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公開番号
2024128560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037584
出願日
2023-03-10
発明の名称
創傷治療装置
出願人
学校法人帝京大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
27/00 20060101AFI20240913BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】患者の動きを制限しにくい創傷治療装置を提供する。
【解決手段】創傷治療装置1は、一端部2a1が患者の体内に挿入され、体内で生じた浸出液を体外へ移送する移送管2と、体外において移送管2の他端部2b2に接続され、浸出液を移送管2を通じて内部に吸引する手動式の吸引ポンプ3を備え、吸引ポンプは、外圧による変形後の弾性回復により内部空間を陰圧とし、体内の浸出液を移送管2を通じて内部空間へ吸引し収容する収容部3aと、開閉自在に設けられ、収容部3aの内部空間の流体を排出可能な排出部3bと、移送管2との接続箇所に設けられ、収容部3aの内部空間から移送管2への流体の逆流を防止する逆止弁3cとを備え、移送管2の内部には、浸出液の流路が形成されており、移送管2の一端部2a1および他端部2b2に各々形成された端部開口部の他に、流路にアクセス可能な第1開口部が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一端部が患者の体内に挿入され、前記体内で生じた浸出液を体外へ移送する移送管と、
前記体外において前記移送管の他端部に接続され、前記浸出液を前記移送管を通じて内部に吸引する手動式の吸引ポンプとを備え、
前記吸引ポンプは、
外圧による変形後の弾性回復により内部空間を陰圧とし、前記体内の前記浸出液を前記移送管を通じて前記内部空間へ吸引し収容する収容部と、
開閉自在に設けられ、前記収容部の前記内部空間の流体を排出可能な排出部と、
前記移送管との接続箇所に設けられ、前記収容部の前記内部空間から前記移送管への流体の逆流を防止する逆止弁とを備え、
前記移送管の内部には、前記一端部と前記他端部とを結ぶ浸出液の流路が形成されており、前記移送管には、前記一端部および前記他端部にそれぞれ形成された端部開口部の他に、前記流路にアクセス可能な第1開口部が形成されている、創傷治療装置。
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【請求項2】
前記移送管は、一端部が患者の体内に挿入されるドレーンと、前記ドレーンと前記吸引ポンプとを接続する中継チューブと、を備え、
前記ドレーンは、前記中継チューブに接続された状態と、前記中継チューブとの接続が解除された状態との間で切り換え可能となっており、前記中継チューブに接続される前記ドレーンの他端部に、前記第1開口部が形成されている、請求項1に記載の創傷治療装置。
【請求項3】
前記移送管は、外側から前記ドレーンと前記中継チューブとを連結する連結具を備える、請求項2に記載の創傷治療装置。
【請求項4】
前記移送管は、伸長方向における中央部よりも他端部側の部分において2又に分岐した略Y字状の形状をなしており、
分岐した2つの端部のうちの一方の端部は前記吸引ポンプに接続されており、他方の端部には前記第1開口部が形成され、前記第1開口部を覆う蓋が前記他方の端部に取り外し可能に取り付けられている、請求項1に記載の創傷治療装置。
【請求項5】
前記移送管の伸長方向における一部分の外周面を覆うように、前記移送管の径方向外側に略筒状の被覆部材が設けられており、
前記第1開口部は、前記被覆部材により覆われた前記移送管の周方向における一部の前記外周面を、前記流路まで径方向に貫通する、請求項1に記載の創傷治療装置。
【請求項6】
前記被覆部材が、前記移送管の径方向外側に回転可能に設けられており、
前記被覆部材の周方向における一部に、前記被覆部材内部まで径方向に貫通する第2開口部が形成されている、請求項5に記載の創傷治療装置。
【請求項7】
前記被覆部材には、前記移送管の外周面から離れるように捲れる捲れ部分が形成されており、
前記第1開口部に対向する前記捲れ部分の内面に、前記第1開口部を塞ぐ塞ぎ片が設けられている、請求項5に記載の創傷治療装置。
【請求項8】
前記ドレーンの外周面に、前記流路まで径方向に貫通する第3開口部が形成されており、前記ドレーンの内周面が円形をなす、請求項3に記載の創傷治療装置。
【請求項9】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された創傷治療装置と、
前記移送管の前記流路を掃除する掃除具とを含む、創傷治療キット。
【請求項10】
前記掃除具が、棒状のブラシである、請求項9に記載の創傷治療キット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、創傷治療装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、創傷の治療においては、一般に、創傷部を開放して洗浄し、さらに場合によっては壊死組織を除去するデブリードマン等の処置も含む、感染コントロールの工程がまず行われる。その後、開いた状態の創傷部から滲出する浸出液を吸引して排出し創傷部の治癒を促進する陰圧閉鎖療法によって肉芽を形成した後に、二次創傷治癒や植皮、又は筋皮弁等により上皮化される。
【0003】
陰圧閉鎖療法に用いる装置として、例えば、特許文献1には、真空ポンプから延びるホースの先端部をパッドに接続させ、創傷部を当該パッドで覆うことで、創傷部の浸出液を、ホースを通じて容器内に収集することができる創傷治療装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、創傷部から滲出する浸出液を、ホースを通じて排出しつつ、洗浄液を創傷部に供給することができる創傷治療装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2003-521962号公報
特開2012-105841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、陰圧閉鎖療法に用いる創傷治療装置では、強い吸引力を発揮できる真空ポンプ等を吸引手段として採用するため、電源が必要であるという問題と、装置全体の重量が非常に重く、サイズも嵩張ってしまい、患者の動きが制限されてしまうという問題があった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、電源が不要で、かつ、患者の動きを制限しにくい創傷治療装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、以下の態様を包含する。
【0009】
[1]一端部が患者の体内に挿入され、前記体内で生じた浸出液を体外へ移送する移送管と、前記体外において前記移送管の他端部に接続され、前記浸出液を前記移送管を通じて内部に吸引する手動式の吸引ポンプとを備え、前記吸引ポンプは、外圧による変形後の弾性回復により内部空間を陰圧とし、前記体内の前記浸出液を前記移送管を通じて前記内部空間へ吸引し収容する収容部と、開閉自在に設けられ、前記収容部の前記内部空間の流体を排出可能な排出部と、前記移送管との接続箇所に設けられ、前記収容部の前記内部空間から前記移送管への流体の逆流を防止する逆止弁とを備え、前記移送管の内部には、前記一端部と前記他端部とを結ぶ浸出液の流路が形成されており、前記移送管には、前記一端部および前記他端部にそれぞれ形成された端部開口部の他に、前記流路にアクセス可能な第1開口部が形成されている、創傷治療装置。
【0010】
[2] 前記移送管は、一端部が患者の体内に挿入されるドレーンと、前記ドレーンと前記吸引ポンプとを接続する中継チューブと、を備え、前記ドレーンは、前記中継チューブに接続された状態と、前記中継チューブとの接続が解除された状態との間で切り換え可能となっており、前記中継チューブに接続される前記ドレーンの他端部に、前記第1開口部が形成されている、[1]に記載の創傷治癒装置。
(【0011】以降は省略されています)
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