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公開番号2024121864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029070
出願日2023-02-28
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 41/675 20180101AFI20240902BHJP(照明)
要約【課題】光軸調整機構により支持されたブラケットの共振周波数を高め、当該ブラケットの振動を抑えることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具は、照明光を照射するランプユニットと、ランプユニットを支持するブラケット10と、ブラケット10を、直角三角形の頂点に位置する3点で支持し、照明光の光軸を調整する光軸調整機構とを備える。ブラケット10は、ブラケット10の直角三角形の領域の内側から外側へ、直角三角形の隣辺(水平軸L2)及び対辺(鉛直軸L1)に対して傾斜し直角三角形の斜辺L3と交差する斜線SLに沿って延びるように設けられ、ブラケット10を補強する第1補強部11と、ブラケット10の直角三角形の領域の外側であって第1補強部11の延在方向の端部の周囲に形成された第1開口16とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
照明光を照射するランプユニットと、
前記ランプユニットを支持するブラケットと、
前記ブラケットを、第1内角と第2内角と前記第1内角及び前記第2内角よりも大きい第3内角とを含む三角形の頂点に位置する3点で支持し、前記照明光の光軸を調整する光軸調整機構と
を備え、
前記ブラケットは、
前記ブラケットの前記三角形の領域の内側から外側へ、前記三角形の前記第3内角を挟む第1辺及び第2辺に対して傾斜し前記三角形の第3辺と交差する直線に沿って延びるように設けられ、前記ブラケットを補強する第1補強部と、
前記ブラケットの前記三角形の領域の外側であって前記第1補強部の延在方向の端部の周囲に形成された第1開口と
を備える車両用灯具。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記ブラケットは、前記三角形の領域の外側において前記第1補強部に接続され、前記第1補強部から前記三角形の前記第1内角及び前記第2内角の一方に向かって延びるように設けられ、前記ブラケットを補強する第2補強部を備える請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記ブラケットは、前記ブラケットの前記三角形の領域の外側であって前記第1補強部に隣接した位置に形成された第2開口を備える請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記ブラケットは、
前記第1補強部と前記第2補強部とに接続され、前記三角形の前記第1辺に沿って延びるように設けられ、前記ブラケットを補強する第3補強部と、
前記第1補強部と前記第3補強部とに接続され、前記三角形の前記第2辺に沿って延びるように設けられ、前記ブラケットを補強する第4補強部と
を備える請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記ブラケットは、前記三角形の領域から前記第1開口が形成された位置に向かって車両前方側から車両後方側に曲がっている請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記第1補強部は、
前記ブラケットの板状部から隆起した一対の壁部と、
前記一対の壁部を接続する接続部と
を備える請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ランプユニットが取り付けられ、光軸調整機構を介してランプボディに取り付けられるブラケットの構造として、軽量化を目的として網目状に形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のブラケットは、ランプユニットを強固に支持することを目的として、ランプユニットの形状に合わせて形成された網目状の支持部と、光軸調整機構を介してランプボディに取り付けられる網目状の取付部とが一体で形成された構造である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-176136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブラケットは、光軸調整機構によりエイミング支点と上下エイミング点と左右エイミング点との3点で支持されており、これらの3点を結ぶ鉛直、水平、及び斜めの3軸は直角三角形を形成している。ここで、ブラケットは、光軸調整機構により上記直角三角形の頂点に位置する3点による片持ちの状態で支持されている。そのため、ブラケットの上記直角三角形の領域から離れた位置、具体的には、上記直角三角形の斜辺から上記直角三角形の直角の反対側に離れた位置は、共振周波数が低くなり、低周波の振動による振幅が大きくなる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、光軸調整機構により支持されたブラケットの共振周波数を高め、当該ブラケットの振動を抑えることができる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用灯具は、照明光を照射するランプユニットと、前記ランプユニットを支持するブラケットと、前記ブラケットを、第1内角と第2内角と前記第1内角及び前記第2内角よりも大きい第3内角とを含む三角形の頂点に位置する3点で支持し、前記照明光の光軸を調整する光軸調整機構とを備え、前記ブラケットは、前記ブラケットの前記三角形の領域の内側から外側へ、前記三角形の前記第3内角を挟む第1辺及び第2辺に対して傾斜し前記三角形の第3辺と交差する直線に沿って延びるように設けられ、前記ブラケットを補強する第1補強部と、前記ブラケットの前記三角形の領域の外側であって前記第1補強部の延在方向の端部の周囲に形成された第1開口とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光軸調整機構により支持されたブラケットの共振周波数を高め、当該ブラケットの振動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具の内部を車両後方側から視た斜視図である。
図2は、図1に示す車両用灯具の一部を車両後方側から視た正面図である。
図3は、図1及び図2に示すブラケットを車両後方側から視た正面図である。
図4は、図1~図3に示すブラケットを車両前方側から視た図(背面図)である。
図5は、図1~図4に示すブラケットを車両上方側から視た図(平面図)である。
図6は、図3の6-6断面図である。
図7は、図3の7-7断面図である。
図8は、図3の8-8断面図である。
図9は、図3の9-9断面図である。
図10は、比較例に係るブラケットの共振周波数の分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具1の内部を車両後方側から視た斜視図である。この図に示す車両用灯具1は、前照灯であり、リフレクタ21、各種光学部材(図示省略)、及び光源部(図示省略)等を備え照明光を照射するランプユニット2と、光軸調整機構3と、ランプハウジング(図示省略)と、ブラケット10とを備える。ランプユニット2とブラケット10とは、ランプハウジングに収納されている。
(【0011】以降は省略されています)

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