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公開番号2024101856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006022
出願日2023-01-18
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人個人
主分類F21S 41/663 20180101AFI20240723BHJP(照明)
要約【課題】ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとの間の暗部を軽減することができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10であって、投影レンズ20と、前記投影レンズの焦点F20より上方にロービーム用配光パターンに対応する第1光度分布p1を形成する第1光度分布形成手段30Aと、前記投影レンズの焦点より下方にハイビーム用配光パターンに対応する第2光度分布p2を形成する第2光度分布形成手段30Bと、を備え、前記投影レンズの焦点は、前記第1光度分布の下端縁近傍に配置されており、前記投影レンズは、前記第1光度分布及び前記第2光度分布を投影することにより前記ロービーム用配光パターン及び前記ハイビーム用配光パターンを形成し、前記第2光度分布は、前記第1光度分布より前記投影レンズ側に形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
投影レンズと、
前記投影レンズの焦点より上方にロービーム用配光パターンに対応する第1光度分布を形成する第1光度分布形成手段と、
前記投影レンズの焦点より下方にハイビーム用配光パターンに対応する第2光度分布を形成する第2光度分布形成手段と、を備え、
前記投影レンズの焦点は、前記第1光度分布の下端縁近傍に配置されており、
前記投影レンズは、前記第1光度分布及び前記第2光度分布を投影することにより前記ロービーム用配光パターン及び前記ハイビーム用配光パターンを形成し、
前記ハイビーム用配光パターンの下端部が前記ロービーム用配光パターンの上端部にオーバーラップするように、前記第2光度分布は、前記第1光度分布より前記投影レンズ側に形成される車両用灯具。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1光度分布は、その下端縁近傍の光度が相対的に高く、
前記第2光度分布は、その上端縁近傍の光度が相対的に高い請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1光度分布の下端縁は、前記ロービーム用配光パターンの上端縁であるカットオフラインに対応するカットオフ形状を含み、
前記第2光度分布の上端縁は、前記ハイビーム用配光パターンの下端縁であるカットオフラインに対応するカットオフ形状を含む請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1光度分布形成手段は、前記投影レンズの焦点より上方に配置されたロービーム用出光面と、前記ロービーム用出光面から出光する第1の光を当該ロービーム用出光面まで導光するロービーム用導光部と、を含むロービーム用導光レンズであり、
前記第1光度分布は、前記第1の光が前記ロービーム用出光面から出光することにより当該ロービーム用出光面に形成され、
前記第2光度分布形成手段は、前記投影レンズの焦点より下方に配置されたハイビーム用出光面と、前記ハイビーム用出光面から出光する第2の光を当該ハイビーム用出光面まで導光するハイビーム用導光部と、を含むハイビーム用導光レンズであり、
前記第2光度分布は、前記第2の光が前記ハイビーム用出光面から出光することにより当該ハイビーム用出光面に形成され、
前記ハイビーム用出光面は、前記ロービーム用出光面より前記投影レンズ側に配置されている請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記ロービーム用導光部は、前記ロービーム用出光面の下端縁から後方に向かって延びる全反射面である下面を含み、
前記ハイビーム用導光部は、前記ハイビーム用出光面の上端縁から後方に向かって延びる全反射面である上面を含む請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記ロービーム用導光レンズの後方に配置され、前記第1の光を発光するロービーム用光源と、
前記ハイビーム用導光レンズの後方に配置され、前記第2の光を発光するハイビーム用光源と、をさらに備え、
前記ロービーム用導光レンズは、前記ロービーム用光源が対向しかつ当該ロービーム用光源が発光した前記第1の光が入光するロービーム用入光部をさらに含み、
前記ハイビーム用導光レンズは、前記ハイビーム用光源が対向しかつ当該ハイビーム用光源が発光した前記第2の光が入光するハイビーム用入光部をさらに含み、
前記ロービーム用入光部は、当該ロービーム用入光部から前記ロービーム用導光レンズ内に入光した前記第1の光が前記ロービーム用導光部の前記下面に向かって集光するように構成されており、
前記ハイビーム用入光部は、当該ハイビーム用入光部から前記ハイビーム用導光レンズ内に入光した前記第2の光が前記ハイビーム用導光部の前記上面に向かって集光するように構成されている請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記ロービーム用出光面の下端縁は、前記ロービーム用配光パターンの上端縁であるカットオフラインに対応する形状であり、
前記ハイビーム用出光面の上端縁は、前記ハイビーム用配光パターンの下端縁であるカットオフラインに対応する形状である請求項4から6のいずれか1項に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記第1光度分布形成手段及び前記第2光度分布形成手段のうち少なくとも一方は、半導体発光素子群を含むマトリックス光源である請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記第1光度分布形成手段及び前記第2光度分布形成手段のうち少なくとも一方は、光偏向器により走査される光により光度分布が形成されるスクリーン部材である請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項10】
前記第1光度分布形成手段及び前記第2光度分布形成手段のうち少なくとも一方は、マイクロミラー群を含むDMD(Digital Mirror Device)である請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンを同時に形成可能な車両用灯具であって、ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとの間に発生する暗部を軽減するように構成された車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2018/043663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用灯具においては、ロービーム用導光レンズ及びその下方に配置されたハイビーム用導光レンズを用い、ハイビーム用導光レンズから出光した光がロービーム用導光レンズの一部を透過することにより、上記暗部を軽減する構成であるため、ハイビーム用導光レンズから出光した光がロービーム用導光レンズの一部を透過する際の光損失(フレネル損失)が大きく、同時に形成されるロービーム用配光パターン及びハイビーム用配光パターン(合成配光パターン)の最大光度が低下するという課題がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ハイビーム用導光レンズから出光した光がロービーム用導光レンズの一部を透過することなく、ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとの間の暗部を軽減することができる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる車両用灯具は、投影レンズと、前記投影レンズの焦点より上方にロービーム用配光パターンに対応する第1光度分布を形成する第1光度分布形成手段と、前記投影レンズの焦点より下方にハイビーム用配光パターンに対応する第2光度分布を形成する第2光度分布形成手段と、を備え、前記投影レンズの焦点は、前記第1光度分布の下端縁近傍に配置されており、前記投影レンズは、前記第1光度分布及び前記第2光度分布を投影することにより前記ロービーム用配光パターン及び前記ハイビーム用配光パターンを形成し、前記ハイビーム用配光パターンの下端部が前記ロービーム用配光パターンの上端部にオーバーラップするように、前記第2光度分布は、前記第1光度分布より前記投影レンズ側に形成される。
【0007】
このような構成により、ハイビーム用導光レンズから出光した光がロービーム用導光レンズの一部を透過することなく、ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとの間の暗部を軽減することができる。
【0008】
これは、ハイビーム用出光面(第2光度分布)を、ロービーム用出光面(第1光度分布)より投影レンズ側に配置したことによるものである。
【0009】
また、上記車両用灯具において、前記第1光度分布は、その下端縁近傍の光度が相対的に高く、前記第2光度分布は、その上端縁近傍の光度が相対的に高くてもよい。
【0010】
また、上記車両用灯具において、前記第1光度分布の下端縁は、前記ロービーム用配光パターンの上端縁であるカットオフラインに対応するカットオフ形状を含み、前記第2光度分布の上端縁は、前記ハイビーム用配光パターンの下端縁であるカットオフラインに対応するカットオフ形状を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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