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公開番号2025085509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199431
出願日2023-11-24
発明の名称測定機器および工具ホルダ
出願人国立大学法人島根大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01B 5/00 20060101AFI20250529BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定対象のひずみを精度高く測定する。
【解決手段】測定機器(1)は、ひずみゲージ(2)と、第1の側面(31)にひずみゲージ(2)が取り付けられた本体部(3)と、を備え、工具ホルダ(100)の孔(101)に収容された状態において、第1の側端部(34)、第2の側端部(35)および第3の側端部(36)のそれぞれが内壁面(102)と接触する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ひずみゲージと、
平面形状の側面を1つ以上有し、前記平面形状の側面のいずれか1つ以上に前記ひずみゲージが取り付けられた本体部と、を備え、
前記本体部は、前記ひずみゲージの測定対象に形成された円柱形状の孔に収容された状態において、前記平面形状の側面の長手側の辺を含む2つ以上の側端部が前記孔を形成する前記測定対象の内壁面と接触する、測定機器。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記本体部の外形が略四角柱形状である、請求項1に記載の測定機器。
【請求項3】
前記本体部の外形が略三角柱形状である、請求項1に記載の測定機器。
【請求項4】
前記ひずみゲージは、前記本体部が前記孔に収容された状態において、前記内壁面と離間している、請求項1に記載の測定機器。
【請求項5】
前記本体部は、前記孔に収容された状態において前記内壁面に固定されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の測定機器。
【請求項6】
前記本体部が前記孔に収容された状態において、
前記ひずみゲージが取り付けられた前記平面形状の側面と前記内壁面との間の空間に接着剤が充填されており、
前記ひずみゲージが前記接着剤に埋まっている、請求項1から4のいずれか1項に記載の測定機器。
【請求項7】
測定機器を備えた、工具を保持する工具ホルダであって、
前記測定機器は、
前記工具ホルダのひずみを測定するひずみゲージと、
平面形状の側面を1つ以上有し、前記平面形状の側面のいずれか1つ以上に前記ひずみゲージが取り付けられた本体部と、を備え、
前記本体部は、前記工具ホルダに形成された円柱形状の孔に収容された状態において、前記平面形状の側面の長手側の辺を含む2つ以上の側端部が前記孔を形成する前記工具ホルダの内壁面と接触する、工具ホルダ。
【請求項8】
前記本体部が前記孔に収容された状態において、
前記ひずみゲージが取り付けられた前記平面形状の側面と前記内壁面との間の空間に接着剤が充填されており、
前記ひずみゲージが前記接着剤に埋まっている、請求項7に記載の工具ホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定対象のひずみを測定する測定機器、および前述の測定機器を備えた工具ホルダに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、測定対象のひずみを精度高く測定するための技術が研究開発されている。例えば、特許文献1には、スクリュー状の本体と、本体の一端に設けられた長方形柱体と、長方形柱体の側面に取り付けられたひずみゲージと、を備えた切削力検出器が開示されている。この切削力検出器は、切削加工機の刃物取付け台に形成されたねじ穴に長方形柱体が挿入された後、本体が締め付けられることにより、刃物取付け台に対して固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案第3039407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された切削力検出器は、長方形柱体が刃物取付け台のねじ穴と離間しており、切削力の発生に起因するねじ穴の変形に追従しない。そのため、ねじ穴の変形の影響が長方形柱体を介してひずみゲージに伝わることが無く、結果、ひずみゲージから精度の高い測定結果を得ることが困難であった。
【0005】
本発明の一態様は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、測定対象のひずみを精度高く測定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る測定機器は、ひずみゲージと、平面形状の側面を1つ以上有し、前記平面形状の側面のいずれか1つ以上に前記ひずみゲージが取り付けられた本体部と、を備え、前記本体部は、前記ひずみゲージの測定対象に形成された円柱形状の孔に収容された状態において、前記平面形状の側面の長手側の辺を含む2つ以上の側端部が前記孔を形成する前記測定対象の内壁面と接触する。
【0007】
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る工具ホルダは、測定機器を備えた、工具を保持する工具ホルダであって、前記測定機器は、前記工具ホルダのひずみを測定するひずみゲージと、平面形状の側面を1つ以上有し、前記平面形状の側面のいずれか1つ以上に前記ひずみゲージが取り付けられた本体部と、を備え、前記本体部は、前記工具ホルダに形成された円柱形状の孔に収容された状態において、前記平面形状の側面の長手側の辺を含む2つ以上の側端部が前記孔を形成する前記工具ホルダの内壁面と接触する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、ひずみゲージが本体部を介して測定対象のひずみを精度高く測定できるだけでなく、ひずみゲージの測定対象に対する向きを容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る測定システムの機能的構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る測定機器の主要構成を示す図である。
符号301および302は、図2に示す測定機器が工具ホルダの孔に収容された状態を示す図である。
符号401から404は、図2に示す測定機器の変形例を示す上面図である。
符号501は、本発明の一実施例に係る試験方法を示す図面代用写真である。符号502は、符号501に示すアクリル板のV-V線矢視断面図である。
符号601および602は、本発明の実施例に係る測定機器の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔1.測定システムの構成〕
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る測定システムSTの構成について説明する。測定システムSTは、測定対象のひずみを測定するためのシステムである。図1に示すように、測定システムSTは、工具ホルダ100と、無線通信ユニット200と、情報処理装置300と、で構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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