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公開番号2024108692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013191
出願日2023-01-31
発明の名称車両用照明装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類F21S 45/60 20180101AFI20240805BHJP(照明)
要約【課題】アウターレンズ部200に付着した雪を、効率よく融解させる。
【解決手段】LEDを用いた光源部100と、反射光RLを発生させるリフレクタ部20と、前照光FLを遮光するシェード部と、前照光FLを車両前方側に照射させる投影レンズ部40と、透光部210とスラット部220と、を有するアウターレンズ部200と、を備え、シェード部30は、車両前部上方側に向かう前照光FLを遮光し、さらに、スラット部220の車両下面側に前照光FLを照射させる高さに配設され、スラット部220は、車両前方側に向かって車両下方側に下がる傾斜TIを有し、スラット部220の車両上面側には反射層RFが形成され、車両下面側には吸熱層ETが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
LEDを光源として照射光を出射する光源部と、
前記照射光を反射させることによって反射光を発生させるリフレクタ部と、
前記照射光および前記反射光を遮光するシェード部と、
前記照射光および前記反射光を車両前方側に照射させる投影レンズ部と、
前記照射光および前記反射光を車両前方側に透過させる透光部と、車両上下方向を板厚方向とする平板状に形成され車幅方向に延在するスラット部と、を有するアウターレンズ部と、
を備え、
前記シェード部は、車両前部上方側に向かう前記照射光および前記反射光を遮光し、さらに、前記スラット部の車両下方面側に前記照射光および前記反射光を照射させる高さに配設され、
前記スラット部は、車両前方側に向かって車両下方側に下がる傾斜を有し、前記スラット部の車両上方面側には反射層が形成され、車両下方面側には吸熱層が形成されていることを特徴とする車両用照明装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記アウターレンズ部は、前記透光部と前記スラット部とが、車両上下方向に複数積層されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項3】
前記吸熱層が、黒色アルマイト処理あるいは黒色塗装によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用照明装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車などの車両における前照灯は、高機能化および低電力化を目的に、光源には発光ダイオード(LED)が広く用いられている。一方で、LEDは、従来の白熱灯と比べ同照度の場合には、照射光に含まれる熱量が少ないという特性がある。そのため、車両用照明装置の光源としてLEDを使用する場合には、降雪時に車両用照明装置の照射方向に付着した雪が融けずに照度が低下してしまう虞がある。
【0003】
そのため、例えば、特許文献1においては、灯室内に、LEDからの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させる灯具ユニットが配置された構成とする。その上で、リフレクタの前端縁と透光カバー(アウターレンズ)との間に、可視光に対して光吸収性を有する光吸収部材が配置されるとともに、LEDの灯具前方側に、該LEDからの出射光を光吸収部材へ向けて集光させる集光レンズが配置された構成とする。これにより、LEDからの出射光のうち光吸収部材に到達する光の割合を多くする。そして、この光吸収部材に到達した光によって該光吸収部材に蓄えられた熱を灯室内に放出させ、アウターレンズをその内面側から加熱する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-133890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、光吸収部材に到達した光により蓄えられた熱を灯室内に放出させることにより、アウターレンズをその内面側から加熱するため、アウターレンズへの温度伝導効率が低く、アウターレンズに付着した雪あるいは霜を融解させる時間が長くなってしまう虞があるという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、アウターレンズに付着した雪を、効率よく融解させる車両用照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、光源にLEDを用いて照射光を出射する光源部と、前記照射光を反射させることによって反射光を発生させるリフレクタ部と、前記照射光および前記反射光を遮光するシェード部と、前記照射光および前記反射光を車両前方側に照射させる投影レンズ部と、前記照射光および前記反射光を車両前方側に透過させる透光部と、車両上下方向を板厚方向とする平板状に形成され車幅方向に延在するスラット部と、を有するアウターレンズ部と、を備え、前記シェード部は、車両前部上方側に向かう前記照射光および前記反射光を遮光し、さらに、前記スラット部の車両下方面側に前記照射光および前記反射光を照射させる高さに配設され、前記スラット部は、車両前方側に向かって車両下方側に下がる傾斜を有し、前記スラット部の車両上方面側には反射層が形成され、車両下方面側には吸熱層が形成されている車両用照明装置を提案している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、アウターレンズに付着した雪を、効率よく融解させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両用照明装置を車両Vの上方側から見た概要図である。
図1に示された車両用照明装置を矢印A方向から見たA―A線に沿う断面図である。
図2に示されたMS部を拡大し側方側から見た断面図である。
図3に示されたアウターレンズ部を車両後方側から見た背面図である。
図2に示された車両用照明装置に照射光および反射光を示した断面図である。
図3に示されたMS部における熱の移動を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1から図6を用いて、車両Vに適用された本実施形態に係る車両用照明装置1について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは、車両Vの車両前方(正面)を示し、矢印UPは正面視上方を示し、矢印LHは正面視左方を示している。また、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、正面視での上下方向、正面視での前後方向、正面視での左右方向を示すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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