シェード側の端部には、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の内部空間と外部とを連通させる切欠部が設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のランプユニット。
【請求項4】
前記所定方向は上下方向と交叉する方向であり、
前記切欠部は、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の前記シェード側の端部の上下の両側に設けられる
ことを特徴とする請求項3に記載のランプユニット。
【請求項5】
前記集光レンズの前記集光レンズ挟持部は、前記集光レンズ本体に対して前記所定方向と交叉する第1方向の両側に設けられ、
前記投影レンズの前記投影レンズ挟持部は、前記投影レンズ本体に対して前記第1方向の両側に設けられ、
前記シェードの前記被挟持部は、前記遮光部に対して前記第1方向の両側に設けられ、
前記シェードの前記放熱部は、前記所定方向及び前記第1方向の双方と交叉する第2方向の少なくとも一方側に設けられる
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のランプユニット。
【請求項6】
前記シェードの前記放熱部は、前記第2方向の両側に設けられ、前記第2方向の一方の面積が他方の面積よりも大きい
ことを特徴とする請求項5に記載のランプユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ランプユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車から所定の距離だけ前方に離れた路面上に所定の形状の描画像を描画する路面描画装置が開示されている。路面描画装置は、光源と、描画レンズと、制御部とを主な構成として備える。描画レンズは、光が入射する入射面と、光が出射する出射面とを有している。出射面は、出射面の外縁に位置する描画非寄与領域と、当該描画非寄与領域の内側に位置する描画寄与領域とを含んでいる。描画非寄与領域は、光源からの光が殆ど出射しない領域、或いは、当該領域から光が出射する場合でもこの光の拡散角が大きくなり、路面への投影像として殆ど現れない領域であり、路面描画に寄与しない領域である。一方、描画寄与領域は、光の大部分が出射する領域であり、路面描画に寄与する領域である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-9772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、光源からの光を利用して対象面(例えば路面)上に所定の形状の画像を描画するランプユニットには、上記所定の形状のスリットと、その周囲に配置される遮光部とを有するシェードを光源とレンズとの間に配置するものがある。この場合、光源からの光は、シェードの上記所定の形状のスリットを通過し、レンズから投影されて、対象面上に上記所定の形状の画像を描画する。このようなランプユニットでは、シェードが遮光部を有しており、光源からの光を遮るので、光源からの光によってシェードの温度が上昇する。シェードが高温化してしまうと、シェードに隣接するレンズがシェードからの熱を受けて変形してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、シェードからの熱によるレンズの変形を抑えることが可能なランプユニットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のランプユニットは、光源と、前記光源からの光を所定方向の一側へ出射する集光レンズ本体と、前記集光レンズ本体の外縁よりも外側に配置される集光レンズ挟持部とを有する集光レンズと、前記集光レンズから出射された光を部分的に通すスリットと、前記スリットの周囲に配置されて光を遮光する遮光部とを有し、前記集光レンズの前記一側に配置されるシェードと、前記シェードの前記スリットを通過した光を前記一側へ出射する投影レンズ本体と、前記投影レンズ本体の外縁よりも外側に配置される投影レンズ挟持部とを有する投影レンズと、を備え、前記シェードは、前記遮光部から連続する放熱部と、前記集光レンズ挟持部と前記投影レンズ挟持部との間に挟持される被挟持部とを有し、前記集光レンズと前記投影レンズとの間に配置され、前記シェードの前記放熱部は、前記集光レンズ及び前記投影レンズの外縁よりも外側に露出している。
【0007】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のランプユニットであって、前記集光レンズは、前記集光レンズ本体の外縁周部から前記シェード側へ延びて前記集光レンズ挟持部を支持する集光レンズ周壁部を有し、前記投影レンズは、前記投影レンズ本体の外縁周部から前記シェード側へ延びて前記投影レンズ挟持部を支持する投影レンズ周壁部を有し、前記シェードの前記放熱部は、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の外周縁よりも外側に露出している。
【0008】
本発明の第3の態様は、上記第2の態様のランプユニットであって、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の前記シェード側の端部には、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の内部空間と外部とを連通させる切欠部が設けられる。
【0009】
本発明の第4の態様は、上記第3の態様のランプユニットであって、前記所定方向は上下方向と交叉する方向であり、前記切欠部は、前記集光レンズ周壁部及び前記投影レンズ周壁部の双方の前記シェード側の端部の上下の両側に設けられる。
【0010】
本発明の第5の態様は、上記第1の態様から上記第4の態様のいずれかのランプユニットであって、前記集光レンズの前記集光レンズ挟持部は、前記集光レンズ本体に対して前記所定方向と交叉する第1方向の両側に設けられ、前記投影レンズの前記投影レンズ挟持部は、前記投影レンズ本体に対して前記第1方向の両側に設けられ、前記シェードの前記被挟持部は、前記遮光部に対して前記第1方向の両側に設けられ、前記シェードの前記放熱部は、前記所定方向及び前記第1方向の双方と交叉する第2方向の少なくとも一方側に設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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