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公開番号2024108821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013409
出願日2023-01-31
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類F21S 41/675 20180101AFI20240805BHJP(照明)
要約【課題】配光パターンを有効適切に拡張することができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源2と、光源2からの光を反射する反射面Rを有するリフレクタ3と、反射面Rからの反射光を車両の前方に照射して配光パターンを形成する投影レンズ4と、を備え、反射面Rは、光源2側から投影レンズ4方向へ向けて主反射領域Xと拡張領域Yとをこの順に有し、主反射領域Xは、光源2又はその近傍に位置する第1焦点F1と、第1焦点F1よりも投影レンズ4側に位置する第2焦点F2とを有し、投影レンズ4は、後方側焦点が、第2焦点F2よりも光源2側に位置しており、拡張領域Yは、光源2からの光を第2焦点F2よりも光源2側の位置を通って投影レンズ4方向へ反射する領域である、車両用灯具1とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、前記光源からの光を反射する反射面を有するリフレクタと、前記反射面からの反射光を車両の前方に照射して配光パターンを形成する投影レンズと、を備え、
前記反射面は、前記光源側から前記投影レンズ方向へ向けて主反射領域と拡張領域とをこの順に有し、
前記主反射領域は、前記光源又はその近傍に位置する第1焦点と、前記第1焦点よりも前記投影レンズ側に位置する第2焦点とを有し、
前記投影レンズは、後方側焦点が、前記第2焦点よりも前記光源側に位置しており、
前記拡張領域は、前記光源からの光を前記第2焦点よりも前記光源側の位置を通って前記投影レンズ方向へ反射する領域である、車両用灯具。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記主反射領域は、回転楕円面又は回転楕円面を基調とする面で構成されており、
前記拡張領域の曲率半径は、前記主反射領域の前記投影レンズ側の端部より小さい曲率半径とされている、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記拡張領域は、前記光源からの光を反射する箇所が前記光源側から前記投影レンズ側に向けて変移するにしたがい、前記拡張領域で反射した光と前記投影レンズの光軸との交差する箇所が前記投影レンズ側から前記光源側へ向けて徐変するように構成されている、請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記反射面は、前記拡張領域を含む面が前記投影レンズから前記光源へ向けて段差のない連続した面で構成されている、請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記投影レンズの後方側焦点が、前記拡張領域の先端より前記光源側に位置している、請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記投影レンズの像面の一部が、前記リフレクタと交差する構成とされている、請求項1又は2に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。より詳しくは、プロジェクタタイプの車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なプロジェクタタイプの車両用灯具は、投影レンズと、投影レンズの後方側焦点よりも車両の後方側に配置された光源と、光源からの光を反射させるリフレクタと、反射光の一部を遮るシェードを備えている(例えば、特許文献1)。光源を点灯すると、光源からの出射光がリフレクタで反射され、その反射光が投影レンズに入射して投影レンズから照射され、所定の配光パターンが形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-123473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、従来の車両用灯具として、図10に示す車両用灯具も知られている。
図10の車両用灯具100は、光源200と、光源200からの光を反射させるリフレクタ300と、投影レンズ400と、リフレクタ300からの反射光の一部を遮るシェード500と、を備えている。リフレクタ300の第1焦点F1及び第2焦点F2は、投影レンズ400の光軸Z上に位置する。光源200は、リフレクタ300の第1焦点F1に一致するように配置されている。リフレクタ300の第2焦点F2は、投影レンズ400の後方側焦点F3に一致する、又はその近傍に位置している。リフレクタ300の反射面は、投影レンズ400の光軸Zを回転軸とする回転楕円面で構成されている。
