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公開番号2024112206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023017124
出願日2023-02-07
発明の名称嵌合構造及び分解方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/37 20180101AFI20240813BHJP(照明)
要約【課題】部品同士の分解が容易な新たな技術を提供する。
【解決手段】嵌合構造100は、車両用灯具の一部を構成する第1の部品と、車両用灯具の一部を構成する第2の部品と、第1の部品と第2の部品とが嵌合する嵌合部22と、を備える。第1の部品は、該第1の部品を挟んで嵌合部22の反対側に、第1の部品と第2の部品との嵌合を解除する解除部24が形成されており、解除部24は、工具26が押し付けられた際に優先的に破壊されることで嵌合部22が変形し、第1の部品と第2の部品との嵌合が解除されるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両用灯具の一部を構成する第1の部品と、
車両用灯具の一部を構成する第2の部品と、
前記第1の部品と前記第2の部品とが嵌合する嵌合部と、を備え、
前記第1の部品は、該第1の部品を挟んで前記嵌合部の反対側に、前記第1の部品と前記第2の部品との嵌合を解除する解除部が形成されており、
前記解除部は、工具が押し付けられた際に優先的に破壊されることで前記嵌合部が変形し、前記第1の部品と前記第2の部品との嵌合が解除されるように構成されていることを特徴とする嵌合構造。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記解除部は、前記工具の先端形状に対応する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の嵌合構造。
【請求項3】
前記解除部は、ノッチ形状であることを特徴とする請求項2に記載の嵌合構造。
【請求項4】
前記嵌合部は、前記第1の部品に形成されているライン状の凹部と、前記第2の部品に形成されているライン状の凸部とが嵌合しており、
前記ライン状の凹部は、前記ライン状の凸部の短手方向の位置決めをするとともに前記ライン状の凸部の長手方向の移動を許容するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の嵌合構造。
【請求項5】
前記嵌合部は、第1の嵌合部と第2の嵌合部とを有し、
前記第1の嵌合部は、前記第1の部品に形成されている第1のライン状の凹部と、前記第2の部品に形成されている第1のライン状の凸部とが嵌合しており、
前記第2の嵌合部は、前記第1の部品に形成されている第2のライン状の凹部と、前記第2の部品に形成されている第2のライン状の凸部とが嵌合しており、
前記第1のライン状の凹部の長手方向と前記第2のライン状の凹部の長手方向とが異なることを特徴とする請求項4に記載の嵌合構造。
【請求項6】
車両用灯具の一部を構成する第1の部品と、車両用灯具の一部を構成する第2の部品とが嵌合する嵌合部を変形することで部品同士を分解する分解方法であって、
前記第1の部品を挟んで前記嵌合部の反対側に形成された、前記第1の部品と前記第2の部品との嵌合を解除するための解除部を、工具を押し付けながら破壊することで前記嵌合部を変形し、前記第1の部品と前記第2の部品との嵌合を解除することを特徴とする分解方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品同士の分解技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な分野でカーボンニュートラルを目標とした開発が進められている。そのため、車両に用いられている各部品についても、リサイクルが可能な部品は分解して選別することが望ましい。しかしながら、多くの部品は、組立ての容易さや組み立てた部品同士が外れないことを優先して設計されており、必ずしも分解されることを前提に設計されていない。そのため、部品同士の分解に多くの時間や労力が必要となり、部品のリサイクルコストの上昇やリサイクル率の低下を招くことになる。
【0003】
そこで、部品の設計には分解されることが前提の工夫が必要となる。例えば、特許文献1には、ハウジング及びレンズの一方に設けられた係合突起と他方に設けられた係合孔とを係合することで、ハウジングとレンズとが固定される車両用灯具が開示されている。この車両用灯具は、前述の係合突起又は係合孔が形成された舌片がハウジング又はレンズに設けられており、舌片に折れ手段としてのスリットが形成されている。これにより、ハウジングとレンズとを分解する際に、スリットを基点として舌片を簡単に折ることができるため、係合した係合突起と係合孔の係合が解除され、ハウジングとレンズとの分解が容易となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-232904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の舌片は、ハウジングとレンズとの係合部であり、分解作業が比較的容易な領域に設けられている。しかしながら、部品同士の接合箇所や接合方法は様々であり、複数の部品が組み立てられた状態から組み立てた順番と逆の順番で分解することが容易でない場合もある。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、部品同士の分解が容易な新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の嵌合構造は、車両用灯具の一部を構成する第1の部品と、車両用灯具の一部を構成する第2の部品と、第1の部品と第2の部品とが嵌合する嵌合部と、を備える。第1の部品は、該第1の部品を挟んで嵌合部の反対側に、第1の部品と第2の部品との嵌合を解除する解除部が形成されており、解除部は、工具が押し付けられた際に優先的に破壊されることで嵌合部が変形し、第1の部品と第2の部品との嵌合が解除されるように構成されている。
【0008】
この態様によると、工具を押し付けた解除部が優先的に破壊されることで嵌合部が変形し、第1の部品と第2の部品との嵌合が解除されることで、部品同士の分解がしやすくなる。
【0009】
解除部は、工具の先端形状に対応する凹部が形成されていてもよい。これにより、工具の先端を精度よく解除部に位置合わせできる。
【0010】
解除部は、ノッチ形状であってもよい。これにより、簡易な形状で優先的に破壊される解除部を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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