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公開番号
2024152645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024056277
出願日
2024-03-29
発明の名称
患部の疼痛を治療するための組成物
出願人
国立大学法人島根大学
,
学校法人帝京大学
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61K
45/00 20060101AFI20241018BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】関節の疼痛に対する新規治療薬を実現することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る患部の疼痛を治療するための組成物は、ATP受容体遮断薬を含み、前記患部に注射投与によって投与され、前記患部は関節である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
患部の疼痛を治療するための組成物であって、
前記組成物は、ATP受容体遮断薬を含み、
前記患部に注射投与によって投与され、
前記患部は関節である、組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記ATP受容体遮断薬の少なくとも一部を封入した、徐放性を有する粒子を形成する生分解性ポリマーをさらに含む、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記生分解性ポリマーは、乳酸・グリコール酸共重合体、ポリグリコール酸、およびポリ乳酸からなる群から選択される少なくとも1種である、
請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記粒子は、リポソーム、エマルジョンおよびサスペンジョンからなる群から選択される1種以上の形態である、
請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
前記粒子の平均粒子径は、100nm以上、30μm以下である、
請求項2に記載の組成物。
【請求項6】
前記ATP受容体遮断薬は、P2X
7
受容体遮断薬を含む、
請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記疼痛は、変形性関節症、痛風、およびリウマチからなる群から選択される少なくとも1種に随伴する症状である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記粒子は、前記関節に注射投与された場合、該関節の関節腔内における前記ATP受容体遮断薬の遊離薬物濃度が300nM以上で1週間以上維持されるための放出速度を有している、
請求項2に記載の組成物。
【請求項9】
前記注射投与は、1週間に1回以下の頻度で行われる、
請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記ATP受容体遮断薬は、前記患部における疼痛の原因部位において発現しているATP受容体に対する選択的な遮断薬である、請求項1に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、患部の疼痛を治療するための組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
日本国内の変形性膝関節症(以下、「膝OA」)患者の数は約2000万人と推定されており、関節リウマチ患者の数(70万人)の約30倍にのぼる。膝OAは、整形外科の中で治療が必要な患者数が多い疾患の一つである。
【0003】
膝OA治療の基本は鎮痛であり、現在、疼痛で外来を受診した膝OA患者のうち、進行が初期の患者に対しては、ヒアルロン酸(以下、「HA」)製剤やステロイド剤などの関節内注射が行われている。
【0004】
非特許文献1には、関節液検体中のATP量と関節痛の程度との相関性について記載されている。特許文献1には、関節炎症患者の関節液検体中のATP濃度またはATP量を測定することによって、関節痛の程度を評価する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-186183号公報
【非特許文献】
【0006】
Kumahashi et. al.," Correlation of changes in pain intensity with synovial fluid adenosine triphosphate levels after treatment of patients with osteoarthritis of the knee with high-molecular-weight hyaluronic acid", The Knee,p. 160-164,2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のヒアルロン酸製剤は薬効が短期間であり、除痛は緩徐で且つ軟骨保護作用の効果も少ないため、通常無菌状態である関節内に週1回、5回連続投与する必要がある。このため、頻回な注射による患者への負担と、関節内投与に伴う関節内の感染のリスクが課題であり、関節の疼痛の治療により有効な薬剤が求められている。
【0008】
本発明の一態様は、関節の疼痛に対する新規治療薬を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、P2X
7
受容体遮断薬が、関節の疼痛に対して、優れた除痛効果と軟骨の変性予防効果とを併せ持つ新規治療薬と成り得ることを初めて見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明の一態様に係る組成物は、患部の疼痛を治療するための組成物であって、前記組成物は、ATP受容体遮断薬を含み、前記患部に注射投与によって投与され、前記患部は関節である構成である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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