【0005】
車両用灯具100において、光源200を点灯すると、光源200からの出射光L0がリフレクタ300で反射され、その後、第2焦点F2に集光する。リフレクタ300の第2焦点F2は、投影レンズ400の後方側焦点F3に一致する、又はその近傍に位置しているので、リフレクタ300で反射された反射光L1、L2、L3は、投影レンズ400の後方側焦点F3、又はその近傍を通過する。言い換えると、リフレクタ300で反射された反射光L1、L2、L3は、リフレクタ300の第2焦点F2、又はその近傍を通過する。なお、このとき、反射光の一部はシェード500で遮られる。その後、反射光L1、L2、L3は、投影レンズ400に入射し、図11に示すようにスクリーンのHL-HR線よりも上側(VU側)に所定の配光パターンP100として照射される。
図11の点線で示される領域は、シェード500により遮られた反射光が、シェード500がない場合に照射するはずであった領域を示す。
【0006】
ところで、上記特許文献1及び図10に示す車両用灯具は、車両用灯具として一般的に広く用いられているものであるが、このような車両用灯具においては、必要に応じて目視できる領域を広げるために配光パターンの拡張が要請される場合がある。
そこで、配光パターンの拡張が可能な車両用灯具としては、図12に示す車両用灯具110が知られている。
【0007】
図12の車両用灯具110は、図10の車両用灯具100の配光パターン(図11)を上方向に拡張するものである。車両用灯具110は、リフレクタ301の形状が車両用灯具100のリフレクタ300と異なることを除き、車両用灯具100と同じ構成を有している。図12のリフレクタ301は、図11のリフレクタ300の反射面が回転楕円面で構成されているのに対して、図12のリフレクタ301の反射面が回転楕円を基調とする自由曲面で構成されている点で、図11のリフレクタ300と形状が異なっている。
【0008】
リフレクタ301は、光源200に近い側で反射した光ほど第2焦点F2の近傍を通過し、光源から遠い側で反射した光ほど投影レンズ400の光軸Z上において第2焦点F2よりも投影レンズ400側(車両の前方向側)を通過するように、反射面が徐変されている。
【0009】
リフレクタ301は、上記したように、反射面が回転楕円を基調とする自由曲面で構成されている。リフレクタ301の反射面のうち、光源200に近い側に位置する領域は、投影レンズ400からの出射光L11が図13に示すようにスクリーンのHL-HR線付近(主に集光パターン)に照射されるように、反射光L1が第2焦点F2の近傍を通過する曲率で設けられている。一方、リフレクタ301の反射面のうち、光源200から遠い側に位置する領域は、スクリーンのHL-HR線から遠い側(主に拡散パターン)に照射されるように、反射光L2、L3が光軸Zにおいて第2焦点F2から離れた箇所F20、F21を通過する曲率で設けられている。すなわち、反射面は、光源200から遠い側で反射された光ほど、第2焦点F2よりも前方(光軸において光源200から離れた方向、つまり投影レンズ400側)を通過するように調整されている。反射面の曲率は、反射された光がシェード500により遮られず、かつ投影レンズ400へ入射することが考慮されて決定される。
【0010】
上記の車両用灯具110において、光源200を点灯すると、光源200からの出射光L0がリフレクタ301で反射される。リフレクタ301の光源200に近い側で反射した反射光L1は、第2焦点F2又はその近傍(つまり、投影レンズ400の後方側焦点F3又はその近傍、図12では省略している)を通過する。リフレクタ301の光源200から遠い側で反射された反射光L2は、第2焦点F2よりも投影レンズ400側(車両の前方向側)の箇所F20を通過する。リフレクタ301の光源200からさらに遠い側で反射された反射光L3は、第2焦点F2よりもさらに投影レンズ400に近い側(車両のより前方向側)の箇所F21を通過する。つまり、リフレクタ301の光源200から遠い側で反射された反射光ほど、投影レンズ400の光軸Zと交差する箇所F20、F21が、投影レンズ400側(車両の前方向側)に近づく。これにより、投影レンズ400から照射される配光パターンP200を上方向に延ばすことができる。図13の矢印で示すように、得られる配光パターンP200は、点線で示される図11の配光パターンP100よりも上端部が上方向に延びている。
(【0011】以降は省略されています)

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